ドアを開けたら六甲山が笑っていた。 緑萌える山を俳句の季語で「山笑う」という。 こんな日は年に数回しかない。 お山に行きたいね、とヒロが言う。 ごめん、今日も明日も仕事だ。 初夏、文字に書きたい季節。 はつなつ、声に出したい季節。 外科クリニック…
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