目覚ましラジオの天気予報が近畿地方は一日中晴れて暑くなると告げる。
朝、僕の部屋に入るとユリの花が香る。息苦しくなるほどに強い。
…日曜の『泥の夜』ライブでsasaiというデュオを聞いた。
おじさんに混じって若くて爽やかなハーモニーは泥沼に咲く蓮の花のようだった。
本来はsanisaiという女性を加えたトリオらしい。
セルジオに『アネモネ』という曲の入ったミニアルバムを貰った。
彼らがステージで渚ゆうこの『京都慕情』を歌った。
インディーズ時代にカバーした曲らしい。
僕にとって京都歌と言えば、この「慕情」と「なのにあなたは」の2曲が双璧だ。
のちに加川良の『下宿屋』で、京都の秋の夕暮れは、を知ることになる。
1970年の夏休みのこと。
中学2年の時、クラスの仲間6人くらいと愛知県から大阪の万博を見に行った。
中学生だけで行く初めての一泊二日の冒険行だった。
泊まったのは京都、僕の遠い親戚にあたるお寺だった。
『京都慕情』はその旅のテーマソングみたいなものだった。
たそがれの河原町、夕焼けの高瀬川、燃えてる嵐山、夕闇の東山と桂川…。
sanisaiの透明感のある『京都慕情』は新鮮だった。
WEBで調べると、ストリーミングでまるごと聴ける。
「パソコンへ転送」をクリックするとmp3が無料でダウンロードまで出来てしまった。
いいのだろうか?
http://nicosound.anyap.info/sound/sm6607470
元祖はこちら。
http://nicosound.anyap.info/sound/nm3906040
…先月の29日に16歳のジリオラ・チンクエッティに心奪われた。
釧路のおじさんを始め、Over50 殺しの可憐さでした。
またYou-Tubeサーフィンをしていると去年の映像を見つけた。
フランスのテレビ番組に出演した(推定)61歳のジリオラ・チンクエッティ。
『雨』と『NON HO L'ETÀ』(夢見る想い)を歌う。
美しいことに驚く。
16歳と61歳の映像を見比べる。
そこに45年のギャップを感じるかどうか。
少なくとも天地真理のような落胆はない。
いや、落胆どころか…!
フランス版の想い出のメロディーみたいな番組でしょうか。
やたら前置きが長いが、『雨』を歌ったあとでフランス語で司会者と話す。
いやあ、いつまでもお若くて、なんて話してるのだろう。
イタリアの女性って歳をとると太るっってイメージがあったけど…奇跡のようです。
http://www.youtube.com/watch?v=h7sKeL19fJg&feature=related
16歳、ユーロビジョンコンテストでコールされて登場するシーンが初々しい。
階段を下りて手を後ろに組むポーズがたまらないっす。
http://www.youtube.com/watch?v=h7sKeL19fJg&feature=related
…東映試写会で『モンスターvsエイリアン』を見る。
ドリームワークスの3Dアニメです。
試写室は補助席が出るほどの盛況でした。
かわいいアニメ映画、過去のSF、怪獣映画へのオマージュが散りばめられている。
「未知との遭遇」「E.T.」「キングコング」「恐怖のハエ男」「ゴジラ」「モスラ」等々。
こういう映画の映像世界を生み出すイマジネーションって凄いと思う。
僕なんかが考えたらうすっぺらいものしか出てこない。
…遅い昼食はカレーうどん。
駅前第3ビルの地下にある讃岐うどんの『うどん棒』。
和風だしにスパイシーな正統派カレーうどん。
具はたっぷりの牛肉と薄揚げとネギ。
箸が重いほどにトロみあり。
2ビルにある『四国うどん』と迷ったけどカレーうどんに関してはこっちが正解でした。
世の中にはいろんな人がいる。
うどん屋やそば屋に入ると必ずカレーうどん(そば)を食べるという人がブログを書いている。
この人の主食はカレーうどんなのだ。
http://blog.goo.ne.jp/manmanchan_ann_1221
大阪南部が中心だけどこれだけ食べてると参考になります。
でも、カレーうどんの吸引力って何なんでしょう?
美味しいカレーうどんが食べられる国はおそらく地球でこの国だけでしょう。
今日もまた食べたくなります。
(写真は「うどん棒」のカレーうどんではありません。ぷよねこ家の自家製、麺は稲庭うどん)
『うどん棒』のカレーうどん、旨かった。
旨かったけど、治りかけだった口内炎を刺激してしまった。
アカンがな。
最近、自分の中のカレー率が上昇しているような気がする。
一昨日も「なか卯」でカレーうどん食べて、ライブのあとにカツカレー食べたし。
カロリーのこと考えると週1くらいにしたい。
そういえば A部氏のインディアンカレー率も上昇傾向にあるようだ。
…Podcast『大竹ラジオ』のゲストは広瀬隆氏。
昔『東京に原発を』とか『危険な話』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』を読んだなあ。
郵政民営化は小泉がやったというけれど、あれはアメリカの金融資本の要求だったという。
日本人の莫大な預金を弱肉強食の市場に出せ、と迫った結果だった。
恐ろしいことにすでにマーケットに出てしまった。
手負いのウォール街の金融怪獣どもの餌食になるのだ。
新刊『資本主義崩壊の首謀者たち』(集英社新書)
広瀬隆、久々に読んでみよかな。
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それにしても15兆4千億の補正予算。
こんなむちゃくちゃな予算があっただろうか。
それがもう通過してしまう。
在庫一掃、官僚のやりたい放題、
財政発動ということで、この際ドッカーンと行きましょうや。
100年に1回の危機でっせ。
この際、諭吉刷りまくりまっせ。
官から官(省庁から独立行政法人)へ金が動くだけで、民間には10%も流れないとか。
10年後、あのときの予算が元凶だったと言われること必至。
誰か止めてくれ!
ナダルは31で止まったが、イチローは25でも止まらない。