2009/6/9 笛を習う。

8時起床、今朝は隣にヒロが寝ている。
寝る前に枕元に置いたぬいぐるみも横たわっている。
曇り空、ゴミ捨てに出る。


案の定、体重増加。
また74キロになる。
いまこのヒマな時に節制しないでいつする?
ヒマでない状況に再びなるかが不安で自己コントロール出来ないって?
誰か叱ってください。


近畿地方が梅雨入り。


…ジョギングをどうにかこうにか終える。
飲んだ翌日はやっぱり疲労感があってスタートが切れない。
いいわけを探す。
何でもいいわけに出来るし、そんなもんないと思えばないものなのだ。
歩いてもいいやと自分に言い聞かせてなだめすかして走り出す。
ふらふら、だらだらと走る。
確かに体調はよくない。
やめよかな。
あそこまで走ったら歩こう。
歩く。
走れるかも。
走る。
そんなことしてるうちにエンジンが暖まってくる。
走りきってしまう。
よくやった。
腕立て伏せと腹筋はパスだ。
ちっとは甘やかそう。


僕の太ももの筋肉は頑丈で良質らしい。
ストレッチを少しぐらいサボっても痛めることはなかった。
でも、さしもの優等生キンニくんもそろそろヤバいかも。
つったり、痙攣したり、疲労がとれなかったり。
ちゃんと手入れしないとダメです。


ジョギングコース、跳ね橋へ上る坂道にビヨウヤナギの黄色い花が咲く。


 君を見て びようやなぎ 薫るごと 胸騒(むなさわぎ)をおぼえそめきに 北原白秋

     
  
トイレにかけてある花暦のカレンダーに白秋のこの歌が書いてある。
もう10年近くかけっぱなしなので覚えてしまった。
この花の盛りは短い。
枯れて茶色になっている花も混じっている。
もうすぐクチナシが咲くころだ。


…今朝のメニュー。
ご飯、タマネギとうす揚げの味噌汁、鮭の西京漬け、エンドウ豆の卵とじ
白菜とエノキとベーコン炒め、でした。

    



…午後から京都にて『笛教室』@アイリッシュパブ 「フィールド」
烏丸通りから東入ル、あの錦市場の先にあります。
生まれて初めて受ける音楽のレッスンです。


18時前、まだ開店して間もないパブには客は誰もいない。
笛教室に来たんですが…、と言うとTシャツを着たスタッフの女の子が案内してくれる。
美人ですごく感じがいい子で、ちょっと得した気分になる。


パブの上階が音楽スタジオになっている。
部屋からはヴァイオリンの音色が聞こえてくる。
狭いロビーで少し待つとほどなく金子鉄心先生が登場。
ワイルドバンチのライブでお会いしました、と挨拶する。
鉄心先生は各種ウイッスルとイーリアンパイプス持参です。
目の前でひょいとテンポのいいダンス曲を吹いてくれる。
よ、笛吹師!


いっしょにレッスンを受けるお仲間はおばちゃん二人。
全くの初心者は僕だけのようだ。
基礎の基礎、音階を2オクターブ出すところから始まる。
高音がうまく出ない。
運指(指の運び)よりも安定して音を出すのが難しい。
どうしても破裂音みたくなってしまう。
この音階練習を40分くらい。


楽譜のコピーを渡される。
練習曲は『サリーガーデン』だった。
これもAメロはいいのだが、高い音のBメロがうまく吹けない。
最後に鉄心先生が見本を吹いてくれる。
目の前でプロの演奏が聴ける。
これは贅沢です。


1時間でレッスン料1000円也。
しばらくはこの京都の教室へ通おうと決める。
交通費込みでもレッスン料も安いし、何より京都へ来るのは楽しい。


ちなみに練習曲の『Down by the Sally Garden 』はこんな曲です。
演奏しているのは北ドイツの青年。
 http://www.youtube.com/watch?v=VNn1cg3DiFE
     


セルジオのギターと合わせてこの『フォレストガンプ』が吹きたい。
でも、これキーがDの笛じゃないんだよな。(B♭の笛が手に入るのかな?)
黒髪の彼女がチャーミングです。
(この動画の発信地はブラジル)
 http://www.youtube.com/watch?v=-dxMc8zMIGM
     


こんなダンス曲が吹けるようになりたい。(志は高く!)
(この人はデトロイトに住む神父さん)
 http://www.youtube.com/watch?v=J22js2139y8
     



…7時過ぎ、錦市場もたいていに店は閉まっている。
路地にはほんのりと灯りがともる。
雰囲気のいい店が並ぶ。
でも、一人で入るような店ってなかなか無い。
湿気があって蒸すので銭湯へ入る。
『錦湯』と暖簾にあるレトロな銭湯。
昔のままの脱衣場、CDデッキからジャズが流れている。
スローな「マイ・ファニー・バレンタイン」、趣味のいい演奏。
思いっきり熱い湯で覚醒する。


笛を習ってお風呂ですな。
まあ、みごとな極楽とんぼの無職暮らし。
ビールでも飲みますか。


今日は錦あたりを歩く女性がみんなキレイに見える。
時々、そういうことってありますよね。
アイリッシュパブのスタッフも、居酒屋の客引きの女性も、
スターバックスや書店のスタッフも。
単なる色ボケおやじなんだろうか。


また、京都来よう!

   


…阪急電車で梅田へ帰る。
Podcastの『大竹ラジオ』でゲストが夏目房之介が新刊『本デアル』を紹介する。
この本に吉本隆明のあのフレーズが書いてあったのだ。


「たくさんの偶然にないまぜられた必然が、きみを今の境涯に連れていったとしたら、
 きみはそこを逃れられないし、また逃れる必要もないのだ。
 わたしたちはそのようにできあがっている。
 それがわたしたちのたたかう場所である」 
               (吉本隆明『前衛的コミュニケーションについて』)



阪急の駅構内にあるブックファーストでこの『本デアル』を買ってしまう。
他にも硬軟とり混ぜた本が簡潔に紹介してある。
夏目房之介は水木しげるの大ファンで実際に会ったそうである。
バリ島へ行った話をすると、今まで眠そうにしてた水木さんがガバっと立ち上がり、
夏目氏の真正面に来て、顔を近づけて言ったそうだ。
「あそこは妖怪1000匹おったですか?」
僕も水木しげるの『ねぼけ人生』という自伝を読んだがあれは傑作だった。
世の中にこんな面白い人がいたんだと驚いた。

本デアル

本デアル


ついでにもう2冊買う。
増田俊也『シャトゥーン ヒグマの森』(宝島社文庫)と、
佐藤啓子『赤レンガ近代建築 〜歴史を彩ったレンガに出会う旅〜』(青幻舎)。
大好きな動物パニック小説と大好きな赤レンガ建築のガイドブック。
このレンガ本に載っている場所に僕はけっこう行ってるなあ。
お、門司のビール工場跡も載っている。
あれは見る価値のある巨大レンガ建築でした。
2007/1/22付のぷよねこ日記  http://diary.cgiboy.com/d01/shiohiro/index.cgi?y=2007&m=1#22
世界にはもっと巨大なレンガビルがあるんだろうな。
 

シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

赤レンガ近代建築―歴史を彩ったレンガに出会う旅

赤レンガ近代建築―歴史を彩ったレンガに出会う旅