09/6/16 アート・ペッパーの想い出

http://www.youtube.com/watch?v=94FtFM1RxgE&feature

寝坊、ゴミ捨て、モーニングコーヒー
体重73.70キロ。


…数日前、NHKラジオ深夜便」からアート・ペッパーの解説が聞こえてきた。
流れて来たのは、You'd be so nice to come home to (帰ってくれて嬉しいわ)
1957年1月19日 ロサンゼルス録音。
アルバムタイトルは『Art Pepper meets The Rhythm Section』
僕の生まれる一ヶ月前の演奏だ。
当時、西海岸のスターだったペッパーと東海岸ニューヨークのリズム隊。
プロデューサーの仕組んだセッションだろう。


アート・ペッパーというサックス奏者はね、とヒロに話してきかせる。
男前で、若くしてスターになって、薬物中毒になって、復活して…。
話しているうちに無性にペッパーが聞きたくなった。


で、今日の日記のタイトルに「アート・ペッパーの想い出」などと書いてみる。
何か心温まるエピソードとか物語があるわけではないですよ。
ブログ形式にすると変に構えてしまうなあ
日録、忘備録くらいのつもりなのだからタイトルは日付だけにすべきだな。
今日は何した、何読んだ、何見た、何食べた、何飲んだ、でいいのだ。


アート・ペッパーはそれでも僕にとって特別なジャズマンだった。
ジャズ聞き初めし頃、周囲はみんなペッパーのファンだった。
彼のアルトサックスとソニー・ロリンズのテナーを聞くことが多かった。
対極的な音だった。
でも、二人とも日本のジャズファンに人気があったのだ。
1977年にペッパーが金沢にやってきた。
冬の北国講堂(ほっこくこうどう)のコンサート。
記憶はおぼろげだ。
僕がそのライブを聴きに行ったのか、別の人だったのかも忘れてしまった。


全盛期は若き日だと言われているが僕は晩年も好きだ。
思いっきりドライブする「Surf Ride」や「Straight Life」の入った
80年代の『ストレート・ライフ』が僕にとってのベストアルバム。
スローの「Nature Boy」もいい。

Straight Life

Straight Life


どのアルバムに入っていたかは忘れたけど「Over the Rainbow」もいい。
夏の暑い日、カーテンを閉めて部屋を暗くしてこれを聞く。
冷たいウォッカソーダを何杯も飲んだりしてトリップするのだ。
(って、単に泥酔していくだけなのですが)

http://www.youtube.com/watch?v=LWihboDSrdg


昨日からアート・ペッパーばかり聞いている。

 
   


東映試写室で『不灯港』(内藤隆嗣 監督)を見る。
ぴあフィルムフェスティバルに入選した20代の監督のデビュー作。
客の入りはほぼ満席、期待して見たのだが…。

ハードボイルドな喜劇、らしい。
寂れた港町で繰り広げられる、不器用な男 万造の恋の顛末を描いた、
しびれて、笑える、ハードボイルドな喜劇。
僕はほとんど笑えなかった。

主人公をはじめとする登場人物はほとんど笑わない。
喜怒哀楽の感情を顔に出さない。
こういうところがハードボイルドなのだろうか。
フィンランドアキ・カウリスマキの路線を狙っているのだろうか。
あれには何度もくすっと笑ったが…。

試写室では女性の笑いが聞こえた。
もしかしたら海外で受けるかもしれないなあ、と思った。
途中で眠ってしまった。
これ金払って見たらちょっと不機嫌になるな。

気になったこと。
日本のどこかの港町なのに、主人公の話す言葉が標準語なのだ。
(協力クレジットに千葉のちくら漁港とあった)
その標準語も、芝居やコミックのような標準語なのだ。
何とも思わない人はいいのだが、僕はすごく引いてしまいました。
漁師はこんな話し方しねえだろ、と。

方言や訛りというのは大事だと思う。
土曜に飲んだDさんは友川カズキの口調を真似るのが上手かったなあ。
「オレの歌は余興なのよ」(だったっけ?)
そうえば友川カズキの新作のライナーノーツはDさんが書いたとのこと。