09/6/21 簡潔でありたいと思う。

昨日は書き過ぎた。
男の日記というのは登山の手記のように簡潔でありたいと思う。
業務日誌のようにドライでありたい。
野田知佑の『日本の川を旅する』にこんな記述がある。


 テントの外で夜通し鳥が鳴いた。
 屈斜路湖畔の第一夜。
 北海道の夏は午前3時には東の空が明るくなる。
 焚き火を起こし、熱いコーヒーを啜った。一面の濃霧。
 七月だが朝夕はセーターにジャンパーを着込むほど寒い。
 八時頃、雲が晴れて青空がのぞいた。
                     (「釧路川」の章より)


かくありたい。
昨日の日記ならこんな感じだろうか。


 午後からヒロと手嶌葵のコンサートに行く。
 新快速でJR竜野駅で降り、殺風景な国道沿いを歩く。
 会場はたつの市アクアホール。
 ヴォーカル、ピアノ、ギターと至ってシンプルな編成。
 手嶌葵の歌はなんと耳に心地よいことか。
 控えめで、囁くような声、息づかいが伝わる。
 歌に力が宿っている。
 彼女の声をフルートにようだと言う人がいる。
 澄み切った単音ではなく、風切り音の混じった人間の声。
 静かで気持ちいいコンサートだった。
 満足して暗い道を駅まで戻る。


理想としては、眼鏡堂通信や佐々木譲の忘備録あたりか。
でも、日録メモとしてのちのち読み返すと、実はつまらないことの方が貴重だったりする。
マックスバリューでミニ稲荷を食べたことやどんな缶ビールを飲んだかとか、
元町まで昼得きっぷで乗ったら、正規運賃より高くついたとヒロの機嫌が悪くなったとか、
ぬいぐるみのてん&モルをトートバッグに入れて連れてったこととか、
会場での注意事項のアナウンスを手嶌葵本人がやってて驚いたとか…。

簡潔でありたい、と書いたのに、また上書きしている。


…朝、雨は降っていないのに梅雨を感じる。
空気に湿り気がある。
8時前に起きる。
今日は夏至、英語で(また忘れてしまった)…the summer solstice。
日本語の方が美しいな。
半夏生(はんげしょう)という言葉もいい。
これは夏至から11日目を言う。


体重73.95キロ。


MLB中継はボストンとアトランタ交流戦
松坂が先発ローテはずれたらしい。
ボストンのマウンドは19番ベケットが投げている。
またベケットだ。
中継の巡り合わせだろう。
僕が見る時にはボストンはベケットヤンキースペティット
マリナーズはウォシュバーンがいつも投げているような気がする。


…午後から局で素材のチェック。
なかなかイメージが沸かない。
7時過ぎまで頑張って、A木と先週行った京橋の鴨つけ麺の店へ行く。
瓶ビールと焼きトウモロコシ。
ディーバーの長編『スリーピング・ドール』を読む。
ラーメンのつけ麺並で鴨肉倍づけを食べて汁を飲んだら気持ちが悪くなる。
年齢を考えて脂分はほどほどに。


…帰宅するとamazonから『サイクリング・ブルース』が届いていた。
いったんは在庫切れだった忌野清志郎の自転車本、というか写真集かな。
僕が沖縄本島1周したのは1980年代だったろうか。
あのときはどうやって自転車を運んだのだったか。
無償配布の藤島大『友情と尊敬』(スズキスポーツ)も届く。