09/7/28 「最悪」の心理テクニック

朝、ラジオから女性ヴォーカルが流れている。
歌が終わりDJが曲名を紹介する。
砂川恵理歌の「一粒の種」という。
ホームページを覗く。
沖縄のシンガーらしい。
介護の仕事の経験がある人。
歌の解説が載っている。


 ある末期がん患者が最期に残した言葉
 「一粒の種でいい。人間の種になって生きたい」
 歌はこの言葉から生まれました。


PVを見る。
感傷的になる。
若い頃はおそらく感じるセンサーがなかった類の感情が沸く。
自分が消えてなくなったあとの世界。

     http://www.youtube.com/watch?v=6WceaHqvmxc
     
     


神戸1.17ライブ版。たぶん長田の商店街。
PVよりこっちの方が好きです。

     http://www.youtube.com/watch?v=ynUtYZhwHtI&feature
     




…2日ぶりの家めし。
鯖の塩焼き、オクラ、ジャガイモ入りオムレツ、味噌汁、ご飯一膳。
今日はニュースデスクと特番の編集。


特番に新たにスポンサーがつきそうとプロデューサーからメールが入る。
石川遼恐るべし。
内容がイマイチで視聴率が4.0くらいだったらゴメンなさい。
石川遼は登場します。
でも、今だから話せる秘話とか、密着取材とか、マル秘映像とかはありませんよ。


…編集始まる。
美味しいものを食べて申し訳ないのだが出張疲れはある。
身体がシャキッとしない。
みんな50を越えるとそんなもんなのだろうか。
年代物の中古車にだましだまし乗っているようなもの。


最悪の事態になってしまった、といったん受け入れてから仕事を進める処世術。
インタビューの音声が録れていない。
映像の使用が制限される。
内容がうすっぺらい。
ナレーションが間に合わず、やっつけ仕事になる。
編集したテープを消してしまう。(これは困る)
冷泉彰彦氏のメールマガジンで読んだのだが、ヤンキースファンも同じ考え方をするらしい。
(ニューヨーカーだったかな、アメリカのインテリ層だったのか記憶は曖昧)
松井が手首を骨折した時のコラムだった。
多くのファンは「打点100が消えた。もうシーズンは絶望的だ」と先ず考えるのだそうだ。
その後、事実が明らかになっていくと「良い見通し」が増えていく仕掛け。
逆に「希望的観測」を持ってしまうと、その後「事実」を知らされるたびに落ち込む。
これは一種の心理テクニックだ。
そうそう思い出した。
もともとはデール・カーネギーの言葉だった。
アメリカ人が処世術にしても何ら不思議は無い。
出典は「道は開ける」だ。


  もし悩みの種を抱えているならば、ウィリス・H・キャリアの公式を使って、
  三つのことをやってみるべきだ。
  1.「起こりうる最悪の事態はとは何か」と自問すること。
  2.やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
  3.それから落ち着いて最悪状況を好転させるよう努力すること。


僕らの仕事なんて…と思う。
誰も死なない。
いつか終わる、しかも近いうちに。
あるいはこう思う。
すべて順調に行った仕事なんて今まであったか?
トラブルに遭ってからが本当の仕事。
仕事の80%はトラブルの処理なのだ。


こんなことを書いていると、大変な仕事ですね、と思われるかも知れない。
実は何のトラブルを抱えているわけでもない。
単に面倒だなあ、と思う心がいろいろと予防線を張っているだけ。
単なる怠け者ですから本気でとらないで下さい。
仕事無いと困るけど仕事好きじゃないです。
どーしようもない質で。


さて、番宣の編集から始めよう。
意外に手こずる。


…夕食は出前のカレーうどん、750円也。
よくよく考えるとカレーうどんが750円って高い。
局の食堂で食べたら300円くらいのものだ。
もちろん店の方が美味しいけど価格で2倍半するほどの差はないと思う。
うーむ、ちょっと考えてしまう。


出前してくれるBという店の価格設定。
あれ?と思うことがある。
親子丼650円。
で、木の葉丼は680円で30円高い。
使用している具材の差は、鶏肉と蒲鉾のはず。
鶏肉より蒲鉾のが高いのだ。
そんなものなのだろうか?
あんかけうどんも650円くらいする。
うどんと餡と生姜だけなのに…。


ちなみに金沢では「たぬきうどん」とは「あんかけ」に刻んだ薄揚げが入っているものを言う。
関西では「たぬき」は蕎麦のことで、「たぬき」と「うどん」は同居しない。
秘密のケンミンショーみたいな話ですが。


阪神が延長戦でニュースデスクの仕事が終わったのが23時半過ぎ。
久々にタクシーで深夜帰宅となる。


ラグビーワールドカップが日本に決まったよ、とヒロ。
大丈夫だろうか、盛り上がるだろうか、なんて考える前に自分のことを想像する。
2019年か…62歳か。


世界水泳200m自由形フェルプスが負けた。
前にあんな水着はダメだよ、禁止すべきだとラジオで俳優のきたろうが言ってた。
聞いた時には同意しなかったが、最近何とかしないとと思ってしまう。
世界記録を出して当然?
選手も苛つくだろう。


スポルティーバ」のコラムだったかにこんな話があった。
あるライターが大枚6万いくら払ってレーザーレーサーを購入した。
彼は学生時代は体育会系のスイマーだった。
40過ぎてマスターズに大会に出ようかな、と思い立った。
着るのにすごく苦労したが、泳いだら自己ベストが出たらしい。
40過ぎで自己ベストの異常さ。


背泳ぎの古賀と入江を見ようとソファに寝転ぶ。
スタート直前に眠りに落ちる。
目が覚めたら古賀が優勝インタビューを受けていた。
レースを見落とした。