昨日深夜、古橋広之進の訃報を知る。
享年80、ローマでの突然死らしい。
客死、というのだろうか。
フジヤマのトビウオ、ローマに死す。
古橋広之進の伝説にオリンピック少年だった僕は目頭を熱くした。
日本がオリンピック参加することを許されなかった戦後、
ロンドン五輪の決勝と同じ日同じ時刻に日本選手権を開催したという演出に驚く。
神宮プールでの驚異的な世界記録更新、のちに漫画『栄光なき天才たち』で感動が甦った。
のちに選考問題で強権を奮い問題になった。
ヒロはあの時、千葉すずの落選に本気で怒っていた。
今は、どっちもどっちやなあ、と怒りは収まっている。
フジヤマのトビウオ、というキャッチは悪くない。
世界記録33回更新、キャッチというのはこれくらいの選手にこぞ与えられるのだと思う。
晩年の風貌は「昭和の生き残り」を体現している。
昔はこんな堂々たる老人がいた。
産経新聞の記者、青山綾里が追悼文を書いている。
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090802/oth0908022106009-n1.htm
青山綾里はアトランタ五輪の女子バタフライ代表選手。
長い距離を潜行してプール中央で浮上した時はトップに躍り出る。
その年の世界最高タイムを出し中学生で金メダル候補だった。
1996年の夏だった。
メダルの夢破れて大好きな京都のおばあちゃんの家に帰ってきた彼女を取材したことがある。
まだ14歳、中学生だった。
嫌がる彼女を無理に頼み込んでおばあちゃんと賀茂川べりを歩いてもらった。
記者になった彼女はその時のことを憶えているだろうか。
今も僕はおばあちゃんが作った綾里ちゃん応援Tシャツを持っているよ。
…今日も朝がゆ。
これで5日連続だ。
今日は小ぶりのハタハタ塩焼きが旨い。
…今日からスタジオで編集。
10時から18時まで白素材(スーパー等の入っていないもの)を完成させる。
エンディングの曲を音効のTさんにリクエストする。
チーフタンズとエルビス・コステロが歌う『Long Journey Home』。
後半は重厚でかつ寂寥感のあるコーラスになって胸が熱くなる。
17歳、今まさに途上にありて、荒野を行く。
いいかもしれない。
http://www.youtube.com/watch?v=HQnE3s5nbmE
一人で夕食。
ココイチでライス200グラムの夏野菜カレーを食べる。
お粥とカレーを食べ続けゲンを担いでいる。
…インターハイのサッカー2回戦。
甥っ子のタカくんの米子北が福井の丸岡高を4-0で撃破。
タカくんも1ゴール!
次は3回戦、流経大柏を破った京都の久御山と戦う。
近畿が梅雨明け。
無理矢理じゃないの?