ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

09/8/18 時差がなけりゃ意味がない。

大義にだまされてはいけない。
大義はもっともらしいし、おそらくは、正しい。
かつての戦争にも大義はあった。
例えば、アジアの列強からの解放、であるとか。
しかし、実際に行われたことは植民地化であったり、弾圧であった。
無謀な戦争へと導き、日本人300万人が死に、アジアではさらに多くの人命が失われた。
NHKスペシャル『日本海軍400時間の証言』で改めて“大義”という存在の恐ろしさを知る。
あの2度の原爆投下でさえも戦争早期終結という連合国の大義だった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090809.html


日本のエリート(官僚)たちは、勝つ見込みのない戦争をなぜ始めたのか?
番組は戦後11年に渡って秘密裏に続いた「海軍反省会」の記録を初めて明かす。
戦争を避けるべきだと考えながら、組織に生きる人間として
「戦争回避」を言いだせなくなっていく空気までも生々しく伝えている。
これって…いま、僕らのまわりにも流れている空気に似てないか?


6月に読んだ百田尚樹『永遠のゼロ』。
主人公やその戦友が語る人命軽視の無慈悲な戦場を生んだのはこの空気だったのか。


今日、総選挙公示。
大義に惑わされるな、と思う。
たとえば景気回復、エコ、地方分権、という大義。
これっておかしいと思ってても、景気回復のため、だから異議を言い出せない。
何かが犠牲になったりしても、言い出せる雰囲気じゃない。
大義は正しい、けど正しいことは大義のもとに行われないのではないか、と思う。
新型インフルエンザ騒ぎでも感じた。
田口ランディがエッセイのあとがきに書いていた。
「よいことは悪いことより複雑でつかまえにくい」と。
本当に大事なことは大義とは別なところにあるような気がする。


選挙戦。
でかい声で暴力的に大義を聞かされる数日が始める。
いいことばかりの無責任なマニフェストなんて興味がない。
でも、政権交代は必要だと思う。
問題は政権交代してから。
日本人に忍耐力があるか心配だ。
高速料金タダとか1000円とかに振り回されているのが気になる。
ラジオ(Podcast)で大竹まことが言っていた。
自民党公明党マニフェストなんて要らないんじゃないの」と。
今までの実績で勝負しろよ、と言いたいのでしょう。
同感。


9月に再放送がある。

     


…3日ぶりにプールへ行く。
身体はあいかわらず疲労感が貼りついている感覚。
のびのびと泳ぐことで疲れをとろうという魂胆だが、うまくいかないね。


自転車で5分の芦屋海浜公園プール。
回数券の値段設定がどうみてもおかしい。
屋内プール利用券は1回800円。
11回使える回数券は8000円、1回当たり727円。
5回券は3600円、1回あたり720円。
4回券もあって2800円、1回あたり700円。
つまり、回数が少なくなるほど、安くなるのだ。
普通は逆じゃないの?


僕は何も考えずに11回券を買ってしまった。
なんだか納得出来ないでいる。
あの那覇A&Wルートビアーで一番高いラージを勝ってしまった気分。
サイズで値段が違うのに、飲み放題、だったり。


…プールで泳ぎ&歩き疲れて仕事へ行く。
今日から2日連続のニュースデスク勤務。
高校野球のニュースのみ。


9時過ぎで送り終えたて天満『よしむら』へ寄ってみる。
昨日、A部氏がナレーション録り終わりで行って燗酒を楽しんだらしい。
22時過ぎに覗くとカウンターはほぼ満席。
諦めて『平蔵』で生ビールと枝豆を食べて帰る。


ヒロがバレーから帰ってくるのが12時前、遅いよお。


テンションを無理に抑えた織田裕二のベルリン『世界陸上』を見る。
男子3段跳び決勝、中継映像のカット割りが落ち着かない。
スイッチングミスがやたら多いのだ。
日本人選手は出ていないから国際映像だろう。
そういえば、シドニー五輪の時のメディア村。
他国が担当する競技の中継がミススイッチすると一斉に拍手が起こった。
多少の罪悪感を感じつつ、あの反応は素直で面白かったなあ。


でも、やっぱりオリンピックや世界選手権やワールドカップは時差があればあるほど面白い。
ジャズはスイングしなけりゃ意味がない、五輪は時差がなきゃ意味がない、だ。
国内や北京やソウルであるとどうもノリが悪い。
身体は疲れていく一方だけど。