週末はニュースデスク3連投の勤務。
快晴、暖かい。
というより汗ばむくらいの日和になる。
今日は朝から映画のモーニングショーを見に行く。
『プール』@梅田ガーデンシネマで10時40分から。
小林聡美主演、あの『かもめ食堂』と同じ雰囲気を持った映画。
舞台はタイのチェンマイのゲストハウス、そこに小さなプールがある。
でも、誰も泳がない。
穏やかなエッセイを読んでいるかのような映画。
http://www.youtube.com/watch?v=dOY2YY5IxYk
コピーに「理由なんて愛ひとつで十分だ」とある。
映画を見てもあまりピンと来ない。
でも、損したという気分にはならない。
ゲストハウスの朝の空気感は昔に自分がした旅の朝を思い出して懐かしかったし、
小林聡美の作るフライド・バナナはかりっとして美味しそうだった。
何よりも小林聡美のギターの弾き語りがいい。
自身が作詞作曲した『君の好きな花』という曲。
♪ 君の好きな花 うす紅の つんでみようか やめようか
なんだか凄く懐かしい気分になる歌。
公式ページで少しだけ聞くことが出来る。
http://pool-movie.com/
娘役を演じた伽奈というモデル出身の女の子が妙に存在感があった。
背が高くひょろっとしててショートヘアで、春高バレーの選手を思い出す。
勝手に家を出てタイに暮らす自由奔放な母(小林聡美)を何年かぶりに訪ねる娘。
その鬱屈した不機嫌な様子が棒読みみたいな台詞まわしに合う。
だんだんと存在感あるなと思えてくる。
主題歌はハンバート・ハンバートが歌っている。
…土曜日、デスクにいてもスポーツ中継三昧。
ソフトボールに男女ゴルフ、フィギュアスケートのNHK杯、カーリング、日本シリーズ。
ゴルフ中継で実況アナが飯島茜を明らかに飯島愛と言い間違えていた。
今、飯島愛って言ったよね、とY記者と顔を見合わせる。
でも、なんと言ってもニューヨークのゴジラ松井のパレードだ。
…おととい図書館で借りた後藤正治『表現者の航跡』を読み始める。
オノ・ヨーコや北方謙三、内田樹らに混じってクロ現の国谷裕子の名前がある。
1957年生まれ、僕とタメ、そう思ってキャスターになるまでの物語を読むと興味深い。
才能があって努力家できれいな同級生?みたいな感じ。
資産家の家系、海外育ち、美人…この人を見ると小和田雅子さんを思い出す。
もしかしたら二人の運命が入れ替わっていたら、なーんて想像してしまう。
本によると国谷裕子は卒業後外資系の企業に就職、10ヶ月で退社したあと、
80日間世界一周の航空券を買ってバックパックを背負い旅に出ている。
1981年、その年に僕もヨーロッパを5ヶ月ほど旅をしていた時期と重なる。
どんな旅をしていたのだろう。
人物ノンフィクション〈2〉表現者の航跡―後藤正治ノンフィクション集 (岩波現代文庫)
- 作者: 後藤正治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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