09/12/24 老成とは無縁だった2009年

4月27日のぷよねこ減量日記より。


 温泉に行きたいなあ。
 緑の山のその奥にある秘湯。
 ぬる湯だったら嬉しいな。
 しずかにカッコウが鳴く森の湯小屋で1時間でも2時間でもつかっていたい。
 ぬる湯で身の振り方を考えよう。
 きっと良き考えが浮かぶはずだ。
 いや、違うな。
 たいていはお酒を飲んで眠って帰ってくるだけだもんな。
 本さえ読まない。
 ああ、あと10年は働けたらなあ、我に働く仕事あれ だ。
 自分から仕事とりに行ったことなんてないものなあ。
 思えば太平安楽な人生だった。
 幸い子供もいない。
 人生に幕を引こうか?
 方法を思い浮かべるだけで恐怖で身がすくむ。
 第一、命を絶つような理由もない。
 本当に追い込まれたら考えればいい。
 今夜は極上の鮨屋を予約してあるんだ。
 人生はまだけっこう楽しいし。
 なーにやってんすかあ、と蔑まれても我慢しよう。
 ほっほっほっ。
奥田英朗風に締めてみました)


今年4月、酔狂にも高松に鮨を食べに出かけたバスの車中で書いた日記です。
車窓から見える淡路島や四国の新緑がきれいだった。
あらたふと青葉若葉の日の光、なんちってね。
なだれ落ちるような若葉みどりの中、遠くでカッコウが鳴いている、なんちってね。
思えば仕事がなくてヒマだった。
不安もあったはずなのにこうして読み返すと幸せそうだ。
僕は仕事に向いていないのかも知れない。
そのくせ何事か成し遂げた人に見とれてしまう。
感動したりする。
憧憬を禁じ得ない。
ザ・プロフェッショナル」とか「情熱大陸」とか見ると心落ち着かない。
自分はこのままでいいのか、なんちってね。
怠け者でありたいという心と明らかに矛盾している。
僕の年齢で青年のような迷いを抱くこと自体こっぱずかしいことである。
老成とは無縁の2009年であった。


…クリスマス・イブ、はどうでもいいが、今日の朝食はクリスマス仕様だった。
鶏の骨付きもも肉のロースト、オニオンスープ、蒸し野菜。
彩り豊かな食卓です。



…今日は番組会議とナレーション録り。
『こどもスポーツファン養成講座』を12月分と1月分の2本録る。
これで1月は楽できると思うとちょっと嬉しい。
じゃあ、なんか他の仕事やろう、といかないのは怠け者の証拠。
でも、いろいろとジタバタはするよ。


百田尚樹『聖夜の贈り物』、5つの短編を全部読了。
5つとも全ていい話でした。
僕と同い年の作家、肌が合うのだろうか。
放送作家でテレビ番組『ラブ・アタック』の元みじめアタッカーだった人。
今年読んだ「おくりびと」の小山薫堂の短編集『フィルム』と甲乙つけがたい。
へそまがりの人には、ケッ、と思われるかもしれない“奇跡が起こる”話ばかり。
基本的にはO.ヘンリーの(だったかな?)『賢者の贈り物』の現代風バリエーション。
一番好きなのは3番目の『ケーキ』という話かな?
もしかしたらテレビドラマになってるかも知れない。


…朝食が11時、昼食は食べず、夕食が20時。
一日二食、まるで稽古中の相撲取りみたいだな。
クリスマスということでヒロがステーキを買う。
朝はチキン、夜はビーフ。
締めはフカヒレ雑炊(レトルトです)を炊く。


「てん」改め「けんたろう」です。
めりー・くりすます!