09/12/26 決断ポトフ

    

一昨日の朝、亀井静香の定例会見のライブを見た。
テレビではなくインターネット生中継というやつ。
映画評論家の町山智浩がブログでUSTREAMという動画サイトを紹介してて、
そこからたどって行ったら『決断ポトフ』というチャンネルがあった。
http://ketudancom.blog47.fc2.com/
「そらの」という若い女の子が何でもかんでも生中継してしまう。
陸上の長距離選手にいそうなタイプの子。
ライブ中継のことを「ダダ漏れ」と言う。
亀井大臣の会見の最後に彼女が質問する。
「『決断ポトフ』と言います。今インターネットで生中継しているんですが…
視聴者からの質問で…」と言うと亀井静香が質問に答える。
『決断ポトフ』はTWITTERも同時に開いているのだ。


何だかすごく新鮮だった。
見るところ彼女はライブ中継をたった一人でこなしている。
ノートパソコンとカメラとおそらくネットをつなぐイーモバイルのような通信器機。
胸ポケットにiPhoneを入れてイヤホンで聴いている。
別の場所で他のスタッフがライブ中継をモニターしているらしい。
映像が途切れたりしたら電話で知らせてくれるのだろう。
ちょっと感動してしまう。
そう言えば豊岡でケーブルテレビを一人で撮影、編集、出演してたのも女の子だった。


今、東京でリアルタイムで行われている大臣の定例会見を、
何の資本もメディア企業もバックに持たない女の子が全世界に中継することが出来る。
システムとして今はそれが可能なのだということを分かっていてもちょっと感慨深い。
大手メディアの地上波には絶対出来ないことだ。
ちいさなカメラなのだろう。
亀井静香もリラックスしてしゃべっているのがわかる。
画質もカクカクしてない。
滑らか。
その生中継の録画がある。
けっこう面白くて最後まで聞いてしまった。
   http://www.ustream.tv/recorded/3419938


自分がすごく遅れているメディアの仕事をしている感覚になる。
実際、そうなのだろう。
新書のタイトルにある『2011年、新聞・テレビ消滅』
現実味を帯びてきた。


亀井静香記者クラブ以外のメディアにこうして別に会見を開いている。
記者クラブが閉鎖的なので2回会見を開かなければいけないのだろう。
会見場所のキャパの問題ではないらしい。
上杉隆が書いているようにそれが大手記者クラブメディアの本質なのだ。


…今日もニュースデスク。
なみはやドームフィギュアスケートの素材は衛星回線で送るので本社はヒマ。
一応、デスクなので深夜まで取材班の帰りを待つ。

    

男子は高橋が優勝、織田が2位、小塚が3位、順当な結果。
女子のショートプログラム、浅田が仮面舞踏会を舞う。
トリプルアクセルは回転不足でダブルにダウングレードされる。
転んだら減点はわかるけど高難度の技に挑んだというボーナスはあってもいいと思う。
去年モロゾフが新聞のインタビューで訴えたコメントを思い出す。


「 厳しく回転不足をとる今季の規則は、高難度に挑む選手を罰し、
 競技の未来のためにならない。
 浅田真央の二度のトリプルアクセルにしても、安藤の3-3にしても、
 回転不足で大幅減点され、跳ばない方がマシというのは理不尽だ。
 ロシア選手権では、高難度に挑んだ選手にボーナス点を与えるが、
 全日本でも一工夫あってもいい。」  (08/12/30読売新聞より)


仮面舞踏会の最後のストレートラインステップは久々に鳥肌が立った。