10/1/20 『海角七号 君想う、国境の南』

   


映画『海角七号 君想う、国境の南』を見た。
梅田ガーデンシネマ、水曜日1000円、客の入りは50〜60人、6割から7割が埋まる。
そもそもこの映画を見ようと思ったのは予告編にそそられたせいだ。

  http://www.youtube.com/watch?v=pjSB2I_87SU
  

果たして…期待外れ?とまでは言わないが雑な作品、決して満足出来るものじゃなかった。
1000円の日で良かったと感想。


1945年、日本が戦争に負け台湾からの引き揚げが始まる。
そのあたりの史実が丁寧に描かれているのかなと思ったが単なる回想シーン。
セットはテレビドラマのように薄っぺらいし引き揚げ船は明らかにCGだし。
本筋の舞台は現代の台湾南部の街で起こる出来事。
音楽の力でなんとか感動的なエンディングにしているのだが、
よくよく振り返ると何ともチャチな恋愛ドラマでありました。
台湾映画史上、歴代1位の大ヒット作とあるけど…。
ホウ・シャオシェン監督が「こんな映画の誕生を待っていた」と賛辞を寄せている。
いや、監督の「非情城市」や「冬冬の夏休み」「恋恋風塵」の方が格段に上だと思う。
台湾南部の風景の空気感やのんびりしたユーモアは悪くなかったけど、
でも、これはせいぜいトレンディドラマでしょ、と思う。


主人公がメジャーリーガーの松井稼頭央に似てます。
松井は台湾に行けば超人気選手になるかもしれない。
同じバンド仲間がロッテの井口に似ていたのも可笑しかった。
ヒロインの日本人女優に魅力がない。
台湾の人は彼女を美しいと思うのだろうか。
モデルプロダクションのコーディネーター兼通訳という役で、
実際にいそうな性格の悪い女を演じているのだが、妙にリアルで…。
感情移入出来ないまま彼女の恋が実りハッピーエンド?
僕は見事に置き去りにされた。