ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

10/7/10 映画『Railways』@cocoe尼崎

帰宅したのが深夜1時半過ぎ、寝たのは3時過ぎだった。
今日は土曜日だけど珍しくオフなので寝坊を決め込む。
梅雨の晴れ間、夏の日射し。
明日からの天気予報は芳しくない。


…今日も『OFF-MIKE』を読む。
お気に入りが出来ると愚直にフォローするのです。
内容は6月に見た映画11本のレビュー。
11本は劇場に足を運んだもの。
氏はこれ以外にもDVDで映画を10本前後は見ておられる。
時間だけはたっぷりありますからね、ハハハ、という声が聞こえる。
http://blogs.yahoo.co.jp/toruiwa2006/61393413.html


11本の中に僕も見た映画『アウトレイジ』がある。
70点とあるが岩佐さんの評価はかなり低い。
概ね僕と同じような見方をしている。
確かに北野映画は過大評価されていると思う。
これが日本映画のスタンダードだと思われることに違和感を持つ。
辻仁成監督アントニオ猪木主演の『Acacia』は評価不能、途中で映画館を出たとある。
90点がついたのは3本の邦画。
春との旅』『Railways』『孤高のメス』
3つとも見て見ようかな、と思いつく。
岩佐氏の映画観はどんなものだろう、という挑戦的な思いからだ。
調べると、『春との旅』は17日から@リーブル神戸、
『Railwais』は松竹系の@梅田ピカデリーか@ムービックス尼崎、
『孤高のメス』は@梅田ブルク7か@三宮フェニックス。
cocoe尼崎へ『Railways』を見に行くことにする。


やむを得ず1800円で入場す。
去年、金沢で『グッド バッド &ウィアード』以来の正規料金です。
ちょっと不安。
『Railways 〜49歳で電車の運転士になった男の物語〜』
主演は中井貴一、共演は高嶋礼子、奈良岡朋子本仮屋ユイカ三浦貴大 他。
タイトルだけでは決して足が向かなかった類の映画だ。
土曜日なのに空いていた。
10人くらい。


仕事人間のエリートサラリーマンが50を目前に幼い頃の夢に目覚める。
その背景には家族との確執、老いた母、志半ばで倒れた親友の死がある。
舞台は島根県、運転士になる鉄道は一畑電鉄(いちばたでんてつ)。
僕も2007年の秋に乗った。(出雲駅伝の取材のついでに)
宍道湖の北を松江から出雲へ入る典型的な地方私鉄。


予告編 80年以上も走り続けている一畑電鉄オリジナルの電車がいい。
この予告編の美しいラストカットが映画のタイトルバックになってます。
http://www.youtube.com/watch?v=X88UAeR6s-4



見終わっていい気持ちになれる映画でした。
ワルモノは一人も出てこない。
島根の田園風景は美しい。
おくりびと』を思わせる叙情。
4ブラボーかな。
エンディングテーマの松任谷由実はどうだかな?と思ったけど。
もし『おくりびと』と同じ久石譲なら、と思ってしまった。


岩佐さんも書いてるように奈良岡朋子が素晴らしい。
出雲弁がどこまで正しいのは判断しかねるが自然体で田舎の老母を演じている。
49歳の運転士と同期の若き運転士を演じるのは三浦貴大
三浦友和山口百恵の息子だ。
甲子園を沸かせた高校球児でヒジを故障してプロ入りを断念した、という設定。
本当に高校野球の選手っぽく見える。
演技も悪くない。


目頭が熱くなったのは感動の終盤ではなく、主人公が決意して、
東京の京王電車で運転士の研修を受けるシーンだった。
なぜだろう?
中井貴一が決意した49歳をいきいきと演じていた。


もういちど一畑電鉄に乗ってみたいと思った。
自転車をそのまま持ち込めるのを思い出した。
あのあたりの風景は本当に美しい。

  



でもタイトルの『Railways』はどうかと思う。
日本語で「人生二度目の出発進行!」みたいな方が映画の中身と合ってると思う。
(これはダメでしょうね。そういう意味合いのタイトルということです)
制作会社のRobotは『Always 三丁目の夕日』でヒットを当てた。
気持ちはわかるが“あざとさ”を感じてしまう。


…帰宅してBike15キロとプール40分。
明日からは雨で走れないかも知れない。


総理大臣杯決勝の結果をWEBニュースで知る。
駒沢と中京は2対2のまま延長戦にもつれこんだ。
延長後半、駒沢がゴールして決勝点となる。
サッカーは期待していないと予想もしなかった面白い展開になるものだ。
見に行けば良かったかも。