10/7/15 『孤高のメス』@梅田ブルク7

まだ梅雨は明けない。
雨の朝、その分涼しい。
サイクルジョグ10キロコース、波打ち際にゴミが溜まっている。
3日連続の朝がゆ、今日の惣菜は野菜の牛肉巻き、絹揚げ焼、温泉卵。
けっこうなボリュームです。
 



…映画『孤高のメス』@梅田ブルク7。
今年のベストフィルムでした。
(『クレイジーハート』と双璧かな)
4.5ブラヴォー。
岩佐さんがブログで採点した90点映画を見るのは『Railways』に続きこれが2作目。
まだ2作目だが確かにハズレはない。
相性は悪くないみたいだ。


今まで僕が頼りにしてたのは『小西克哉ブラボーシネマ』だった。
去年終わってしまったラジオ番組『ストリーム』金曜日のコーナーだったか。
小西克哉の最高点5ブラボーの映画はほぼカバーしていた。
2008年で言えば『クライマーズ・ハイ』『おくりびと』『クイーン』
ヤング@ハート』あたり…ハズレはなかった。
 

左下の屋上のシーンはたまたま皆既日食の日だったらしい。
ロケ場所は不明だが突如、気温が下がり霧が出て幻想的な絵になったのだという。



この予告編は好きじゃない。
本編に比べ安っぽい気がする。
ヴォーカル入りの音楽もありがちな感動押し売りのテレビドラマみたいで感心しない。
実際、この歌は映画では使われていません。
これだけ見たら僕は本編を見に行ってないかもしれない。
予告編にだまされて観に行って後悔することもあれば、その逆もあるんだな。
予告編にだまされるな!



映画は医療ドラマとして丁寧に作られている。
感動を売る押しつけがましい作りではなく、僕は好感が持てた。
そりゃ、主人公は完璧過ぎるかもしれないし、浮いた台詞もある。
でも、全体に抑制が効いているので気にならない。


主演は堤真一
このキャスティングは正解だった。
この人のちょっと古くさい感じのルックスがいい。
昔の正統派俳優の系譜だと思う。
昭和の風貌なのだ。
クライマーズ・ハイ』の地方紙デスクも良かった。
今度も漁師町の市民病院に勤める医師役。
監督は『クライマーズ…』で脚本を担当したいた人。
もちろんフィクションだが物語の構成が上手い。
伏線の張り方がちょっと残酷な気もするほど達者だ。


ダメ病院を一人の医師が変えていく。
一人の人間の力というのはバカに出来ない。
能力が高く高潔で使命感にあふれユーモアを理解する人間が一人いるだけで世界は変わる。
病院でも、学校でも、駅でも、書店でも、居酒屋でも…。
とはいえ、こんなスーパードクターは現実にはあり得ないだろう。
と、思っていたら原作者のプロフィールを読んで驚いた。
『早くより癌の告知問題に取り組み「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーに、
 ホスピスを備えた病院を創設、患者の家族に対して手術内容を公開するなど、
 先駆的医療を心がけている。
 「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ、手がけた手術は約6000件という
 膨大な手術経験を持つ。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事している。』
大鐘稔彦という作家&医師。


岩佐さんもブログに書いているが看護婦役で語り手の夏川結衣がいい。
『歩いても歩いても』でいいなあと思った女優。
この『孤高のメス』、映画の冒頭は彼女の葬式のシーン。
そこに息子役の成宮寛貴と彼の小学校時代の恩師だった余貴美子が登場する。
余貴美子もいいですね。『ディア・ドクター』では彼女が看護婦役をしてたました。)


余貴美子夏川結衣
似てません?
映画の後半に二人が2ショットになるシーンがある。
調べると年齢は余が54歳、夏川が42歳と一回り違う。
たぶん歳をとると見分けつかない、かもしれない。
  


…夕方に集中豪雨がある。
雨上がりに触れれば切れそうな三日月。
コーナンでベランダに置くタテスと整理用のボックスを買う。
店で運搬用のトラックを借りて持ち帰る。
生まれて初めて1.5トン車(タイタン)を運転した。