2004/7/19 自転車少年記のススメ


アテネ出発まで今日を入れて21日。
8時ちょっと前に起床。昨日より1時間は早いが、
結局「自転車少年記」を読んでしまったので昨日と同じくらいになってしまう。
まだ、ちょっと眠いのだ。
昨日は結局、メールを一通も出せなかった。
昨夜、アマゾンで購入したDVD「茄子 アンダルシアの夏」をPBG4で観る。
面白いし、雰囲気があってよろしい。
スチームボーイ」より数段、作品としての出来はいい。
嫁さんははテレビで映画「デッドコースター」を観ていた。
あの「ファイナルデスティネーション」の続編だ。
恐いのでああいう映画はつきあわないでおく。
かなりコワイ。
今日はけっこうな正念場。
4時頃にプールへ行こうと思うが、それまでに仕事を終えよう。
ま、無理だな。


…夏だ。
夏だからジタバタしても始まらない。
この47年間、夏という季節は僕にとって能動的な季節ではなかった。
何かを変えようとしたり、自分をコントロールしようとしたり、
行動的になろうとしたり、また、その、つまり体を鍛え直したり、
生活を改善しようとしたり、体重を落とそうとしたりするのに全く向いていない季節だ。
今はその夏である。
で、夏はどんなふうに過ごせばいいか、というのが7/15に書いたことである。
全く持って正解だと思う。
自分を律せず、楽しいことを探して楽しみ、出来るだけリラックスして、こ
の暑さのダメージを秋に残さないこと。
それと、この夏に突入するまでに何も出来なかったことを諦めること。
その思いを大いに反省すること。
ただし、夏は…楽しむことは出来る。
本を読んだり、趣味に走ったり、映画を観たり…。
だから、捨て鉢にはならないで、「気分良く」夏生活を送ろう。


…YTVでそこそこ仕事をして、プールへ行く。
この暑さでか知らないが、プールの水も生ぬるくて濁っているような嫌な感じ。
食欲がない。痩せるチャンス?と思ってはみるが、食べなかったら仕事も出来ないし、
体力が失われて何もやる気が起きないのは辛い。
こんなことで体重が一時的に減っても意味がない。
要するに体力が落ちただけのこと。無理して食べた。
旨くない。
最低だ。
年寄りだ。
ビール飲んで大騒ぎして、もう一軒行こ、ていうのも体力あればこそ。


…今読んでるのは竹内真の小説「自転車少年記」、いわゆる成長小説(ビルディングスロマン)だ。
数日前、尼崎のキオスクで偶然、手に取って読んでみようと思い購入してしまった。
なかなか懐しい甘酸っぱい思いと気恥ずかしい思いが交錯する青春小説、
気恥ずかしいけど恥ずかしい小説ではない。
47歳だけど勇気が沸いてくる。
自転車レースのシーンもあるが、ちょうどツール・ド・フランスの時期なので興奮して読んだ。
自転車ツーキニスト疋田智という人のメルマガを愛読しているのだが、
その人の書評に、この本が出てきた。(僕の方が先に購入はしていたのだ) 
疋田氏はこんな感じで絶賛している。
全文抜粋する。




【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

自転車少年記竹内真著 新潮社


というわけで、今回もまた自転車本。
私は、書店で手に取るまで、この本の存在を知らなかった。
新刊本コーナーで見て、とりあえず買った。
著者の名前すら知らなかった。
ところが……、大正解だったのよー。


このメルマガを読んで下さっている人にならば、
この本は、まさしく大大大オススメであります。
普通の人にだって大オススメ。
今すぐ書店に走るべし。
読み始めて止まらず、色々な意味で、泣け、笑える。
「爽快無類の成長小説」というのが帯のキャッチフレーズだが、爽快無比なだけじゃない。
懐かしく、時に切なく、そして、爽やかな感動がある。
もちろんエンターテイメントとしても上質だ。
いや、参った参った。
1900円、2段組、413ページ。
この内容なら全然高くない。
自転車好きなら2食抜いても読むべし。
いやマジで。


内容はこんな感じだ。帯の文句を書き起こしてみよう。


「幼い昇平の乗った自転車がスピードを出しすぎて飛び込んでしまったのは、草太の家の庭だった。
ふたりは、その日、生涯の友と出会う。海まで必死にペダルをこいだ。強豪高校にレースで挑んだ。
そして、東京発糸魚川行きの自転車ラリーを創った。もちろん素敵な恋もした。
爽快無類の成長小説。」


どう? 読みたくなるでしょ。面白そうでしょ。
その期待をまったく裏切らない。
それどころか、アナタが今持ったであろう漠然とした期待、それを必ず上回るから。


そもそもでいうと、私はこの手の「青春小説」ってヤツが苦手なんすよ。
どこか恥ずかしくて、照れくさくて、困る。
何かおケツがこそばゆくなる(伴宙太)。
で、この小説だ。
確かにその手の例に漏れず、照れくさいところが随所にあるのは間違いない。
だが、そうは言いながらも大丈夫なのだ。
ギリギリのところで踏みとどまっている。
救いになっているのが著者の「省略」の巧みさだ。
「うひゃー、そこまで(恥ずかしいこと)書いてくれるなよ」とか思っていると、
はぐらかすように、ふっと次の場面に移ってる。
私はそこでホッとする。
そして、物語はさらに面白く進んでいく。
実にうまい。


話は1978年にスタートする。
そして現代まで続いて、夢はTO BE CONTINUED…となるわけだ。
4歳だった主人公たちは、30代になっている。
主人公たちは、私よりも5、6歳若いという世代だ。
だからして、もちろんジュニアスポーツ車も、ロードマンと思われる自転車も出て来るぞ。
MTBがまだ誰にも知られてなかった頃の話もある。
サブ主人公の一人は、結局、シマノ(と思われる堺の企業)に就職したりもする。
リアルなのだ。リアルでありながら、少年ファンタジーでもある。
でも、ファンタジーに見えながら、地面に足がしっかりついている。




と疋田氏。ちなみにこの人はかの冒険小説王である船戸与一氏の大ファンでもある。
しかし、このところの船戸小説の凋落振りを悲しんでいる一人でもある。


…朝食は、烏賊素麺、菊菜の煮びたし、ご飯小、玉葱とワカメの味噌汁。
昼はYTV近くの欧州館という喫茶店で特製ドライカレー(
ドライカレーをオムライスのように卵で包んでミンチカレーのルーをかけたもの)
結構、濃くて重くて体にドンと来た。
こんな季節はつい、ざるそばや生醤油うどんになってしまうので頑張ってみたがカレーに敗れてしまった。
ゲップが気分悪し。(こんなんばっかですみません)
プールに行ってから、夜は京橋の「はがくれ」でうどんでも思ったが、
ビールの中瓶とこんにゃくの辛味炒めと鉄火巻きで満腹になる。
ま、それでも結構食べてるなあ。