ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

10/9/15 特ダネ!〜あの夏の真相〜

新歌舞伎座こけら落とし公演リポートが書けないまま。
今日は人並みにバタバタと仕事をしたのかな。
チケットの写真をアップ。
3のゾロ目に思わずパチリとやると客席係のお姉さんに注意された。
ロビーで撮ってたのに…。

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民主党代表選で管直人が勝つ。
小沢一郎は…本気で勝つつもりがあったんだろうかと訝しく思う。


朝から芦屋のホテル竹園へ直行。
球界の大物へのインタビュー収録、その立ち合い。
この時点では自分で編集することになろうとは夢にも思っておらず、
気をゆるめたまま、ふむふむ、あなたはそうお考えですか、ふむふむ、ふぁ〜(欠伸)。
などと他人事のように聞いていた。


カメラクルーとともに帰社。
資料撮影などをして編集スタジオへ入る。
進行具合を見て、今日の収録分、オレつなごか? と申し出る。
1時間ものの番組編集をずっと立ち合いというのも手持ち無沙汰で身の置き所もないし。
帰社してラッシュを待機していた編集マンとPV、つなぎ始める。
いろいろ諸事情あって対談という形になっていない。
苦戦しつつ3分半程度にまとめる。


…特ダネをひとつ。
(とはいえ非常に地域限定されたものですが…)
今日の編集マンはおなじみのT社のいまやエース格となったF島クン。
F島とはここんとこ年に1本の長モノをいっしょに編集している。
2008年は開局50周年記念特番、過去の素材を蔵出しして(これが手間なんです)、
ドカベン物語」とか、「消えた関西パリーグ3球団」とか数本のVTRを作った。
彼は20代、上田監督や加藤英二や山口高志や有名な近鉄の10.19の悲劇を知らない。
あのなあ、と呆れながら、知っとけよ、と叱りながら編集した。
2009年の石川遼ドキュメント『勝利のトリコロール』も彼だった。
編集するのは久しぶり。


 「F島、熱闘甲子園やってたんだよな。いつまで残ってたん?」
 「け、決勝までやってました。」と、どこか誇らしげに言う。
 ふと、あることを思い出してF島に聞いた。
 (以下、二人の編集ルームでの会話をF島クンの吃音もそのままにほぼ忠実に再現)


 「君、準々決勝の試合で九州学院東海大相模の試合、担当してない?」
 「え、え、たぶん、してないと思いますけど…な、何でですか?」
 「いや、知り合いの女の子が応援に行ってて、自分の声がOAで使われたらしいんよ。
  もしかしたらお前が編集したのかな、と思って」
 「え、だ、誰ですかそれ?」
 「誰でもいいじゃん。」と思わせぶりに言う。説明すんの面倒だったんで。
  人にモノを聞いてその態度はないと思うけど、いつも僕はF島には高圧的に接してきたので
  今更態度を改めるのも変だし。


 「いや、熊本出身の子なんで九州学院の選手の名前呼んでたみたいなんよ。」
  F島が突然思い出したように言う。
 「あ、あ、それエンディングの『なつあと』でしょ? 本編じゃなくて。
  ボク憶えてます。そ、そ、その声使ったの僕です。」
 「え〜! ホントに? F島が熱闘に行ってるのは知ってて、あれF島だったりして、
  なんて言ってたんだけどホントにそうだったんか。あれ構成にあったの?」
 「いや、僕が自分で勝手に入れました。」(と再び誇らしげ、ドモリなし)
 「奇遇だね、お前だったんか」
 「あの声、な、生中継でもずっと、音拾ってましたから、使ってやろと思ってたんです。
  いろんなこと言ってましたよ。中継の映像にその人映ってませんでしたっけ?」
 「いや、中継は見てないし、実際は話を聞いただけで熱闘甲子園も見てないんよ。」


その声の主、三十路さんが確か自分のブログに書いてたなあ。
『三十路の案外楽しい日常』を検索してその日の記事をF島に見せる。
朝日放送のディレクターさん、ありがとう!」とあるのを見て、
F島が、「デ、デレクターじゃないです。編集マンです。」とまたもや誇らしげ。
同じくスタンドで応援していた丼さんのブログ『新・ぽっちゃりスポーツ天国』には、
「渡辺君、お疲れさん!という三十路さんの声から渡辺君へのインタビュー映像へ
 つなぐという編集! 熱いぜ「熱闘甲子園」!」
編集そのものを賞賛している。
F島が調子に乗るのでコレは見せないでおく。


三十路さんの声をオーディオインサートしたのはコイツです。
少年のように見えますが、彼ももう三十路です。
  


で、『なつあと』でYou-Tubeを検索したら…ありました。
こういうの編集してアップしてくれる人いるんですね。
14分もある。なかなか九州学院編が出てこない。


聞きました。
「ありがとう、渡辺くん!」は聞き取れましたがそのあとは不明。
「○○しろよ」なのか「○○こいよ」なのか?
でも、確かに耳に残る熱いヴォイス。


以上、あの夏の特ダネ(限定版)でした。