10/9/17 野球ガールズと秋の空

人並みに朝8時台の電車で通勤、涼しいので助かる。
『Spor+』のナレーション録り、例によってその立ち合い仕事。
大リニューアル中の大阪駅、北側の風景をiPhoneで撮影。
『クレーンの集会』(?)


今月の『Spor+』(60分拡大枠)は面白い。
番組ナビゲーターのレッド赤星が阪神、中日、巨人の主力選手にぶら下がりインタビュー。
レッドはけっこういじられ役なのでこういう企画で生きる。
地味だと思われた平野がいろんな選手にツッコまれカラまれて面白い。
関西では中日の岩瀬、荒木、森野や和田さんの肉声を聞くことが少ないので新鮮です。
放送は18日土曜日午前10時30分(関西ローカル)
この日記をアップしたときには終わってる?



阪急電車にて京都西京極へ行く。
阪急電車”といっても京都線今津線ではありません。
新書を3冊並行して読み進める。
電車で座ったときにデイパックに手を入れて最初に触った新書の続きを読む。
今日は『蔦文也と池田高校』、30分で半分くらいまで読み進む。
蔦さんが池田の青年監督だった頃の徳島県大会、
甲子園をめざす蔦さんの前に立ちはだかったのが板東英二擁する徳島商業だったり、
尾崎将司(のちのジャンボ尾崎)擁する海南高校であったり…。
そんな戦国時代の群雄割拠のようなエピソードが面白い。


…秋晴れの野球場はいい。
全国から野球少女(少女でない人もいますが)が京都へ集合した。
参加人数は105名、すでに一次審査が終わり30名に絞られたところだった。
シートバッティング、実践形式のテストが行われている。
テレビのニュースカメラも8台ほど撮影中。


先日会った審判の永見さんと立ち話。
パリーグ審判部長で今はリーグの審判を指導中。
いいピッチャーいますよ、小西(兵庫のエース)よりいいかも、とのこと。
最大5人ずつしか合格しない。
「ダメなら審判やります、って女の子いないかな」と永見さん。


投手の実戦テスト。
ブルペンでいいボールを投げていてもマウンドへ行くと別人になる。
ストライクが入らない。
ボールがすっぽ抜ける。
ストレートが上ずる。
見ている者にも緊張が伝わる。
10代、20代に他者から注目され能力を試されるというのは若さの特権だと思う。
人間四十、五十になると他人は自分のことを見てはくれなくなる。


名簿をチェックする。
注目は全日本のエースとして活躍する20歳の投手。
鹿児島の強豪神村学園高校出身、彼女は即戦力だろう。
はるばる北海道からトライアウトを受けに来た17歳の高校生がいる。
中標津高校の野球部に所属、ということは男子に混じって練習しているだろうか。
中標津は遠い。
聞けば母親と二人で来たのだという。
沖縄から来た28歳の外野手。
軟式野球歴11年、いくつかのチームを掛け持ちして野球を続けている。
彼女たち、それぞれの野球人生を想像しながらトライアウトを見る。


自分には子供がいないが親の気持ちに思いが及ぶ。
娘が女子プロ野球のリーグでプレイしたい、と言い出したら。
自分ならどう答えるだろう。
このリーグの良い点はセカンドキャリアの支援だろう。
全員が柔道整体師の専門学校に通い資格を得ることが出来る。
強制的、というところがいいのだ。
野球がやりたいという女の子は将来何で食べていくかになかなか考えが及ばない。


トライアウト終了。
テレビ、新聞が選手をインタビューする。
どの選手もちゃんと話すのに驚く。
高校生も自分のことを自分の言葉で語っている。
既定路線があってそこを歩けばいい男子とは違う。
同じ年頃のプロ野球のルーキーよりもきちんと話せるという印象。
マイナーである女子野球というスポーツを、自分の意志で、選択し、何年も続けてきた。
語るべきことがあるのだろう。

  


右下の写真、背番号72は京都アストドリームスの監督、阪急の2番バッター大熊さん。
福本の盗塁世界記録はこの人のアシストなしには達成出来なかった職人肌の名手。
長身の71番は川口知哉コーチ。
かつて平安高校のエースとして甲子園準優勝した“ビッグマウス”の川口です。
オリックス退団後、実家の仕事を手伝っていたがリーグ発足でコーチに就任した。
97年の夏、サウスポーの快投は僕もはっきり憶えている。
同期に井川や能見らがいる。藤川球児も同級生だったかな?


…夜は久々にガハクを誘う。
「いくちま」の新CGを作ってもらったのでその御礼。
『よしむら』に電話するが満席、ならばと『裏ヒロヤ』へ行くが満席。
仕方ないと『ダイワ食堂』を覗くとこれまた満席。
金曜の夜、涼しくなったし、みんな街へ繰り出しているのだ。


天五の交差点を渡り中崎町商店街。
ダメもとで『このみ』へ行くと二人席が空いていた。
サッポロ黒ラベルで乾杯。
洋食の店だが魚も美味しい。
ガハクが秋刀魚の造りをご所望。
これが旨かった。
銚子出身のガハクも納得の旨さ。
日本酒に切り替える。
和歌山の『黒牛』純米。
久々の日本酒、2週間くらい飲んでないような。
グリーンアスパラの温玉サラダ。
絶品の茹でアスパラ。
ガハクはギネススタウトの小瓶。
締めは定番、ピリ辛のインディアンピラフ。
赤ワインの小瓶に合う。


天六ワイルドバンチ』へハシゴする。
古本屋カフェ、3ヶ月ぶりくらいかな?
ずいぶんご無沙汰してるような。
11月に南正人のライブがあるそうな。
これは必見!


ガハクは銚子高校出身のロッテファン。
グラス片手に『ワイルドバンチ』の書棚を巡る。
野球本コーナーでレアな本を発見。
金田留の本『オレは金田ファミリーの駄々っ子だ』
レアというかトンデモ本というか、いったい誰が読むのだろう。
ページをめくると正一兄さん(当時の監督)と太平洋クラブライオンズとの諍いの話が…。
「九州のコジキ野球!」という活字が踊る。
この発言で問題になった事件の顛末が書かれてたりする。
コジキ野球と言われたのはホークスではない。
懐かしきエキサイティングリーグ パ! の時代。

註:実際には金田が稲尾監督を「こじき監督、ドン百姓」と呼んだらしい。
  この2チームの遺恨はエキサイティング パ! よりもずっと前の話。
  wikiで「ライオンズとオリオンズの遺恨」を引くと凄いエピソードが次々と出てくる。
  金やんとビュフォードとの乱闘写真をライオンズが球団ポスターに使い。
  そのコピーが「今日も平和台に血の雨がふる」としたという話は呆れて感動する。
  当時の博多平和台の状況がいかなるものだったかがよくわかる。
  暴れん坊の金やんは格好の宣伝素材だったのだろう。

    


最近、元パリーグ審判の人と飲んだという話をすると、
見たわけでもない日本シリーズの事件に及ぶ。
1961年 南海対巨人@後楽園球場。
勝負所で南海スタンカの落差のある変化球がボールと判定された。
セリーグの審判、名前は円城寺。
誰が詠んだか、「円城寺 あれが ボールか 秋の空」
日本シリーズデイゲームだった。
秋晴れの空が目に浮かぶ。
いい時代だったなあ、なんて話をするが、
1961年、僕は4歳、ガハクは生まれてなかったのにね。


話はいきなり飛んでヤンキースダイヤモンドバックスのWシリーズ。
ランディ・ジョンソンカート・シリングのWエースが大車輪の活躍。
クライマックスシリーズは2枚看板がいたら勝てるね、なんて話。
マエケンと金子がいたらなあ、なんて。


…22時過ぎに帰宅。
小島慶子絶賛の『ヒックとドラゴン』、関西地区から上映館が消えた。
このところ見たい映画をガンガン見逃している。