2004/9/15 入院17日目

(県立西宮病院1110)
入院17日目。
午前9:01 今日は今までで一番の天気、六甲が美しく見える。朝の血糖値108、ベッドで一人で血糖値を測り、一人でインシュリン注射をする。今日は看護婦は見ていてくれない。ちょっと、淋しい。
模倣犯」があと100頁くらいで終わろうとしている。いくら目が悪いとは言え、いくら2段組700頁の上下巻と言え、2週間は時間かかり過ぎ。時間がたっぷりあり過ぎて反対に進まないのだろうか?


…昨日、三茶氏から日記が長いとの指摘有り。簡潔に行こうと思うのだが暇にまかせてメモ代わりに書いてしまう。今の僕にとってこの日記は「アンネの日記」なのだ。


…午後12:40 午前中に自宅へ逃げ出す。風呂に入り1時間で病院に戻る。
病室にまた新しい入院患者、ノナカさんと言う。まだ40代と若いなかなか引き締まった体格のいい人、入院は初めてのようでちょっと不安がっている様子。昨日のちょっと呆けた爺さんよりは
ちゃんとしてそうでホッとする。今朝、隣のベッドの田部さんが退院する。嬉しそうだった。


…自宅に姪のミカから手紙が届く。「不思議の国のアリス」の便箋にこんな文面。


Dear おじちゃんへ
おじちゃんは入院してるってきいたけど だいじょうぶ?
とうにょう病らしいね。
ふとるからだぞ、どじだなあ。
まあ、ちょとはやせてがんばることだ。
ファイト〜!
がんばってね


From みか


…昼食前の血糖値122 看護婦の平川さんがじっと見つめる中、腹に注射する。


…栃木の子供殺しの事件、あの幼い兄弟の写真を見るにつけいたたまれない気分になる。
邪魔で殺すくらいなら僕ら夫婦が引き取って育てるのに、とさえ思う。
「子供は親を選べない」 無責任な親に無自覚のままなってしまい子育てを放棄する。
電車の中とか街で日常的に虐待をしてるのではないかと想像される親子を見かけることも多い。
怒りに血糖値があがる。


…午後6:32 夕食を終える。
夕食前の血糖値87と低くインシュリンは食事の直前に打つ。今回は一人。
4時頃にYTVのK田氏が見舞いに来る。甲子園へ取材に行く前に寄ってくれたらしい。休みがなくて3日くらい入院したいと言う。ま、その気持はわからないでもない。


…午後8:29 夕食後は夜の散歩、ドンキホーテTSUTAYAへ行く。「ER?」の2を返して、続きを借りようと行ったのだが、よくパッケージを見ると裏表で4話収録されているのに表の2話しか観ていない。持って帰る。100円ショップでセルフレームの老眼鏡を買ってしまう。
100円で眼鏡が変えること自体が面白くて。


…新入りのノナカさんが田部さんの居た窓際に移る。夜も何かぼりぼりと食べている音がする。
病院食では足りないのだろうな。彼も自営業らしい。何でもこの数ヶ月で10キロ近く痩せてしまったそうだ。もともと体重は多目で年明けからダイエットはしていたらしい。でも、この数ヶ月の落ち方は異常で肝臓のあたりにシコリのようなものを感じて痛いので検査入院するらしい。
造影剤を使ってCTスキャンするので明日からは絶食だと言う。真っ先に癌?ではないかと恐れていると言う。45歳、若くして癌というのは確かに恐ろしいだろう。まだ食欲があるので救いはあるが…。


…寝る前の血糖値125 いいねえ、ナイスコントロール。
それと寝る前にDVD深夜劇場「ER?」を一話分、開演は8:45です。


「ER」を観ているところに主治医の坂田医師が来る。
なんか気まずいような気恥ずかしいような気分。