2010/11/11 『流星』

左目が無性にかゆくなる。
朝、駅へ自転車で行く途中、何度も停まっては目をゴシゴシやった。
局に着くと、目が真っ赤ですよ、と言われる。
花粉症の類に違いないがどうして左目だけなんだろう。
抗アレルギーの目薬をさしてしばらくすると収まる。


…今日は立命館大の草津キャンパスに駅伝チームの取材。
コーチに挨拶してから練習まで時間があったので学内の食堂で遅いランチを食べる。
ガラス越しにモダンなキャンパスを歩く学生たちを眺める。
流行りとしての服装や髪型の違いはあるにしろ僕らの学生時代と大きな差はない。
いまの彼らに20年後、30年後の自分を想像出来るだろうか、いや、出来ないだろうな。
腹が出る、禿げる、あるいは白髪になる、老眼になり、歯のすき間に食べ物がはさまる。
耳に意味のない毛が生え、鼻毛にも白髪が混じり、血圧や血糖値や尿酸値や中性脂肪が高くなる。
寝顔がキツくなり、昼間にやたら眠くなり、暑さが耐えられなくなり、寒さが身に染みる。
そして、いくら歳を重ねても自分を見失う。
そんなポンコツな人間も30年前には君らと同じようにキャンパスを退屈そうに歩いていた。
学食でカレーライスを食べながら、そんな意地の悪いことを思う。


選手数人とコーチにインタビュー。
今年は出雲、全日本とライバル京都産業大の後塵を拝す。
「向こうは圧勝出来ると思っている。でも、今の選手がびわ湖で勝った経験がない。
 何かが起こればパニックを起こす可能性もある。つけいる隙はある。」

  


日が落ちる。
冷え込むだろうとダウンジャケットで重装備したがそれほどでもなかった。
6時前に終了、でも十分に暗い。


…帰社して流れていた『吉本陸上』を見てしまう。
駅前ビルの地下でトンテキ定食の夕食。
スターバックスで夜空を眺めながらコーヒー。
9時過ぎに帰宅。


手嶌葵のオフィシャルWEBページを覗く。
10月に新しいCDシングルがリリースされている。

何と吉田拓郎のカバー、名曲『流星』!


即、iTune起動、即、iTune Storeクリック、即、購入。
手嶌葵の声で拓郎ソングが聞ける。
幸せを噛みしめて、明日からまた走り始めよう。


       
       たとえば僕がまちがっていても
       正直だった悲しさがあるから
       Ah...wow wow wow ...流れて行く


       静けさにまさる強さは無くて
       言葉の中では何を待てばいい
       Ah...wow wow wow ...流れて行く


       たしかなことなど何も無く
       ただひたすらに君が好き
       夢はまぶしく木もれ陽透かす
       少女の黒髪もどかしく



「正直だった悲しさ」とか、「静けさにまさる強さは無くて」とか、
「たしかなことなど何も無く ただひたすらに君が好き」とか、
硬派と軟派がない交ぜになった拓郎ブレンド、70年代後半の詞ですね。
大学生の頃、新聞配達をしながら口ずさんだ思い出がよみがえります。
手嶌葵バージョンで(女性の歌で)『流星』を聞くと胸が痛む。
「君の欲しかったものは何ですか?」
1979年、22歳の自分に問いかけてみたりして…。


リコーの企業イメージCMのテーマソングだそうです。
http://www.ricoh.co.jp/ad-special/


元祖拓郎バージョンも聞いてみた。