一昨日の日記に『雪沼とその周辺』のことを書いた。
池澤夏樹の解説に
読者はこの小さな町の住民になって、みんなの生活をそっと見るのだ。
住民ではなく天使かもしれない。
町の人々の生活に干渉することはない天使。
ただ見ているだけ、あるいは大事な局面に立ち会うだけの透明な存在。
とあった。
思えば…僕は独酌する時、居酒屋で天使になる。
東京の深川の焼とん屋で、釧路の赤ちょうちん横町のたこ焼き屋で、
松本の立ち飲みショットバーで、あるいは大阪千林の老舗酒場でも。
住民の暮らしを盗み聞きする天使。
いや、天使と聞いて森永のペットマークのような汚れなきイメージを想像してもらっては困る。
小太りで中年の酒好きな天使だっている。
『ベルリン天使の歌』のブルーノ・ガンツ、『マイケル』ではジョン・トラボルタだった。
ジョン・トラボルタ!
マイケルという天使が家にいる、という投書を頼りに新聞記者が行くと、
そこには下品なジョークを口にする、くわえ煙草の太った天使がいた。
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この人も天使かもしれない。
渡辺篤史、オタク訪問が好きな天使。
『渡辺篤史が帰らない』
関東では有名なCMなのだろうか。
135日も滞在しているなんて…。
ツイートしたらパンチョさんが、大阪ガスでよかった、と返信をくれた。
篤史が来たりてドアをノックする。
ちょっと恐い。