2010/12/3 RINKA@京都ウッドノート

久しぶりのアイリッシュミュージック。
北海道からはるばるやってきたRINKA、フィドルとギター、アイリッシュブズーキのデュオです。
一乗寺の「ウッドノート」へ行くのは1995年4月以来、15年振りです。

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激しく寝坊する。
起きたら9時半過ぎていた。
オフだからいいけど一日がもったいない。


僕のバイオリズムはこのところ下降気味。
午前中は雨の予報だったが、すでに晴れている。
ゴミ捨てに出ると空気が温い。
ちょっと疲れがたまっているのでジョギングは回避。
体重72.95キロ。


朝は晴れて、このまま好天の一日なるかと思ったが…大荒れになる。
Yahooの天気予報では午後からずっと晴れマークが続いていた。
天、俄にかき曇り、つむじ風が銀杏の落ち葉を舞い上げる。
低気圧が急速に発達したのだという。
寒冷前線の通過。
雨がアスファルトをたたきつけ、西風がサッシを震わせる。


嵐は午後になって収まる。



…強風の影響でJRのダイヤが乱れていた。
大阪までJRで出て御堂筋線淀屋橋へ。
淀屋橋から京阪の特急で出町柳まで行く。
「京阪のる人、おけいはん
京都へ行くのは京阪特急が一番好きだ。
どうしてだろう?


阪神地下で買った柿安の「牛肉&ホタテご飯弁当」を食べる。
ペットボトルには冷えた純米酒、行楽気分になれるのが京阪特急です。


出町柳の駅前に「カリオン」というレンタサイクル店がある。
一度、試してみたかった。
一日500円、一泊二日で1250円、デポジットは2000円。
赤いママチャリ、自転車は古いけどちゃんと整備してあるので乗り心地はいい。


鴨川沿いに南下、川端通りから丸太町を過ぎ疎水を東へ折れる。
京都は自転車の多い街だ。
学生が多いせいだろうか。
坂が少ないと言うが東や西の端は急坂があるし、
走るとわかるが北が高く南が低い。
北上、南下という言葉がよくわかる地形だ。


住人感覚。
ママチャリで走ると、自分は京都に住んでいるのでは、と楽しい錯覚することが出来る。
ロードバイクではそんな感覚はない。
はるばる遠征してきました、となる。
旅先でレンタサイクルと朝のジョギング、これオススメです。



…トラベラーズインにチェックインして一乗寺を目指す。
一転してゆるやかな登り、加えて逆風、季節風に逆らって走ることになる。
東大路ヲ上ル、百万遍ヲ過ギ、25分で一乗寺ニ着ク。
ライブ会場は『ウッドノート』というコーヒーショップ。


開始30分前、お店に入るとすでに数人、和やかな空気が一瞬しーんとなる。
こういうことはよくある。
このライブを何で知ったのですか?
どちらから来られたんですか?
あとからやってくる人はみんな、やあ、って感じで入ってくる。
楽器を手にしてる人が多い。
予想通りいちげんさんは僕一人だった。
場の空気を乱さぬようにニコニコしていよう。


今回のライブは釧路の旅人宿『休坂』のブログで知った。
そもそも日本のアイリッシュミュージックを聴くきっかけになったのが休坂だった。
10年以上前に初めて泊まった時、宿のリビングにその音楽が流れていた。
聞くとHard to Findという札幌のグループのCDだった。
その中に「キャリッグファーガス」という曲があった。
僕がアイルランドの旅で知った有名なエアー(バラード調の曲)だった。
Hard to Findはそれを日本語に訳して歌っていた。
帰ってすぐにそのアルバム『Apple Blossom/りんごの花』を通販で買った。
15年以上前、amazonなんて無かった。
このCDは永らく僕のヘビーローテーションだった。
     


今回のRINKA(リンカ)はそのHard to Find からスピンオフ(?)したデュオ。
ずっと聞きたいライブだったので、いちげんさん覚悟で京へ上ってきた。


『ウッドノート』のオーディエンスはアイリッシュ音楽のリテラシーが高い。
僕も知らないミュージシャンの名前が当たり前のように出てくる。
でも雰囲気は悪くない。
自宅にミュージシャンを呼んで開くホームコンサートのようでした。
ずっとCDで聞いてきたミュージシャンの生演奏が手の届くところで聴けるのだ。


実は『ウッドノート』は1995年4月に来たことがある。
震災後に初めて京都を歩いた時にこの店を訪れたと当時の日記にある。
記憶は定かではないがおそらくほとんど変わっていない。


5枚目の新しいCDを買いました。
彼らの行商、“手売り”です。
ジャケット写真のカレー&コーヒーショップは札幌にある「ジャック・イン・ザ・ボックス」
去年の7月、石川遼のインタビュー取材の際に行って美味しいスープカレーを食べた。
今は他の場所に移転したらしい。
  


ライブで弾いてくれたナンバーです。
冒頭はこの「ゴールデン・キーボード」、リールというダンス曲、軽快なれど哀愁あり。
いかにもアイリッシュミュージック。


フィドルの小松原操さん作曲のオリジナル曲も。
「霧の街」は釧路のことかな、と思いましたが札幌だそうです。
小松原操さんは穏やかな感じの人で原日出子さんに雰囲気が似ている。


「へリーズ」というのは造語だそうで、屁理屈を言う人だとのこと。
操さんがギターの星さんのことをそう呼ぶのだそう。



ライブ後はセッションタイム。
楽器の出来ない僕は早退して川端二条の名酒場へ。
鴨川べりを吹き渡る木枯らしの京都、ツイーッと熱燗がしみる。


名酒場『赤垣屋』
最初に入ったら何と満席、カウンターはびっしり。
おでんの湯気越しに大将が「すいません」と詫びる。
じゃあ、三条のこれまた名店『伏見』へ行こうかと自転車でクルージング。
入りそびれていると、10分くらい経過。
もしかしたら空いたかもと再び『赤垣屋』へ行く。
縄のれんをくぐると大将が「空きました。お待ちいただいてすみません」
カウンターに座る。
熱燗一本で人心地つく。


カウンターに座っているとだまって静かに飲んでいたい気分になる。
時代小説に出てくる居酒屋はこんな風情じゃないだろうか。
今が2010年じゃなくて幕末の京都で飲んでいるような錯覚すら覚える。
突然、縄のれんから京都見廻り組が突入してくるような…。


汲み上げ湯葉、ぶりの照焼き、おでん2種で熱燗を2合飲む。
この店の接客は見事だ。
名店なのにエラソウにならず丁寧で気持ちいい。
客あしらいが上手い。
話を盗み聞きしていると大将は京都の人じゃなく神奈川出身らしい。
そういえば京都弁じゃないのに気がつく。


おやじ勘定してくれ。
へい、二文でございます。
今夜は冷えるな。
お気をつけて。


「赤垣屋」こんな店です。
http://blog.livedoor.jp/charpisces/archives/1461267.html


宿は岡崎公園前のバジッドホテル「京都トラベラーズ・イン」
修学旅行と外国人観光客御用達の宿で大浴場で身体を温める。
ホテルに戻ったのが21時半、なら帰れたじゃん。