2011/2/25 老いた子供たち

曇り空、今日もまたあったかい。
起き抜けのコーヒーにバケット、オリーブオイルをつけて食べる。
バジルとガーリックをつけこんだ自家製のオイルが食欲をそそる。
あまり食欲が増しても困るのだけど…。
  

 
地震発生から72時間が過ぎたクライストチャーチ
行方不明の人の情報を知ると胸が痛む。
神戸の41歳の看護師さん(女性)もいまだ安否が確認されていない。
若い頃に青年海外協力隊の一員としてアフリカで活動、看護師となってからも、
海外の医療機関で働きたいと去年12月から半年の予定で留学していたと言う。
知り合いのSan Diego さんのことを思い出した。
僕もこの年齢になっても半年か1年、いや3ヶ月でもいいから英語圏で暮らしたいと思いがある。
この41歳の看護師さんが身近に感じられて心配になる。


桑田佳祐の『月光の聖者達〜ミスター・ムーンライト〜』を一日に何度も聞く。
同じ月を見ている」と題した誕生日の日記に三井住友銀行のCMを貼り付けた。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20110215/1297700990
そのCMで使われていた曲が『月光の聖者達』だった。
フルコーラスPVはこちら。
http://www.dailymotion.com/video/xh4a5o_yyyyyyyyyyyyyyyyyyy-yyyy_music

今日、『ミュージック・ステーション』で生で聴いた。
じわじわとこみあげてきてサビで涙腺が決壊する。
55歳の桑田佳祐が歌う姿を見ていると自分の20年、30年がフラッシュバックする。


  今はこうして 大人同士に なって失くした夢もある
  時代(とき)は移ろう この日本(くに)も変わったよ 知らぬ間に


  現在がどんなに やるせなくても 明日は今日より素晴らしい
  月はいざよう秋の空 ミスター・ムーンライト Come again please



Twitterでフォローしているスージー鈴木さんが自らのWEBページに書いている。
「勝手な聖者達〜ミスター・シンドバッド〜」
http://homepage2.nifty.com/suzie/gogo.html#20110214
BRUTUSの特集で桑田本人がビートルズへの想いを切々と語っているらしい。
スージー氏はオリジナルの「ミスター・ムーンライト」(ビートルズ)を
勝手にシンドバッド」(S.A.S.)に置き換えて自作の歌詞を載せている。
これがなかなか泣かせる歌詞なんです。
こっちの歌詞で聴いてみたい。


サザン・オールスターズといえば僕はこの3つのアルバムに尽きる。
熱い胸さわぎ』から『タイニーバブルス』までの時代が僕にとっての青春でした。


イーグルスに倣ってこの3作からMy Favorite を上げろと言われたら…。
熱い胸さわぎ』からは「茅ヶ崎に背を向けて」と「勝手にシンドバッド
『10ナンバーズカラット』では「いとしのエリー」と「お願いDJ」
♪冗談よろしゅうね、というフレーズには今でも笑える。
『タイニーバブルス』では「C調言葉にご用心」と「Hey Ryudo!」(ビートルズ!)かな。


この3つのアルバムの曲は全部好きです。
発売を待ち焦がれて買ったという記憶がある最後のミュージシャンだったのかも。
これ以降も好きな歌はあるが年齢とともに僕も変わってのめり込むほどではなかった、
この3つのアルバム、すべてデジタルリマスター版が出てるんですね。
欲しいけど…買わないだろうな。
デジタルだろうがアナログだろうがあの時代は甦ってこないもの。


最新CDを聴きながら『勝手にシンドバッド』や『いとしのエリー』を聞いてた時代を思う。
50歳になった自分なんてもちろん想像もしなかった。
時が経てば誰でも歳をとることを知ってはいたけど…。
♪ いま何時? そうね、だいたいね〜!
なんてコンパではしゃいでいた連中に孫が生まれる。
きっと、ふと気がつけば高齢者と言われる世代になってるだろう。
大晦日の紅白で歌った新曲『それいけベイビー!』で桑田が歌っている。
♪ 命をありがとね いろいろあるけどね
過ぎ去った年月を、ありがとね、と思えることに感謝。


『月光の聖者達』はみな一様に年老いてしまったのだ。
でも脳内イメージは、老けた青年、なんです。
学生時代、金沢に「AGING CHILD (年老いた子供)」というバーがあったのを思い出した。
あのころ、20歳の僕らは自分たちを“老いた子供たち”だといいながら、
サントリーホワイトの水割りを飲んで、いっぱしの人生論を語っていたのだ。
今思うと恥ずかしくて、自分らのことながらカワイイと思う。


先日、梅田のタワーレコードへ行ったらこんなディスプレイがあった。


『OSAKA LADY BLUES 〜大阪レディ・ブルース〜』という曲の冒頭に、
「さあ、伝統の巨人×阪神、ピッチャー桑田、金本に対して振りかぶって第一球、
 投げた!打った、大きい大きい、ず〜っと伸びる、入った、見送った、入った!
 入った!ホームラン!甲子園が揺れている!」
という実況が入る。
デイリーに『サザン桑田 金本に“復活”共闘ソング!』という記事が載った。
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/02/05/0003785693.shtml
開幕特番でアニキ金本の1分くらいのビデオクリップを作る。
これ何とか使えないものか。


折しも本日、阪神安芸キャンプ打ち上げだった。
ただいまアニキは苦戦中…。


佐々木俊尚『キュレーションの時代』を購入。
電子書籍で買おうかな、と思ってたが結局は書店で買う。
新書にしては厚い。
プロローグの「ジョゼフ・ヨアキムの物語」からなかなか読ませる。
IT関連のガイド本ではなく文化論として面白そう。

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)