2011/3/4 早春賦愛

弥生三月に入ってからやたらと寒い。
凍てつく空気が老いゆく身にぢんぢんとしみる。
♪春は名のみの 風の寒さや
まさしく『早春賦』の歌詞のごとく、春は名のみ、である。


『早春賦』という歌が好きです。
思えば、この季節になると鼻水すすりながら日記に早春賦愛を毎年のように書いている。
この歌を聴くだけできっぱりと風景が浮かんでくる。なんと表現したらいいのだろうか。
「春は名のみの風の寒さや」の最初の歌詞で勝負ありって感じ。


   『早春賦』   1913年 中田章 作曲 吉丸一昌 作詞


   春は名のみの風の寒さや
   谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
   時にあらずと 声も立てず
   時にあらずと 声も立てず


   氷解け去り葦は角ぐむ
   さては時ぞと 思うあやにく
   今日もきのうも 雪の空
   今日もきのうも 雪の空


   春と聞かねば知らでありしを
   聞けば急かるる 胸の思いを
   いかにせよとの この頃か
   いかにせよとの この頃か


ギターの村治佳織さんの演奏で。


『春への憧れ』というモーツァルトの歌曲(リート)との類似性が指摘されるらしい。
その歌曲を聴いてみた。

なるほど、ハーモニーの裏メロみたいな…。
よくあることですが。
『早春賦』の方が旋律の抑揚もメリハリもあってドラマチック。
これも早春賦ファンゆえの身びいきでしょうけど。


『早春賦』となんとなくダブるものがある、と感じたのが去年出たこの曲。
サエラというヴォーカルとキーボードの熟年女性のデュオの『白もくれん』
オーヴァー45のためのラジオ、FMcocoloで流れていた。
サエラは青森を地盤に活動するおばちゃん二人のデュオ。
津軽は五所川原在住。
ヴォーカルの菊地由利子(51)は山口百恵と同い年らしい。
宝塚出身?と思わせるルックスです。


…昨日の夕刊に載った「一病息災」という記事。
たけし軍団のグレート義太夫の糖尿病の話が載っていた。
一部抜粋する。

  体がだるく無性に喉が渇いた。
  夏バテかな?と思ったが医師の表情は険しかった。
  「糖尿です。すぐ入院して。」
  正常なら110未満の血糖値が630もあった。
  「あなたが話してられるのが信じられません。普通は昏睡状態の数値ですよ!」


同じ糖尿病から復活したアントニオ猪木の著書のタイトルは、
『もう一つの闘い―血糖値596からの糖尿病克服記』だった。
本の帯にこんなコピーがあった。

もう一つの闘い―血糖値596からの糖尿病克服記

もう一つの闘い―血糖値596からの糖尿病克服記


 「猪木さん、血糖値が596もあります。相当想い糖尿病です。
 いつ倒れるかという状態です。今のまま放っておくと命の保証もできません」
 猪木の“もう一つの闘い”はここから始まった。


実は僕が、糖尿病、そして即入院を宣告された時の血糖値は710だった。
自慢じゃないが、自慢してる場合じゃないほどの数値だった。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida+athens/20100831/1283205055
県立西宮病院へ入院中に担当医に言われた。
「この病院で私が知ってる限り2番目の数値です。1番の人は死にました。」と。
自慢じゃないですよ。自慢じゃ。
今年に入ってそんな病歴があるということを忘れるような行いが続いている。
猛省せねば、初心に帰らねば、と「一病息災」の記事を読んで思った。



…午後からプロ野球開幕特番の収録。
ブラマヨと神戸蘭子の司会、7名のプロ野球解説者のトークバトル。
予想通り面白かった。が、反省も少なからずあり。
写真はフロアディレクター軍団によるカメリハ。


企画書を書いたのが去年暮れ、決定したのが2月始め、収録まで準備が一ヶ月弱。
テレビ番組としては無理しない程度のスパンと仕事量なのではないか。
僕のやったことは企画書原案、会議、解説者との打ち合わせくらいだが。
さて、挿入する1分間VTR6本の制作にとりかからねばならない。
『開幕直前!ブラマヨの俺たちのプロ野球』3月20日日曜日放送予定です。