ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2011/6/1 憂鬱な6月のはじまり

7時半起床、6月は雨とともに始まった。
去年までなら、水無月は雨とともに始まった、と書いていたが正確には間違い。
旧暦でいえば今日はまだ4月30日、卯月の晦(つごもり)、明日から皐月だ。
梅雨なのに水無月なんておかしいな、ある種の皮肉なのか? と思いこんでいた。
皐月(さつき)は田に苗を植える梅雨の季節、「早苗月」の略称らしい。
五月晴れというのは5月の青空ではなく本来は梅雨の晴れ間を指すのだそう。
水無月は今でいう7月半ば過ぎ、梅雨が明け日照りが続く季節なのだ。
皮肉でも何でもなかった。


朝ご飯を食べ終わる頃、気分が悪くなる。
消化器系ではなく、めまいを伴った悪寒。
もしや脳溢血の兆候、あるいは心筋梗塞では?
心配性なのですぐに血圧を測る。
130-80くらいでとりたてて問題はない。
温度変化、梅雨寒で風邪気味なのだろうか。
暖かくしてソファに横になる。
40分くらい安静にしたら楽になる。
憂鬱な月のはじまり。


…休んでいたいけど今日から仕事に復帰。
午後からニュースデスク勤務です。
でも、実態は読書とスポーツ中継観戦です。
サッカーU22代表とオーストラリアとの試合、永井の凄さを見せつけられた。
彼こそまさにスピードスター、相手GKの鼻先をかわした2点目に鳥肌。
圧巻の2ゴール、1アシスト。
見ながら、ここに宇佐美、宮市が加わると思うとロンドン五輪予選が楽しみになる。
でも、中盤やデフェンス陣とマッチアップするかどうかは僕にはわからない。
A代表の方はちょっと退屈な試合だった。
後半、本田圭祐が出てくると心沸き立つものがある。
ミーハーなんだよなあ。
サッカーといえば局にファックスで関西学生サッカー選手権の結果が送られてくる。
準決勝で大阪体育大学が関大をPK戦で下し決勝進出したとの報。
09インターハイの得点王で米子北出身の山本大稀が2ゴールで大体大を引っ張っている。
4日に長居第2で決勝がある。
見に行きたいけど4日は仕事、NHK教育で中継があるらしい。
フロアのモニターをサッカーとプロ野球3試合から4試合を流す。
数人が集まりそれぞれの試合に好き勝手に注目する。
うわあ、初球から152キロ! と札幌ドームの試合を見てつぶやく。
うわあ、清田まで…手首はヤバイよ、とロッテファンが嘆く。
うわあ、おかわり来たよ、と金刃を取材したことのある記者がため息。
野球はパリーグのエースデイ(千葉ロッテ除く)。
ダルビッシュ田中将大、涌井、和田、加えてオリックスフィガロ
主にサッカーを見ながら阪神の攻撃になると野球を見る。
阪神を応援しているのではなくダルビッシュの投球が面白いからだ。
その気になれば、9連続奪三振とか、ノーヒットノーランも出来るが、
ここは手堅く完封にしておこう、というリラックスした雰囲気で投げている。
解説の亀山が「ダルにも失投がありますから阪神打線はそれを待つことですね」と言う。
直後に「でも、ダルビッシュの失投は2線級の決め球くらいの威力はありますからね」
今の阪神打線には難しいかも。
それにしても借金10で次の相手は最強ホークス。
明日の関西のスポーツ紙の一面が恐ろしい。


内閣不信任案が明日にでも可決されそうな勢いだ。
いっきに大連立まで突き進むのか、その前に総選挙があるのか。
誰も応援したい勢力や政治家がいない。
ただ呆然とスタンドへ入る打球を見送っている外野手の気分。
そんなんじゃいけないんだけど。
テレビや新聞のコメンテーターは「国民不在」を声高に言うけど何かおかしい。
僕らは選んでしまった責任があるのだと思う。
代表ナインを入れ替えたかったら投票するしかない。


…先月最初にツイートした。


 五月になれば…シリーズ ・最優先事項として3キロの減量(自転車、筋トレ、適食)
 ・企画書最低2本 ・ぷよねこ登山隊 初夏の遠征(白馬、阿蘇、三瓶山のいずれか)
 ・自宅マンション設備の修理 ・キャンプ用品他の整理&処分 
 ・Podcast BBC 6分間英語の継続とCNNニュースのリスタート 
 ・宮城の佐々木さん宅訪問(田植えのお手伝い?)・ヴィゴーレ1年点検@京都
 ・読書8冊&DVD8作品(週2ペース)


空しい。
アバウトに言って達成率10%くらいだろうか。
出来たのは、・宮城の佐々木さん宅訪問
      ・ぷよねこ登山隊 初夏の遠征(行き先変更)
どっかへ出かけただけの話ではないか。


最優先事項としての、と銘打った「3キロの減量」はどこへいったか?
一週間で2キロ以上減って減量のスイッチが入ったかなと思ったのに。
宮城遠征からいとも簡単に切れてしまった。


昨日から体調が悪いわけでもないのに無気力、やる気が失せている。
こういう時はジタバタしてもいいことはない。
日々の記録(体重、食事、支出、運動量)だけは継続していこう。
毎日1センチでも前に進もう。


間食厳禁、1800キロカロリー/day、9時以降は食べない、できるだけ毎日走ること。 
あまり考えず出来ることをやりたいことをこまごましたことをこなしていこう


セルジオからのメールであみちゃんが亡くなっていたことを知る。
あみちゃんは彼が主催していた劇団員の女優、と言っても女性ではない。
彼女の出演する芝居も見たし、飲み会で(多分)一言二言話したこともある。
向こうはこっちを憶えていない、くらいの存在だったろう。
僕の方は強烈な印象で名前を聞けば思い出すことが出来た。
セルジオによると、クスリから逃れようとアルコールに溺れ肝臓をやられたらしい。
彼自身もここ数年は没交渉だったようだ。
オカマのあみちゃん、まるで小説や映画の世界の存在だった。
僕らより少し年上。
30年前の京都での出来事をいろいろ思い出す。
ミック・ジャガーがDon't Trust over 30 と言ったように、
誰も自分が五十や六十になることを想像したこともなかった。
空に輝く星は僕らの存在を知らない。
あみちゃんは自分が死んだときに僕があみちゃんのことを書くなんて想像もしなかっただろう。
徒花であろうが彼女はスターだったんだ。
昭和の残り香がまたひとつ消えていく感覚。
僕らはそんな時代まで生き延びている。
せめてやすらかに。