2011/6/18 手嶌葵 sings @西宮北口

土曜日、ヒロはバレーボールの試合で早めに家を出た。
今日はニュースデスク当番、出勤前に手嶌葵のインストアイベントへ行く。
阪急夙川駅まで歩き、西宮北口まで電車で行く。
最近は阪急づいてるなあ。


阪急西宮ガーデンズでのミニコンサート。
ジブリアニメの新作『コクリコ坂から』(宮崎吾郎監督)のキャンペーンだ。
手嶌葵は『ゲド戦記』に続いて主題歌を歌っている。
予定では屋外のスカイガーデンでの開催だったが天候不良でホール内となる。
雨は止んでいたのにね。
時間ギリギリに言ったので立ち見、しかも最後列だった。
でも葵ちゃんは長身なのでしっかり見えました。


ポスターの絵は宮崎駿自ら描いたものらしい。


歌ってくれたのは3曲。
『上を向いて歩こう』(おなじみの名曲カバー、映画挿入歌)
『朝ごはんの歌』(楽しい歌 我が家の朝食ソングにしよ)
『さようならの夏』(映画の主題歌)


映画『コクリコ坂から』の舞台は1963年の横浜、港の見える丘。
脚本は1980年代の少女漫画がベースになっているらしい。
公式ホームページに宮崎駿が熱っぽく書いている。


  1980年頃『なかよし』に連載され不発に終った作品である。
  (その意味で「耳をすませば」に似ている)
  高校生の純愛・出生の秘密ものであるが、明らかに70年の経験を引きずる原作者
  (男性である)の存在を感じさせ、学園紛争と大衆蔑視が敷き込まれている。
  少女マンガの制約を知りつつ挑戦したともいえるだろう。
  結果的に失敗作に終った最大の理由は、少女マンガが構造的に社会や風景、
  時間と空間を築かずに、心象風景の描写に終始するからである。
  少女マンガは映画になり得るか。その課題が後に「耳をすませば」の企画となった。
  「コクリコ坂から」も映画化可能の目途が立ったが、時代的制約で断念した。
  学園闘争が風化しつつも記憶に遺っていた時代には、
  いかにも時代おくれの感が強かったからだ。
  今はちがう。学園闘争はノスタルジーの中に溶け込んでいる。
  ちょっと昔の物語として作ることができる。
  「コクリコ坂から」は、人を恋(こ)うる心を初々しく描くものである。
  少女も少年達も純潔にまっすぐでなければならぬ。
  異性への憧れと尊敬を失ってはならない。
  出生の秘密にもたじろがず自分達の力で切りぬけねばならない。
  それをてらわずに描きたい。
  「となりのトトロ」は、1988年に1953年を想定して作られた。
  TVのない時代である。今日からは57年前の世界となる。
  「コクリコ坂から」は、1963年頃、オリンピックの前の年としたい。
  47年前の横浜が舞台となる。団塊の世代が現代っ子と呼ばれ始めた時代、
  その世代よりちょっと上の高校生達が主人公である。
  首都高はまだないが、交通地獄が叫ばれ道も電車もひしめき、公害で海や川は汚れた。
  1963年は東京都内からカワセミが姿を消し、
  学級の中で共通するアダ名が消えた時期でもある。貧乏だが希望だけがあった。
       
        

「貧乏だが希望だけがあった」
村上龍の『希望の国のエクソダス』でも聞いた台詞ですね。
前回のアリエッティも前々回のポニョも見ていないけど『コクリコ坂から』は劇場で見よう。
ジブリの少女漫画もの『耳をすませば』やノスタルジックな『おもいでぽろぽろ』、
両方とも好きなアニメ映画です。


ミニコンサートの舞台挨拶でジブリの広報部長が披露したエピソード。
今回の主題歌『さようならの夏』はもともと日本テレビのドラマの主題歌だった曲らしい。
放送は1976年、原作は原田康子、主演は岩下志麻、細川俊之、有馬稲子、桃井かおりら。
ドラマは不倫や家庭問題を描いたもので『コクリコ坂から』とは全く関係がない。
宮崎駿がこの歌が好きでずっと憶えていた。
いつか映画で使いたいと思っていたのだとか。


    光る海に かすむ船は さよならの汽笛 残します

    ゆるい坂を おりてゆけば 夏色の風に 逢えるかしら

    私の愛 それはメロディー 高く低く 歌うの

    私の愛 それはカモメ 高く低く 飛ぶの

    夕陽の中 呼んでみたら やさしいあなたに 逢えるかしら



当時歌っていたのは森山良子。


今回の映画で手嶌葵がカバー、こっちの方が僕は断然好きです。
http://dai.ly/iS6Myk


投稿者の方がカバーしている『さようならの夏』
お、悪くないです。


チラシに8月に大阪でコンサートがあるという情報をゲット。
ヒロにメールすると即、絶対に行く! と返信が届く。
会場でシングルCDだけ買って、阪急電車で出勤する。


…ニュースデスク3連投の初日。
阪神は雨天強行が裏目に出て星野楽天に惜敗。
今日みたいな雨でも甲子園に4万以上入るのが信じられない。
思えば今日から100日前に楽天は明石でオープン戦を戦っていたのだ。
先日、震災3ヶ月で新聞、テレビは特集を組んでいた。
誤解を恐れずに言えば、あの熱病のような空気、人々の興奮は静まった。
冷静に、地に足をつけて、継続することの大事さを思う。
雨の中、タクシー帰宅。


…昨日代替品として使っている腕時計のベルトを交換した。
すると今日、ヨドバシからTIMEXの修理が完了しましたとの連絡がある。
そういうものです。