ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2011/7/27 年相応

気分は70年代のノンポリ学生なんだけど、実は54歳なのだ。
世の中に対する姿勢(アティテュード)は変わらないまま、むやみに歳をとってしまった。
メッセージはじんじんと胸に染みて、そうそう、そーなんだよね、と心中独り言。
うなづいてる自分と現実の自分とのギャップに気づかないふりをするがしょせん無理がある。
35年以上かけて形成されたギャップ(断層)は決して埋められることはない。
だから、この歌を声高らかには歌えない。


   そうだから、友達なんぞと言わんで欲しい
   君たちの甘い誘いには懲り懲りだよ
   非道いやり口のひとつひとつを見ていると、僕は氷のように冷たくなる
   猫みたいにずるい眼で、微笑んでくれても
   僕はだまされないよ 僕は風 僕は風 風なんだから 


   そうだから、仲間だなんぞと言わんで欲しい
   体中が震えだして息が止まるよ
   「僕らは自由だ」と言いながら近づいて、厚い壁を塗りたくっては
   身動き一つ、出来なくしてしまうんだから
   僕はだまされないよ 僕は風 僕は風 風なんだから


   そうだから、愛だなんぞと言わんで欲しい
   どうにもならない言葉を振り回して
   信じているんだから、幸せなんですよ 僕は嵐のように狂い出す
   猫みたいずるい仕草で、甘えてくれても
   僕はだまされないよ 僕は風 僕は風 風なんだから



僕はだまされないよ〜なーんてイノセントなことを
エエ歳のおっさんが歌ってたら、グーで殴られるかも仕方がない。
関川夏央が書いていた。


 自己像は老けた青年だが、客観像はせいぜい中年晩期。有り体には初老期。
 この落差の中に「おじさん」の悲しみがある。


年相応、歌いたくても歌えない。
五つの赤い風船『ボクは風』、聞いて下さい。


この歌を最初に聞いたのは高校生のときだった。
十代には許されても、客観的に見て五十代が歌う「ボクは風」はとても聞いてられない。
せめて、少々の悔恨をともなったこの歌なら許されるかな。


 いまも昔も 変わらないはずなのに なぜこんなに遠い
 ホントのことを言ってください これがボクらの道なのか



思い出したのは旗振りおやじことT広さんの日記に『ボクは風』のことが書いてあったから。
今度、ラグビー酒場で五つの赤い風船メドレー歌いましょうか。
みんなで歌えば恐くない、ですものね。


…今日も過ごしやすい一日でした。
ニュースデスクをサボってA部氏とコーヒーブレイク。
数日前の僕の日記のタイトルを見て吹き出したとか。


   無為徒食  (「四字熟語図書館」より)


   何の仕事もせずに、ただぶらぶらと日々を遊んで過ごしている様子。
   徒食は働かないでぶらぶらと遊び暮らす意。
   無為はあるがままの姿。
   本来は良い意味だが否定的な言葉をつけることで悪い意味となる。
   類義語に「無為姑息」「無為無策」など。
   http://www.kokin.rr-livelife.net/yoji/yoji_mu/yoji_mu_11.html


世界水泳、200バタで松田が銀メダル。
フェルプスに勝てるか、と思ったけどスパートが早過ぎたか。
松田も長く頑張ってるなあ。
2006年に中京大のプールでインタビューしたことがある。
好青年だった。
もう日本選手団の主将か。


帰宅後、Nスペ「なでしこジャパン 世界一への道」の再放送を見てしまう。
宮間あやを見るたびに申し訳ないが白木みのるを思い出す。
スーツ姿だからだろうか。
とっちゃん坊やの中小工場の社長。
川澄さんがスーツを着てると新任教師に見えるのに。
あの落ち着きっぷりは尋常じゃない。
って、その前に白木みのるさんを知ってる人がどれくらいいるのか。