2011/9/18 丹後半島へ行く

日本海の落日。
つくづくニッポンは美しい島だと思う。


今回はワンマン撮影クルー。
おともは新兵器ブロンプトンM3Lのグリーン&ブラック。



…昼前に家を出て阪神電車で三宮へ。
トアウエストの「ブロンプトン ジャンクション」でM3Lを引き取る。
フロントバッグをホールダーにカチッと固定する方式は僕が長年探してきたものと同じ。
93年の秋、カリフォルニアMTBで旅した際に、S.F.で買ったフロントバッグと同じ方式だ。
同じものを日本で探しても、ネットで輸入品を探しても見つからなかった。
待望のシステム。
と、書いても説明なしではわかりませんよね。


三宮まで自転車に乗り、折りたたんで特急「はまかぜ3号」に乗る。
簡単、折りたたむのの初心者の僕でも1分かからない。
そのまま、キャリーバッグやスーツケースを持ち込むように電車に乗る。
この軽いフットワーク、きもちいい!


はまかぜ3号」自由席は空いていた。
姫路経由、播但線和田山まで行き山陰本線に乗り入れ豊岡まで走る。
途中、小動物に衝突しましたので運転者が確認に下りています、とアナウンスあり。
小動物って何だ?
タヌキ?ウサギ?サル?キジ?、それともシカ?、まさかクマ?
鹿や熊は小動物じゃないか。
結局、わからず数分で列車は何事もなく走り始める。


豊岡で乗り換え。
蒸し暑いが天気はいい。
北近畿タンゴ鉄道宮津線、タンゴリレー号という展望列車に乗る。
久美浜木津温泉と過ぎ、網野で下車。
ブロンプトンを1分ほどで組み立てる。
慣れれば10秒というのは決して大げさじゃないな。
乗り心地もよし。
ロードレーサー同様とはいかないがママチャリより軽快。
普通に走れる。
たぶん巡航速度15〜25キロで無理なく走れる。
スピードメーターはつけてないけどだいたいわかる)


待ち合わせ場所は「丹後100キロウルトラマラソン」のフィニッシュ地点。
100キロを走りきったランナーが続々とゴールしてくる。
ひゃっきろ?
目の前を通り過ぎるこの人たちは100キロ走ってきたのか、と思うと素直に尊敬してしまう。
フィニッシュ地点で実況するアナウンサーのおねえさんも凄い。
次々とゴールするランナーの名前を呼び、プロフィールを紹介する。
スポーツアナとしてなかなかの実力、放送席フロアとの息もぴったり、名人芸を見る思い。
「ナンバーカード○○○、東京都から参加の○○さんがまもなくフィニッシュです。
 今回はウルトラマラソン10回目の出場、見事完走ですよ、
 タイタン達成、おめでとうございます!」
100キロマラソンを10回完走すると『タイタン』という称号が与えられるのを初めて知る。


取材対象者と模擬店エリアで会う。
すでに1時間ほど前にゴールされていた。
今日は蒸し暑くて大変なレースだったとのこと。
明日の予定を打ち合わせしてロケ場所の海岸を下見する。

                               Nikon D40x 18-55mm


ウルトラマラソン開催で網野の宿はとれず隣の峰山のビジネスホテルを予約した。
北近畿タンゴ鉄道網野駅から峰山行、次の電車まで1時間半もある。
iPhoneで調べると距離は7・5キロ、ええい、ブロンプトンで走ろう。
ゆるい峠が2つほどあったが、およそ30分で到着。


京都府峰山、かつては峰山町、いまは合併して京丹後市になった。
20代のころ、撮影助手だったころに一度来た記憶がある。
野村克也氏は峰山高校出身。
その頃、ノムさんはまだヤクルトの監督にもなっていなかったのでなかった。


峰山のホテルにチェックイン。
近所の居酒屋でごはんにしよか、と思ったが隣接のお食事処がよさげだった。
カウンター席、キリンの中瓶「秋味」をぐびり。
最初は一人だったが一人、また一人と独酌客が来る。
100キロ完走した埼玉からの40代男性、
レースの誘導係をしたという地元の青年、
青年の知り合いの年配のおじさん…。
「いやあ、走ったんですか100キロ」と青年。
「距離はともかく、このコースはアップダウンがきつくて」とランナー。
「へえ、久美浜まで行って戻って来られたんですか」とおじさん。
「60キロ地点で誘導してたんですけど、最初のランナーが来た時はマジで涙でました。
 来年は走ろうって思いましたもん」と青年。


そんなバーの会話がいい。
やっぱり100キロマラソン完走した人は文句なしに勇者だ。
よれよれでフルを5時間半かかった僕には想像を絶する距離。
ウルトラマラソンのスタート地点に立っただけでも尊敬する。


余談だがホテルのバーの女性従業員美形多し。
青年は彼女らの一人がお目当てのようだ。
キタアカリのチップス、焼き茄子、ミニ親子丼、瓶ビールの秋味
丹後半島久美浜の地酒「玉川」で2200円也。
峰山の晩酌に満足。
あした晴れてくれるかな、と、この夜の時点では期待していたのだが…。