2011/9/21 九月大歌舞伎 夜の部@大阪松竹座

午前10時、台風15号紀伊半島潮岬を通過中。
阪神地方は雨のピークは過ぎたようだ。
Twitter で紹介されていた動画を見て目が覚めた。
あのキャット・スチーブンスの「Wild World」の弾き語りなのだが…。
望めば、それは叶うんだなあ。
 


…午後になって雨が上がる。
暴風圏、豪雨圏が東海から関東、東北へ北上している。
避難勧告、指示が矢継ぎ早に出されている。
迷ったら出す、のだそうだ。
昨日は名古屋で100万人に避難勧告が出ていた。
ひゃくまんにん?
今さらながら原発事故の時に出していたら、と思う。


今日はひとりで歌舞伎を見る。
先日、眼鏡堂氏から松竹座のチケットが送られてきた。
本人は行く気満々だったのだがアメリカ出張が入り断念した。
僕も東京日経ホールでの素浄瑠璃の会のチケットを買っていたが行けなくなった。
で、バーターしたわけだがチケットは引き取り手があっただろうか。
眼鏡堂氏本人はいま台風の影響で西海岸ベイエリアに軟禁中(?)。
はるか太平洋の彼方で帰宅難民になっている。
じゃ、歌舞伎、見せていただきますよ。


九月大歌舞伎@大阪松竹座、午後4時開演です。
先日、ヒロとばあばあが行き、絶賛してた夜の部に行く。
高島屋の地下で弁当を仕入れる。
柿安の牛肉弁当が半額になっていて飛びつく。
眼鏡堂購入シートは1階12列9番、実にいい席でした。
舞台正面、花道直近、特に花道の手前で見得を切るところを見るにはベスポジ。


『華果西遊記
な、なんと西遊記です。
孫悟空猪八戒を歌舞伎で見るとは思わなかった。
猿之助四十八選です。
いやあ、楽しい楽しい。
3月に南座で見た『獨道中五十三駅』を思い出した。
歌舞伎であり、木馬座であり、ヒーローショーである。
何も考えずに童心に帰って驚き笑い喝采しました。
孫悟空市川右近、猿らしい台詞回し(というのか)上手いなあ。
そして、ヒロが指摘したように澤瀉屋の女形が美しい。
特に春猿と笑也は極上。


勧進帳
歌舞伎を見た。
これぞ歌舞伎、という舞台を最高の配役で見た思いがする。
絵になる。
弁慶と富樫、海老蔵団十郎、この二人の立ち姿がどこを切っても一枚の絵。
ばあばあが、あの親子は二人とも見映えがするでなあ、と評した。
団十郎は台詞が聞きとり難かったが聞きやすくなったと言う。
あの人(団十郎)は努力してるんやで、とばあばあは言う。
海老蔵の弁慶、圧巻だった。
身体から気が燃え立つようだった。
侠気、怒気、あるいは狂気。
その気が海老蔵を2倍も3倍も大きく見せる。
声もいい。
でかい。
聞き取りやすい。
弁慶らしく重くてドスが効いている。
手抜きがない。
やっぱりエースで四番だ。


弁慶が富樫の盃を受ける場がある。
ぐいっと飲み干す弁慶。
富樫の侍従にもっと注げと催促する。
こんな盃では埒があかんからもっと大きな器をと所望する。
すまんが西麻布を思い出してしまった。