2011/9/29  朝に撮影、夕に撮影

美しい朝、清洲橋のたもとで645に待ち合わせ、撮影を開始する。
昇る朝日を浴びて走るシーン、逆光のシルエット、青空バックのイメージカットなどなど。
両国のマンションで出勤前にネクタイをしめるカット、朝の光を浴びて出勤するシーン、
その後、スカイツリーの遠景を撮って朝の部は終了。
吉野家で朝食、宿へ戻る。


亡くなった写真家の星野道夫さんが書いていたこと。
僕らが何気なく過ごしているこの時間にも、
アラスカでは羆が、を食べながら荒野を彷徨っている。
ザトウクジラは、悠々とベーリング海を泳いでいる。
何ということはないけれど忙しい日常にふとそれを想像するだけで素晴らしい。
大阪で、神戸で、丹後半島で、そして東京で走る人々を撮影した。
自分がなにげなく過ごしているこの瞬間にも、彼ら彼女らは毎日走り続けている。
何ということはないけれどその姿を想像するのも悪くない。
少し勇気が沸くような気がする。


午後からは東京の西の郊外で撮影。
幸いなことに京王多摩センターは最寄りの地下鉄森下駅から直通一本、乗り換えなしで行けた。
ああ、これが東京のベッドタウンか、という風情の多摩丘陵にあった。
宮崎アニメでこんな風景を見たような気がする。
犬がランニングパートナーになった、というネタの撮影。
捨て犬の保護施設から引き取った犬で、柴犬とグレイハウンドの雑種。
顔は日本人だが、脚はドッグレース用の洋犬、凛々しい顔つきのわんこだった。


男の人には警戒してめったになつかないのだそう。
でも、飼い主が驚くほど僕にはフレンドリーだった。
富士山登山のトレーニングのつもりでいっしょに走るのを始めた。
連れて走ると嬉しそうなこと。
飼い主としてもそれが楽しくて嬉しくて今まで続いているという。
副産物も山ほどあった。
体脂肪が大幅に減った。
身体のキレ、フットワークが抜群によくなった。
疲れなくなった。
自転車で20キロ走れるようになった。


帰りも直通一本で森下まで戻る。
魚三酒場が空いていたのでつい入ってしまった。


夜は新橋で男3人で飲み会。

朝に撮影、夕に撮影、陽が沈めば酒を呑む。
あす憂いあればあす憂う。


新橋駅近くにある酒なら何でもある人気店。
路地に怪しいワルモノ二人の人影が…!
「社長、遊んでいきませんか?いい子いますよ」