2011/10/19 内村航平がチラ見する理由

世界体操の話をもう少し。


・内村はゆかのフィニッシュの前になぜ右をチラ見するのか?

内村航平に限らずゆかの演技で、さあ これからフィニッシュです、という場面。
テレビの映像は最後のタンブリングへ集中し息を整える選手の表情をとらえる。
そのとき選手はチラリと横目で何かを見る。
内村なら右にある何かをチラ見するのを不思議に思った人がいるのではないだろうか。
ヒロが、あれは何見てるん? と聞く。


目線の先にはコーチがいる。
フィニッシュはF難度の伸身ルドルフにチャレンジしろ、とか、
ここまでうまくこなしてるから冒険せずにD難度の3回ひねりで行こう、とか
コーチのサインを確認しているのです。
…なーんていうわけではありません。


あの目線の先にはデジタル表示のタイマーがある。
ゆかの演技時間は男子は70秒以内と決まっている。
1秒でもオーバーすればラインオーバーと同じように減点となる。
選手は最後のタンブリングのシリーズへ入る前、残り時間を確認しているのだ。
内村「よーし、あと15秒あるぞ。ここはゆっくり時間を使って呼吸を整えよう」
あるいは「お、残り10秒を切ってんじゃん。とっととスタートしなきゃ」とか。
チラ見の正体はタイムチェックなのでした。
(これは直接聞いたわけじゃないので推測だが多分正しいと思います)


・ゾンダーマンの鉄棒に笑撃を受けた件
   


種目別鉄棒でスペシャリストが魅せてくれた。
オランダのエプケ・ゾンダーマンというアイドル風の長身選手。
やるやると聞いていたが超絶技巧を連発に思わず笑ってしまう。
初っぱなにカッシーナとコールマンの連続。
このG難度とF難度の技の間に車輪を入れずに成功させたのだ。
初めて見た。
うおおおおお、と、どよめく東京体育館
続いて伸身のゲイロード2を決め、またもや大歓声が起こる。
何だかロックコンサートみたいな空気。
次は何だ?
と誰もが期待した瞬間、伸身のマルケロフで足がバーに当たった。
演技中断。
大きなため息が会場を包む。
惜しいなあ。
でも、そのチャレンジ精神とエンターテイナーぶりに拍手。
これくらい見せてこそ、鉄棒のスペシャリストだよな。


驚愕の鉄棒、これは中国のCCTVの放送したもの。
カッシーナ〜コールマンの連続に中国のコメンタリーも絶叫している。
種目別鉄棒全員の演技が入っている。
ゾンダーマンは3分過ぎからです。


観客の誰かが禁を犯し携帯のカメラで撮った動画。
演技はよく見えないけど観客の反応は伝わる。
http://www.youtube.com/watch?v=hkLzm-8JR7Y


そして、最後の演技車の内村航平もG難度カッシーナに挑んだ。
文句なし、世界一美しいカッシーナ(伸身コールマン)だった。
カッシーナ、伸身トカチェフ、伸身コスミック、コールマン、
すべての離れ業に減点要素のないパーフェクトな演技。
ミスターEスコアは攻めても隙がない。


カッシーナのスローを見て欲しい。

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快晴、今日は朝から終日大阪マラソンの企画VTRの編集でした。
東京出張から戻っても多忙は続く。
でも、こっちがフランチャイズなのだから文句は言えない。


今朝はササキさんの新米を食べました。
入魂の“ひとめぼれ”でしたが、新米なのに水が多すぎた。
くれぐれも新米の水は少なめに。


映画をまったく見ていない。
iPadのiTune Storeで映画をレンタルしてみた。
意外にもサクサクとダウンロード出来た。
映像も十分に美しい。
映画を一本デイパックに入れて持ち歩き出来る感覚。
細切れになってしまうが本を読むように映画を見ることが出来る。
通勤の車内で見ていると乗り過ごしそうになった。
観ているのは『春との旅』(小林政広監督 仲代達也主演)という映画。
http://movie.haru-tabi.com/index.html
3/4くらい見たが心にしみる映画、映画らしい映画だ。
徳永えりという若い女優がいい。
iPadで見て映画らしいというのは何ですが。


…最近、気に入っているキューピーのCM。
映画「森崎書店の人々」に主演した菊池亜希子がいい。
http://www.kewpie.co.jp/know/cm/gu_sauce/gu_sauce_04.html