朝から病院通い。
整形外科でも内科でもなく、今日は眼科。
頬に冷気を浴びながらGiantを駆って夙川沿いを北上する。
さくら夙川駅前の「えの眼科クリニック」へ行く。
待合には高齢者が五百羅漢のようにびっしりと座っておられた。
月曜の朝の病院は混む。
毎週のようにどちらかの目が炎症を起こしものもらいが出来そうになる。
理由はゴシゴシと掻くからで、掻く理由はかゆくてたまらないからだ。
もういいかげんに病院へ行け、原因を徹底究明しろ、とヒロから言われる。
去年、いや一昨年から言われ続けてはいたのだが大げさだと思って行かなかった。
今月はヒマだし、左肘の手術も延期になったのでこの際だ、行っておこう、と腰を上げた。
ついでに鼻水、くしゃみ、咳発作の原因もちゃんと調べておこう。
視力、眼圧、眼底を検査する。
両まぶたに細長い試験紙を挟んで目を閉じる。異物感を我慢して5分、涙腺の検査らしい。
で、ベテラン女医先生の診断は以下のよう。
「涙が出にくくなってます。これがかゆみの原因ではないかと疑われます。
何らかの理由で涙腺がつまっているかもしれないですね。」
目が乾くと花粉やハウスダストからプロテクトされずに直接網膜に触れてしまう。
鼻の中や口の中が乾くと過敏になるのと同じ理由だ。
粘膜は重要なのだ。
以前に眼鏡堂氏が言ってたことを思い出す。
現代病はフィルター不全なのです、と。
涙と同じ成分の目薬(生理食塩水)と抗生物質の目薬を処方してもらう。
生理食塩水の点眼薬は常に持ち歩いて頻繁に差すことが大事らしい。
これで様子を見るとのこと。
加えてベテラン女医先生は言う。
「あなたさっき咳してたでしょ? ちょっと音が気になるけど肺や気管支の検査した?
してないなら下の階が気管支の専門医なので紹介状書いておきます」とのこと。
同じビルの2階に「みやけ内科クリニック」がある。
紹介状を持って診察に行く。
ここは内科、呼吸器科、アレルギー科の専門医。
アレルギー科なんてあるのか。
これは好都合、鼻水、くしゃみ、せきのアレルギーについて調べてもらおう。
採血をする。
今月3回目の採血。
アレルギー反応を細かく調べるとのこと。
この際、徹底的にやってください。
でも、2つのクリニックの支払いが8000円超。
今年は医療費がぷよねこ家の家計を圧迫してます。
「運動をして健康でいよう。健康でいるのは、年100万円貯蓄しているのと同じ」
と流通ジャーナリストの金子哲雄さんが言ってたらしい。
正しいと思います。
…遅い朝食、今日はお粥、朝食というか昼食。
体重過多のぷよねこ、ヒロが今月は粗食にします宣言。
でも、土鍋で炊いた熱々の粥が美味しいです。
今週末の目標は2キロ減の73.50です。
…夫婦50割引で映画を観に行く。
三谷幸喜監督『ステキな金縛り』@TOHOシネマズ西宮
ヒット作だという先入観があったのでシネコンも複数のスクリーンでやってると思った。
けど、やってたのは小さめの1スクリーンのみでした。
10月末の公開なのでそんなものか。
客の入りも30人くらいの淋しいものでした。
三谷監督の映画を見るのは『ラヂオの時間』(1997年)。
『みんなのいえ』(2001年)に次いでこれが3本目。
『有頂天ホテル』と『マジックアワー』は見ていない。
ヒロが『マジックアワー』を見て大笑いしたと聞いて見ようと思いたつ。
ストーリーテリングで見せる映画です。
ビリ-・ワイルダーのファンの僕としては好感を持って見た。
幽霊が裁判の証人になるという荒唐無稽なのでご都合主義のところも多々あるが、
まあ、そんなことはどうでも枝葉末節、声を出して笑い、喜劇映画を楽しめた。
一番笑ったのは堅物検事役の中井貴一の手品のシーンでした。
どんなシーンかって?
ぜひ見て下さい。
僕はこういう地味でシニカルな感じが好みです。
あの、こんな書き方をするのは変なのでしょうけど、
今までそういう目で見たことがなかったけど、
(どうゆう目だ?おまえは誰だ?)
深津絵里ってすごくカワイイ。
タイプってわけでもないし、
美人なんだろうけど、ちょっとエラはってるなと思って見ていた。
一度も意識したことがない女性をあるとき好きになってしまうというあの感じ。
この映画の彼女はいじらしくて思わず、ガンバレ!って応援したくなる。
面白ろうて悲しきヒロインとして、幸福なコメディエンヌとして凄く魅力的だった。
38歳?
映画では10歳くらい若く、いや、幼く見えた。
大人びた役柄より若くて駄目な女弁護士という役が合ってるような気がする。
『マジックアワー』も録画してあるので見てみよう。
『悪人』も熱演だったらしいし。
リリーフランキーと夫婦役のこのCMも好きです。
「どうでもいいと思ってる時点ですでにダメ」
僕も同じようなことよく言われます。
予告編で爆笑してしまった。
1月14日公開の矢口史靖監督『ロボジー』
ロボットに入っているのはただの爺さん。
バレないのか?
その設定だけで笑える。
…帰宅後、夙川沿いをナイトジョグ、30分走る。
寒さもやわらぎ久々に大汗をかいてしまう。
iPodで聞いたのは、阿蘇山大噴火の裁判レポートのPodcast、
アル・コーン&ズート・シムズの『恋人よ我に帰れ(Lover come back to me) 』、
天中軒雲月の浪曲『涙の南部坂』、
我ながらグルービーなラインナップ。
天頂には居待月。
うーん、なかなか浪曲寄席の感想リポートが書けない。
しばし、お待ちを。
え? 待ってない?