2011/12/23 手嶌葵 again@竜野

たつの市のアクアホールへ手嶌葵のコンサートを聴きに行く。
兵庫県の西部、姫路よりさらに西、相生や忠臣蔵の赤穂より東に位置する町。
童謡「赤とんぼ」の故郷として有名な小さな城下町。
20代の頃に撮影の仕事で行き、鄙びた魅力があったのを記憶する。
ついでに街歩きもしたいと思っていながら今回もコンサートのみとなる。
ブロンプトン輪行するのがいいかなと思う。
西宮を15時38分に出て芦屋で新快速に乗り換えると16時48分に竜野駅に着く。
わずか1時間10分だが明石より西、さらに姫路より西へ来ると遠くへ来た感覚。
揖保川沿いにあるホールへ歩く。
寒いが風は強くないのが幸い。
途中に飲食店がないのでマックスバリューに寄って弁当を買う。
イートインコーナーで食べる。
前回来た時もそうした。
安上がりでいい。


開演は18時、きのう冬至だったから5時にはすっかり暗い。
2年前は6月だったので全然イメージが違う。


手嶌葵のライブに初めて行った時の日記です。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20090621/1245511297
以来、今日で4回目、インストアライブを含めると彼女に会うのは5回目になる。
僕ら夫婦は勝手に娘だと思っている。
そう思って聞くのが嬉しい。


相変わらず儚く美しい歌だった。
今回のピアノとギターはアマチュアの高校生だった時にデモテープを作った時のメンバー。
彼女はその時初めてプロのスタジオミュージシャンの伴奏で歌ったそうな。
「福岡にすごい声の女の子がいるって聞いたんだ」とギターのおじさんが言う。


休憩無しの2時間。
イブ前夜ということもあってクリスマスソングが6曲ほど。
定番メル・トーメの『The Christmass Song 』がよかった。
NHKみんなのうたの『エレファン』という曲を初めて聞いた。
象の母子の悲しい物語。
曲調はタンゴだ。
鈴木明子にフリーで踊って欲しい。
http://cgi2.nhk.or.jp/minna/search/index.cgi?id=MIN201110_03
思えば僕らは幼い頃から悲しい物語が好きだった。
マッチ売りの少女」「フランダースの犬」「人魚姫」「ゴンぎつね」「鶴の恩返し」…。
自分のわがままで母を亡くしたエレファン、葵ちゃんの儚い声が涙を誘う。


11月に出たベスト盤のプロモーション動画、このアルバムから4曲ほど歌ってくれました。


クリスマスソングのプロモ動画です。


アンコールで吉田拓郎のカバー『流星』を歌ってくれた。
今年、リコーのCMで知り、ずっと聞きたかった。


    たとえば 僕が 間違ったとしても 
    正直だった哀しさがあるから Wowoooo 流れていく


生で聴けて感激。
この一曲だけでも竜野に来た甲斐あり。


手嶌葵の魅力は声だけではない。
とんな歌でも慈しむように、両手で包み込むようにして歌う。
決して歌詞やメロディーを誤魔化したりしない。
すれっからしなシャウトやスキャットで歌を汚さない。


竜野駅まで歩く。
見上げれば満天の星。
兵庫県内でもこのあたりまで来ればこんなに星空が美しい。
はくちょう座が沈んでいく」と星に詳しいヒロが言う。
♪ オリオン舞いたち、昴(すばる)はさざめく、
夏の星座が地平に消えると冬の星座ショーが始まる。
『冬の星座』も葵ちゃんに歌ってほしいな。
20:17発の新快速で芦屋まで、普通に乗り換え西宮へ1時間ちょっと。
竜野駅でキップを落とすも駅員さんに拾ってもらい事なきを得る)