2012/1/6 弁当男子

ヒロがばあばあの通院のつきそいで朝早く出て行く。
午前中はiMacで日記を書いたりして過ごし、午後から図書館。
ヒロが借りていた本を返し、企画書を書く資料本と趣味の浪曲の本を借りる。
広沢虎造『ご存知!清水次郎長伝』には「名調子さわり集」というCDがついていた。


午後からですが何とか走りました。
今日も海と山の景色は美しい。
結果より過ごした時間が大切。
人生は記憶の積み重ねです。
竹内まりやも歌っている。


 気がつけば五十路をこえた私がいる
 信じられない早さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら
 どんな小さなことも 憶えていたいと 心が言ったよ
                    (竹内まりや『人生の扉』)


ボードセーリングの人はいつも一人だ。
走ってる僕も一人だ。
きっとこの人も一人が好きなのだ。


…僕のFBのウォールに毎日 弁当が2つ届く。
ひとつは東大阪から、もうひとつは遠く石垣島から。
今年に入って届けられた弁当のメニューは次の通り。


東大阪発 通称『浜弁』 40歳 大手電鉄会社勤務 独身男子 生涯現役
「豚カレーマヨ炒め弁当」「鳥キーマカレー弁当」「せせりの親子丼」


石垣島発 通称『俺弁』 52歳 農業試験場臨時職員 バツイチ男子 副業カメラマン 
「コロッケとしめじベーコン弁当」「焼うどん弁当」
「ポテトとベーコンのバターソテー、チーズの入った炒り卵弁当」


どちらがお好みでしょう?
なお、個数限定生産のためネット通販の予定はありません。
悪しからず。


…午後から阪神電車で梅田、肥後橋線で本町、本町から難波へ歩く。
松竹座で歌舞伎の幕見をしようと思ったが夜の部は通し狂言で幕見はなしとのこと。
難波の立ち呑みの名店『丑寅』で今年初めての独酌。
この店は“出来る店”です。
太田和彦風に言うなら、名酒、名料理、名居心地の三拍子揃っている。
暗めの照明が落ち着くのだ。


奈良の『山鶴純米』(400円)を上燗で呑む。
つまみは目の前の大鍋にあった「鶏の塩煮」(350円)をもらう。
鶏肉を木綿豆腐、白ネギといっしょに煮こみ、青ネギを薬味にかけた逸品。
750円の冬の幸せです。


川本三郎『君のいない食卓』読了。
食べ物に関する短いエッセイを集めた本で味わい深く読む。
「一人旅の朝食」「釜石のサンマ」「アルバイトで覚えた炒飯」
「居酒屋の油揚げ」「先輩の燗酒とイカ刺し」「母のオムライス」
タイトルを見るだけで食べたくなる。
なかに「銚子の美容院と駅前食堂」という一編がある。
ここで著者が訪れた駅前食堂とは僕の行った「吉原食堂」ではあるまいか。

君のいない食卓

君のいない食卓


川本三郎の文章は読みやすい。
一文は短く簡潔で文体にクセがない。
沢木耕太郎もそうだ。
昔から読んでいて馴染みがあるからせいかな。
クセの強い人も嫌いではないが。