寒波到来中。
テレビ、新聞、ネット上に雪景色を見る。
あの景色をライブで見たい。
白銀の世界に身を置きたい。
電車に乗って琵琶湖を一周すればいいのだが…。
しばらく病院通いの我が身が恨めしい。
『カーネーション』を見る。
3人の子供を叱りとばすオノマチ糸子。
美人は怒った顔が恐いのだ。
恐いけど叱られたい。
演技とは思えない。
素かな? と思ってしまう。
迫真の演技ってことかな。
周防さんと惹かれ合う糸子。
静と動、対照的な二人。
松江在住のシンガー浜田真理子さんがつぶやいていた。
「カーネーション」の周防さんて悲しそうな顔をした人だなあと思ったら、
あれ、こんな悲しそうな顔をした人を前にも見たぞと頭の上に電球がついたけど、
それが誰だったかずっと思い出せなかった。
「セカンドバージン」の鈴木京香さんの息子役の人。調べたら同じ人だった(笑)
僕も周防さんの存在が気になっていた。
そう、彼は悲しそうなのだ。
そして、淋しそうなんだ。
周防さんは、“ さみしかなし ” の人なのだ。
大正時代の無政府主義者とかテロリストのイメージ。
われは知る、テロリストの
かなしき心を
言葉とおこなひとを分かちがたき
ただひとつの心を
(石川啄木「ココアのひと匙」)
僕の実家は注文紳士服店、いわゆるテーラーだった。
子供の頃は住み込みの職人さんが数人いた。
昭和30年代、職人さんたちは周防さんのような服を着ていた。
綾野剛という岐阜出身の役者さん。
高校時代まで陸上部で中距離の選手だったらしい。
樋口明雄『ドッグテールズ』読了。
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涙腺がゆるむこと必至。
…今日も甲子園まで歩く。
一日の歩行距離は5キロ。
…いぬ小説ファンである。
『ドッグテールズ』の一編「疾風(はやて)』は泣いた。
紀州犬のファンになった。
名作「高安犬物語」(戸川幸夫)もいい。
「猟犬探偵」「セントメリーのリボン」(稲見一良)の狼犬ジョーもいい。
翻訳ものでは「老人と犬」「ダンとアン」がいい。
小説ではないがドキュメントの「羆撃ち」に登場するアイヌ犬フチが悲しい。
熊谷達也の短編集「山背郷」にも「メアリー」という傑作がある。
…SONGSは由紀さおり。
ニューヨークで唄う由紀さおりは全く気負いがない。
普通に歌謡曲を歌っている。
その自然体がいいのだろう。
…全豪テニスの錦織が準々決勝でマレー(英国)と対戦。
ストレート負けに、まだ勝てる気がしない、とのコメント。
見ていても完敗を認めざるを得ない。