臨港線に植えられているコブシの花が咲いた。
春の訪れは遅くても四月はやってくる。
はじまりの日の空が青いとそれだけでいいことがあるのでは、と錯覚する。
それが四月ならなおさら。
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《BACK TO 2011》
2011/4/1 Starting Over http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20110402/1301702238
※ アフターマス、月が変わったが当然ながら津波と原発の余波は日記に色濃く残っている。
どうやら仙台へ行くことを目論んでいるらしい。
新しい4月、当たり前だけど、誰も経験したことのない2011年4月です。
7時半起床、いつもよりちょっと早起きした。
4月からは7時より前に起きることを決意す。
早朝のラジオから流れてきたのはジョン・レノン。
卯月、旧暦なら卯の花の咲く季節。
去年までと違う4月に思うこと。
ひとつになろう、はどうしても苦手だ。
みんなが他者の痛みにセンシティブである限り、つながっているという実感は十分にある。
声高に言わなくてもみんな頑張ると思う。
安易なコピーはビジネスのニオイがする。
ここは復興を前面に出したイベントで、今回は「がんばろう日本」を盛り込んだ企画で、と。
戦後の復興だってキャッチコピーで頑張れたんじゃないと思う。
僕は“てんでんこ”で行こう。
それぞれの4月。
てんでんこ、だけど同じ方向を向いて歩きだそう。
今いる場所より高いところへ向かって。
新しい本を読み始めた。
後藤正治『清冽 〜詩人 茨木のり子の肖像〜』(中央公論社)
ベストセラーになった詩集『倚りかからず』より。
苦しみに負けて
哀しみにひしがれて
とげとげのサボテンと化してしまうのは
ごめんである
茨木のり子「苦しみの日々 哀しみの日々」より
数日前にTwitterでこんなツイートをした。
四月になれば…シリーズ ヴィゴーレで一泊2日以上の自転車旅行へ行く
仙台の叔母さんに会う ブログのデザインを変更する 確定申告(還付金請求)を済ませる
Twitter減量バトルを再開して体重を3キロ減らす BBC6分間英語をリスタートする
企画書を3本書く
仙台の叔母さんに会う
足をいろいろと考える。いわて花巻空港や山形空港経由レンタカーという方法は諦めた。
大阪からの便は割引運賃(マイレージ)のシートが全くとれない。
レンタカーも確保出来るかわからないし、なによりも現地はガソソリン不足。
病院に見舞いに行って病院食を食べてしまうようなものかもしれない(?)。
高速バス、大阪からは15時間くらいかかるので東京経由が現実的か。
涌谷の佐々木さんのとこへも行きたいのだが仙台からの車がない。
叔母さんに電話するが、もう少し落ち着いてからでいいよ、とのこと。
そうですよね。
行こう、と思ったのは多分に僕の自己満足のため。
やらねばならないことが山ほどある人をこちらの勝手な思いでお邪魔するのは迷惑だろう。
佐々木さんのところも同様だろう。
いまのところ自分は求められてはいない。
今までより連絡を密にして様子を見よう。
おそらく、これが最善の選択。