2012/7/5 " You ain't heard nothin' yet "

雨の日は映画館でちょっと昔の映画でも見よう。
昔の映画と言っても1978年に日本公開された作品。
(十分に昔かな?)
フレッド・ジンネマン監督、ジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレイブ出演の『ジュリア』だ。
今、街場の映画館では「午前10時の映画祭」のように時々ちょっと前のフィルムを上映する催しがある。
ここ数年、この手の上映会で『ゴッドファーザー』とか『二十四の瞳』とか『転校生』とか見逃していた名画を見た。
今回は梅田ガーデンシネマで『旅芸人の記録』『昼下がりの情事』『ジュリア』『永遠の一日』の上映があった。
見逃していたのが『ジュリア』だった。
『旅芸人』をスクリーンでもう一度見たいが4時間に尻込みする。
(あの手の映画はスクリーンじゃないと見られませんよね)


        


当該世代なら見ていて当然の名作なのに実は見たことがない、という映画がある。
仲間うちで話がその映画に及んでも見たようなふりをしてスルーしてきた。
見逃したまま長い歳月が過ぎてしまった。
今ならDVDもあるが、出来れば劇場で見たい。
忘れ物を遺失物管理所へ引き取りに行くような行為。
あるいは教会へ一人で懺悔に行くような。


誰にもそんな映画ありますよね。
人生を折り返した諸氏、つぶやきで白状しつつ、失われた日々を埋めようじゃありませんか。
Too old to dream、夢見る頃はとうに過ぎた。
知らないことを恥ずかしいなんてためらってるほど僕らには時間がない。
白状します。
僕は小津作品は『東京物語』しか見ていない。
白状します。
僕はヒッチコックは『裏窓』しか(多分)見ていない。
でも、映画の世界にはいい台詞がある。
" You ain't heard nothin' yet " (お楽しみはこれからだ!)


追記:「お楽しみはこれからだ!」は字幕翻訳の高瀬鎮男さんの名訳。
    それに匹敵するのはエリントンナンバーの“Things Ain't What They Used To Be“”
    これを「昔はよかったね」と訳した人は誰だ?




『ジュリア』の感想は追ってアップします。