2013/3/6 紙管スピーカー復活!

春は遠くないと感じる一日。
堤防で羽を休めるこいつらも「そろそろ北へ帰りますか」とか、「ぼくは夏毛になるまでここにいてるわ」なんて会話してそう。

  


午後から7キロ走る。
ウインドブレーカーなしで長袖コンプレッションシャツの上に半袖Tシャツを着て走る。
久々の筋トレで臀部に張りがあるが10分も走ると痛みは消える。
いつものように4キロのタイムトライアル。
あったかいので記録更新を期待するも21分36秒とベストに届かず。
キロごとのラップタイムは506、522、542、525 と後半失速。

…午前中は何をしていたかというと…オーディオ環境の整備、なんちゃって。
ラジオをよく聴くので噂に聞く高級ラジオ、チボリオーディオの購入を考えていた。
確定申告したら、そんな高いもの(30000円弱)買ってる状況かよ、と諦めた。
じゃあ、現有戦力の有効利用に戦略転換する。(基本はこれですね)


デスクの両サイドをスピーカーが占有している。
しかしながらここ5年くらい鳴らしてない。
アンプとつなぐコードの接触部分が不安定で鳴ったり鳴らなかったりするようになった。
それがイライラして鬱陶しくなっていつのまにか使わなくなってしまったのだ。
こいつを修理しよう。


デスクの左右にスピーカー、縦積みしたシルバーのフロントは下がCDデッキ、上がアンプ&チューナー。
CDデッキはトレイが開かなくなってしまった。
    

スピーカーのコネクター部分をパネルごとはずしコードを直接つなげた。
本来ならハンダ付けしたかったがないので接続部分をビニールテープで巻いた。
いささか荒っぽい仕上げだが電源を入れるとちゃんと鳴った。


この風変わりなスピーカーは通販生活で買ったもの。
もともと蕎麦打ち職人だった人が趣味で開発した「加藤晴之さんの紙筒スピーカー」だ。
「ほぼ日」でも評判になったスピーカーでアンプこみで37000円だった。
とてもナチュラルな音が出る。
アコースティックを中心に聴く僕には心地いい音だ。
(飽きるまで)しばし紙管スピーカーの音を味わおう。
     


「いい音は空気を洗う」  http://www.1101.com/speaker/2001-09-06.html
買ったのは2001年11月だから12年前か。
材料コストはあまりかかっていないが手作業なので限定生産だった。
今はもう販売してないから貴重かも。


さっそく試聴タイム。
昨日、ライブで聴いた畠山美由紀の新譜「Coffee&Music 」をダウンロードする。
これいいです。
絶好の珈琲ミュージック。
神戸のグリーンズ・コーヒー・ロースターの美味しい豆で淹れた一杯、CD一枚分の幸福。

Coffee & Music ?Drip for Smile-

Coffee & Music ?Drip for Smile-


もうひとつ音楽ネタ。
Tunesに6分前後の曲をオールジャンルから集めたプレイリストを作った。
ジョギング中にiPodで聞いている。
キロ6分のペースを身体に覚え込ませようという魂胆だったけどうまくはいかない。
曲のテンポによってスピードが左右されてしまう。
エルガーの「威風堂々」の次がディープ・パープルの「ハイウェイスター」
とてもジョギングどころじゃないけど…面白い。


僕の身体が一番気持ちよく反応するのがモダンジャズ、なかでもスタン・ゲッツのライブ盤。
1951年(生まれる前だ!)、ボストンのストリーヴィルでのライブ演奏。
MOVE という6分9秒の曲。
このスタン・ゲッツ五重奏団のアップテンポの演奏を聞きながら
冬空の下、冷たい風を切って走るのは最高に気分がいい。
おそらくラップタイムもいいと思う。
特にベースのテディ・コティックの刻むリズムは僕の理想とするキロ5分30秒にぴったりフィットする。
村上春樹の「意味が無ければスイングはない」によると、このライブを録音した当時、スタン・ゲッツはヘロインの常習者だったという。
(演奏者としてのキャリアのほとんどがそうだったという話もあるが)
仮にもヘロインの力を借りた音楽がフィットネスに有効だなんて…。
音楽に是非も善悪も道徳も倫理もない。
やっぱり、スイングするかしないか、だ。

アット・ストーリーヴィル1&2

アット・ストーリーヴィル1&2

スタン・ゲッツプレイズ+1

スタン・ゲッツプレイズ+1

スタン・ゲッツ・アンド・ザ・クール・サウンズ

スタン・ゲッツ・アンド・ザ・クール・サウンズ


紙管から流れ出る音は清んで気持ちいい。
でも、たぶん僕はラジオはこれで聞くだろうな。
スイッチひとつで小さな箱から流れてくる小さな声を聴くのが一番落ち着くのだ。
    


…夕方から局へ出てニュース斑の会議に出る。
4月からどう関わっていくべきか、を考えねばならぬ。


セルジオと木下酒店で立つ。
テレビにWBCのキューバ戦がかかっている。
韓国が一次リーグで敗れる波乱あり。
木下の主人が、嫌韓派いうんですか、ネットでざまあみろと言う声が凄いけどああいうのは日本人としてイヤな気分がしますな、と嘆く。
ごもっとも、人として真っ当な感情だと思います。
嫌悪を憎悪に増幅して喜んでいる人間は悲しい。


鯖カレー缶、ポテト、竹輪の天ぷら。
3月から断っていた揚げ物に手を出してしまう。
木下で天ぷらなしは悲しすぎるものなあ。
瓶ビール、赤ワインボトル、缶チューハイ2と上記のつまみで一人1680円。
話題は、6月の銀色昆虫館記念イベント、軍鶏侍の野口卓、慶一郎、藤沢周平山本周五郎に確定申告、原発体罰問題…。
体罰に関しては僕はずっと発言しなかったが理由はひとつ。
ただただ自殺した生徒の気持ちは全く同情(感情移入)が出来ないからだ。


セルジオと別れて「よしむら」へ寄る。
ホタルイカと小松菜の煮びたし、雉子のロースト(小)で日本酒を2杯飲む。
微発砲の「風の森 アキツホ」と「三重錦 八反錦」、どちらも新酒。
風の森も旨いが吉村さんお薦めの三重錦が絶品だった。
久々に日本酒で感動した。
プロボクサーの中井蔵元&杜氏やるなあ。
「ことしの2号タンクの出来が抜群にいいんですよ」と吉村さん。
ただコンスタントに良いというわけではないらしい。
やはりボクサー、調子がいいときには素晴らしいパンチが決まるのだ。
   


味をうまく言葉で伝えることは難しい。
濃厚で、かつスッキリしてて、酸味もある。


もうひとつ、秋田の「新政」を試飲させてもらう。
これも旨い。
いま流行りの6号酵母だけを使っている蔵元。
6号は香りの少ない酵母であるらしい。
なのに華やかな味と酸がある。
面白い。


22時過ぎ、珍しく客が少ない。
ゆっくりと話しこんでしまう。
話題は、眼鏡堂の着物と年収、三重錦の2号タンク、6号酵母、コーヒーミル、畠山美由紀、そして軍鶏侍。
いわく、コーヒーミルによって味が大きく変わるらしい。
いわく、こだわりの珈琲職人は日本酒が好きらしい。
三重錦の2号タンク、ネットで買おうかな。
http://www.jizake-mie.com/mienishiki/index.htm
あ、お目当てのは完売だ。
よしむらで飲もう。