2013/4/8 夏の光

朝バイク、海がキラキラ光っている。
ハナミズキの花が開き始めている。
風はまだ冷たいけど…初夏が近い。。
80年代型のロードバイク、
30年選手のポンコツだけど自分に一番フィットしてて手放せない。
春から夏への季節をこいつと過ごそう。
なんだか往年の「750ライダー」(少年チャンピオン連載)の
早川光みたいなことを書いている。


Giant のクロモリロード。
来週あたり一日かけてレストアしようと思う。
グリップとタイヤを替えようかな。
ドロップハンドルに戻すかは、うーむ、あしたの心だ。


  



南芦屋浜の公園に咲いていた花。
何の花か知ってる人がいたら教えてください。
  


菊桃?
違うな。
でも、春はこんな色の花はあまり咲かない。
春はパステルカラー。
これはきっと初夏から夏の花だ。
花の色で春から夏へ向かっていることがわかる。
(おそらくハナズオウ 2018/4/5)
  

…ニュースデスク勤務&ゴルフ中継の打合せ。
デスクの合間に中継の企画VTRの構成を作る。


夜、マーガレット・サッチャーの訃報が入る。
享年87だそうな。
去年の今頃、メリル・ストリープ主演の映画を見た。
2012/4/16 「グローサリーストアの娘」 
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20120417/1334590107


その日記に書いた。


  映画を見ながら自分とサッチャーの時代を思い返していた。
  就任が1979年(昭和54年)サッチャーは53歳、僕は22歳、大学生だった。
  フォークランド戦争が1982年、僕は25歳。
  首相の座を追われたのが1990年、僕は33歳か。
  いわば僕の青春時代はサッチャーとともに歩んだ。(笑)
  今でも僕にとってイギリスの頭領はマーガレット・サッチャーであって、
  ヒースでも、ジョン・メージャーでも、ブレアでも、ブラウンでもない。


  連合王国の上院議員になったのは40代半ば。
  当時、男社会の中に飛び込んだサッチャーの当惑と闘争が映画に描かれている。
  オックスフォードを卒業していても、平民出身の女性なのだ。
  フォークランド戦争突入の時に彼女が言う。
  I have done battle every single day of my life.
  (毎日が戦い、一日たりとも闘わなかった日はないわ)
  彼女は何と闘っていたのか?
  人間サッチャー、女性としてのサッチャーを描こうとするのはわかるが、
  僕が男だからかサッチャーの切実さや痛みが伝わってこない。
  もっと言えば地方都市のグローサリーストア(食料品店)の娘だった彼女が、
  いかにしてバリバリのタカ派となっていったかも描いて欲しかった。
  え、描かれていた?
  見落としました。


  サッチャーは同じ保守党の内部抗争で首相の座を追われた。
  ジョン・メージャーがさらに7年を務め、政権が労働党に移ったのは1997年だった。
  トニー・ブレアの時代、その前後につくられた英国映画が僕は好きだ。
  「ブラス!」「フルモンティ」「トレインスポッティング」などなど。
  炭鉱、工業都市、労働者階級、失業、若者がキーワードの作品群。
  パンフに、サッチャーの時代に苦難を強いられた炭鉱や工業都市で、という表現が目立った。


  WEBや雑誌でこの『鉄の女の涙』の解説を読むとちょっと呆れる。
  英国経済を立て直したとか、新自由主義を英国再建を断行した鉄の宰相…。
  サッチャーの生き方に感動しました、という類のコメントが紹介されていると不安になる。
  どうして鉄の意志を政治家ばかりに求めるのか?
  人間サッチャーにはいかばかりか感動を覚えるが、政治家サッチャーには今でもノーだ。


  たまたまだが梅田の路上で「ビッグ・イシュー」を買った。
  メリル・ストリープのインタビューが載っていた。
  彼女がサッチャーをどうとらえて演じたか。
  サッチャーが首相になったのは1979年、え?70年代だったのか。
  ストリープはサッチャーがアメリカにいたら保守派とは言われなかったと
  彼女の先進性について言及している。
  アメリカが黒人(もしかして女性)の大統領を認めたのは2009年、ついおととしのことだった。
  ストリープは女性首相の誕生当時を振り返ってこう話した。
  「彼女の方針には全然共感しなかったけれど、
  それでもかっこいいと思ったことを覚えているわ。
  すごいと思った。それに、ようし、世界で最も保守的な国で起こったのなら、
  米国でも2年もすれば、と思ったの。でも、30年かかったわね。」



        


NHK BS1で各国のニュースを見た。
フランス2もサッチャーの死を報じていた。
ロンドン市民のインタビューである男性が答えていた。
「非常に喜ばしいことだね。残念なのはこのニュースが30年前だったらもっと良かったのに、と思うよ」
こういう回答を日本の報道機関、特にテレビニュースは採用しないと思う。
編集でカットしてしまうのだ、
ある意味、偏向報道だと思う。
(放送しても偏向報道と言われるけれど)
放送しない報道機関を責めない、
一つの見解としてこういう意見を放送すれば僕は喝采する。
でも、思うのだ。
ここ数十年、日本にサッチャーと同じくらい存在感のある政治家がいただろうか。
いなかったことが僕らにとって幸いだったのか不幸だったのか。
しばし考えてしまう。
マーガレット・サッチャーはそういう政治家だった。
(何度も書くが僕はノーですが)



…京橋「徳田酒店」で独酌。
久しぶりに焼酎ロックを飲む。
たまに飲むと凄く回る。
キックがあって旨い。
ちょっと若返ったような気分になる。