ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2013/6/5 いらだち

梅雨入りしてから雨降らないね。


   雨が欲しい!
   雨が降らなくて大変です。


宮城のササキさんからメールが届く。
僕らは助かるけどお米作ってる人は大変だ。


海を見ていた犬。
朝ごはんの前、空梅雨の空を見上げてこいつと海辺を散歩してきました。
シアトル生まれのハスキーは当然マリナーズファン。
最近はヤンキースとレンジャーズしか放送がないので朝がつまらないとのこと。
がんばれ イワクマ!


  



昨日、今朝と朝のコーヒーはハワイ・コナの高級豆。
100グラムで1450円もした。
冷凍庫に保存しておいた。
ていねいに煎れた。
確かに、甘くて美味しい。
豆を贅沢に使って6杯分煎れると一杯200円する。
けど、値段に似合うかは疑問。
同じ豆をお店で飲むことを考えれば安いけど…。


   


MEETS REGIONAL の7月号は関西のコーヒー第3の波 特集だ。
一般家庭に普及したのがファースト・ウエーブ、
大量生産の普及品に飽きた人々が飛びついたシアトル系の深煎りムーブメントがセカンド・ウエーブ、
そして今、企業とインディ(個人)系が入り乱れて品質重視のスペシャリティコーヒーの時代がサード・ウエーブ、らしい。



最近、気がついたこと。
ドリップする前にドリッパーにいれた粉を計量スプーンの背で軽くプレスする。
いつもより濃厚なコクのある味になる……気がする。
バリスタ的に正しいのかどうかわからないけど。


…今日からまたニュースデスク3連投。
昼イチで会議、まもなく人事異動なのでみなさんフリーズ状態です。
人生の大半は外圧で決まっていくものです。
自分で選択するものなど今日の昼飯くらいで些細なものです。
正直、他人に決めてもらった方が楽な部分も多々あり。
僕のようなフリーランスはそれが出来ないのでウジウジしてしまいます。


テレビでは本田圭佑が「あまりしゃべりたくないけど」と前置きしながら強烈に主張してました。
あっぱれ、日本人離れしたアティテュード。
チーム一丸となってって決まり文句のように言うけど最後は『個』なんだ、と26歳の若者は言う。
絆とか友愛とか正体不明のきれいごとを言う前に個人でやることは山ほどあるだろ、と。
本田は怒ってました。
メディアや国民の浮かれようを見ているとその種のいらだちは僕でさえも感じる。


     


僕にも同種のいらだちを感じることもある。
本田の会見と同じテレビで安倍首相が所得150万アップを目標に掲げてたというニュースが流れる。
150万アップがどういう根拠と意味があるのかは不明だが国のトップとしてこういうパフォーマンスは上手いなと思う。
前政権はそれどころじゃなかったし、不細工なほど演出ベタだった。
安倍も前回は決してうまくはなかったが、ここ数年で小泉方式を学んだのだろうか。
でも、安倍政権がしていることはかなりの高い確率で国民の所得アップとは逆の結果をまねくと思う。
まさか富裕層が超富裕層になって、超富裕層が超々富裕層になって平均をアップさせる戦略なのかな?


現状のとらえ方としてはこの見立てが正しいと僕は思う。


  グローバル企業が「雇用の創出」と言っているのは、要するに日本人労働者の賃金を東アジアの途上国並みに下げろということです。
  日本の労働者が貧困化することは、長期的には内需の崩壊を招くわけですけれど、短期的には企業の収益を高める。
  多国籍企業と国民国家は今や利益相反の段階に至っています。
  この論理矛盾を糊塗するためにナショナリズムが道具的に利用されている。
  安倍自民党がことさらに中国・韓国との対立感情を煽っているのは、無国籍産業がそれを要請しているからです。
  国同士の経済戦争で命がけで戦っているのだという「ストーリー」を信じ込ませれば、国民は低賃金に耐え、消費増税に耐え、
  TPPによる第一次産業の崩壊に耐え、原発のリスクに耐えるからです。


                                            (「内田樹の研究室」より)


…ちょっと前に見たNHKドキュメント72時間」が良かった。
元は大きな病院の部長だった医師が地位をなげうって緊急医療専門のクリニックを立ち上げた。
深夜営業の総合医療、救急患者は断らない主義。
患者のほとんどは軽症、だから儲けは極端に少ない。
でも、存在理由が奮っている。
「ぼくらが救急車で運ばれる軽症の患者を大量に受け入れれば重篤な患者を大病院がたらい回しにすることも少なくなる」
  


番組の中であるおばあさんが運ばれてくる。
応急処置をするとすぐに家に帰ると言う。
医師が言う。
「あの人は家に寝たきりのだんなさんがいて、倒れない限り病院へは来ないんですよ。
 ここで処置をして楽になっても明日は(大きな)病院へ言って下さいね、というんですが多分行かないです。
 ああいう老老介護の世帯は今すごく増えてます。この病院は日本の縮図です。」


自分らの20年先を見る。
そして、もうひとつ心配。
その頃、国民皆保険制度はあるのだろうか。