2013/6/15 うしなう

朝、プールへ行こうとしたら土砂降りの雨。
小止みになったので出ようとするとヒロが言う。
「今日って15日じゃなかったっけ?」
そうだった。
毎月15日と月末は休みだった。
何度も痛い目に遭っている僕が忘れていてヒロは憶えている。
また施設送りの理由が増えた。


久々の雨。
大地がうるおう。
緑がうるおう。
人間の身体も乾いていたのか、喉や肌が心なしかしっとりするのを自覚する。


最近、耳が遠くなってきたのかも知れない。
特に音を聞き分ける聴力が落ちてきたような気がするのだ。
自分の部屋でラジオや音楽を聴いている。
隣の部屋からヒロが話しかけてくる。
以前はそれを聴きとるのは何ら問題はなかった。
今は違う。
少しでも音が鳴っていると辛い。
声がかかったらラジオをオフる。
聞き分ける能力が落ちるのも耳が遠くなるってことだと知る。
毎年、なにかしら失われていく。
ひたすら悲しい。


雨はいいが蒸し暑い。
少しくらいの雨なら阪神香櫨園駅まで自転車で行く。
無料で停められて屋根のある駐輪場があるのだ。
阪神梅田経由で出勤。
楽天-阪神オリックス-ヤクルト、日本-ウエールズ、女子ゴルフなどの中継を見ながらデスク業務。
といってもたまに電話の対応をするくらい。
本降りの雨の中、桐生くんが200mで19年ぶりに高校記録を更新。
前の記録は1994年だそうな。


以前、セルジオから面白いと薦められていた時代小説を読了。
慶一郎『吉原御免状』、面白かった。

吉原御免状 (新潮文庫)

吉原御免状 (新潮文庫)

前に同じ作家の『死ぬことと見つけたり』を読んだ。
今回のは処女作で剣豪小説であり伝奇小説。
遊郭吉原は江戸時代の政策で差別を受けた者たちの独立王国であったという話。
歴史の解釈って面白いなと思う。
続編があるらしい。
かくれさと苦界行 (新潮文庫)

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amazonで1円、即購入。