2013/6/25 十九の春 五十六の夏

マンション大規模修理中である。
予定より遅れているようでベランダや廊下側やらあちこちでドタバタやっている。
朝、こうして日記をパタパタと書いていると塗装工(自分らのことをペンキ屋という)の会話が聞こえてくる。
二人は映画好きらしい。
先輩が後輩に話をふる。


パイセン「いっちゃん最近見た映画何?」
ハイコー「ええっっと、何やったかな」(なかなか思い出せない)
「なんで思い出されへんねん(怒)、おまえ一週間に2本ペースやろ!」
「あ、ジェイソン・ステイサムの映画っす」
「おまえハゲ好きか?」
「タイトルが思い出されへんのです」
ジェイソン・ステイサムの出てる映画3本言え」
「ええ!?」
「言え、10秒で言え」
「ええっと『アドレナリン』…」
「なんや一本だけか。ゾンビ映画にも出てたんちゃうの?」
「自分、ゾンビ映画はあんまり…」
「『ウォーキング・デッド』見てへんの? あの映画でゾンビ出てきた時 オレ泣いたで」
「…そうすか。あ、あとドラマやけど『プリズンブレイク』は見ましたわ」
「おまえハゲ好きやなあ」


シンナーの臭いが流れてくる窓際の部屋で塗装工ふたりの会話を書きとってニヤニヤしてる朝。
それにしてもパイセンの「おまえハゲ好きか?」には思わず吹き出しました。
そこ? そこにひっかかる?


…今朝も「あまちゃん」です。
東京編がドタバタと始まっている。
上京してきたことを後悔するようなことばかり起こる。
やっぱオラ、北三陸にいでがったあ。
松江在住のシンガーがつぶやいている。
@hamadamariko あまちゃん見たあとはなんとなくなまる。


オンデマンドで最初っから追っかけている。
11 回の「おら、東京さ帰りたくねぇ」を見る。
能年アキちゃんの魅力は天真爛漫さだが、彼女がふと見せる不安げで儚げな表情が艶っぽい。
    


夏ばっぱのこんなナレーションがかかる。
「東京で生まれ育ったアキには見えない景色があることをアキはユイから教わりました。
 ということは…アキが見ているこの町の風景もユイには見えてないのかも知れない。
 きれいな海も、カッコよく切り立った岩場も、田んぼを走るローカル線ののどかさも、ユイには見えていないんだ。」
これって地方で育った人にとって宿命みたいなものですよね。
宮藤のシナリオは徹頭徹尾、小学生にもわかる表現と台詞で核心を突く。
  

…午後から処分した冬物のコート類を段ボール箱に詰める。
それなりに気に入ってはいたのだけどシーズンに一度も袖を通さないコートは無用だ。
救世軍のバザーに出して誰か似合う人に着てもらった方がいい。


…夕方からプールで1時間歩く。
歩きながら、この夏、この先の数ヶ月について思いをめぐらす。
7月いっぱいまでに何をするか。そして、8月からは何を始めるか。
先送りにしない、という原則に従いいつをデッドエンドにすべきか。
19歳の春、と同じように “56歳の夏” だって二度とは巡ってはこない。


…いかそうめんの季節です。
函館ラサールの左腕エースが 23奪三振! というニュースを知って烏賊が食べたくなったのか?
ヒロがスーパーで高価な烏賊を2ハイ買ってきた。
函館の烏賊の旬は夏ですもんね。
内臓をとりのぞき皮を剥き包丁で出来るだけ細く切ってキラキラの烏賊素麺にした。
秋田の純米吟醸「太平山」の冷えたのを一合だけ吞む。
烏賊と純米酒、夏だなあ。

   


…ヨット遭難の件で自民党の中山某が無謀さを糾弾したそうな。
こういう時に図に乗って叩く奴ってイヤな感じですよね。
イラクへボランティアをしてた人にも厳しいことが言われた。
この国は仕事ならすべて許されるのだ。
遊びとかボランティアとか金にならないことをやる人は一段下に見られる。
こんなブログ記事があった。
『辛坊さんは好きで行ったんだから救助費用を払うべきが40%に驚く…』  http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=7326
アメリカと日本では仕事に関する価値観がこんなにも違うのか。
「こっちは仕事でやってんだ」と当然のようにエラそうに言う人がいるがそうだろうか。
よい仕事でも悪い仕事でも仕事なら許されるのか。