十三七芸での上映は今日が最終日。
会員の期限が切れるので1000円で見られるのは21日まで。
ギリギリで見たかった「ハナ 奇跡の46日間」をつかまえる。
(同じ十三のシアターセブンや神戸元町、京都みなみ会館では8月まで見られます)
韓国映画を初めて見たのは何だったろうか?
おそらくパンソリの親子を描いた「風の丘を越えて/西便制」だろうと思う。
1993年の映画だが僕が見たのはその5年後だった。
次は話題になった「シュリ」、そして「JSA」だった。
上映会で韓国の戦後史を描いた超大作「太白山脈」を見た。
日記の記録からここ5年を振り返ると10本近く見ている。
「殺人の追憶」「猟奇的な彼女」「グエムル-漢江の怪物」「光州5.18 」「チェイサー」「牛の鈴音」
「義兄弟」「ハーモニー」「サニー 永遠の仲間たち」「哀しき獣」「拝啓、愛しています」
こうして並べて驚いた。
ハズレなし、なのだ。
よくわからない眠たい映画がない。
確実に心拍数が上がる。
そして、映画そのものの出来もいい。
少なくともここにあげた映画は5段階評価で4以上はつけられる。
僕は韓流ファンでもないし、半島に特別な思いを抱く者でもないから、かなり公正だと思う。
ジャンルもこれだけ多岐に渡っているのにハズレがないのは凄いことだ。
そして、今日見た『ハナ 奇跡の46日間 』も例外ではなかった。
1991年、千葉で開催された世界卓球選手権、女子団体で統一コリアが中国を破って優勝した。
まずこの事実を僕は知らなかった。
1991年といえばバルセロナの前年、スポーツ界では東京で世界陸上が開催された年だ。
マラソンで谷口が優勝した。女子では山下佐知子が銀メダル、そのあと残り2枠を巡って女子マラソンの代表選考に注目が集まることになる。
福原愛はまだ3歳だった。
国民のほとんどは卓球に無関心だった。
1991年、韓国ではスター選手ヒョン・ジョンファの活躍で卓球ブームが巻き起こっていたが、強豪・中国を倒すことができずにいた。
そんな折、日本で開催される世界選手権を前に、韓国と北朝鮮による統一チーム「コリア」が結成される。
しかし、選手たちはライフスタイルや練習方法の違いにいがみ合うばかりで……。 (「映画.com」 の紹介文より)
右が韓国のスター選手ヒョン・ジョンファ。実物の彼女も美人で世界トップの実力、キム・ヨナ以前の“国民の妹”と呼ばれたそう。
左は北のエース、演じている ペ・ドゥナは日本映画に何本か出ています。「リンダリンダリンダ」のヴォーカルは素晴らしい。
リンダリンダの動画 http://www.youtube.com/watch?v=2c1ThrynvTs
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=6ZyQH8ZDyk4
(続く)