2013/7/24 夏の午後の粛正

明け方、雨の音で目を覚ます。
蝉の声も車の音もすべて雨音に遮断されている。
ふたたび寝入った。
起きたら…あまちゃんが終わっていた。
どうせオフだ。
昼に見ればいい。
雨は上がったようだ。


  


…先日、文庫本と新書を段ボール10箱分を処分、宅配便の集荷サービスで翌日には消えた。
ネットオフの査定結果は538点で3247円だった。
集荷は無料だからこんなものかと思う。
生活減量プロジェクト2013、今日は午後から単行本にとりかかる。
ざっと計算すると700册を350册ほどに減らす。
おそらく生涯でもっとも大規模な粛正、いっそのこと気持ちいい。
10年以上、ページをめくらなかった本、いつか読むだろうと思っていた本も処分対象だ。
齢五十半ばにもなるとそれらの本にあまり未練がなくなる。

  


池澤夏樹が何かに書いていた。
「本を処分すると言うことは、実現しなかった企画を捨てることだ。
 人生は実現しなかった企画の束である。それらを処分することは、淡い哀感を伴う情緒をゆさぶる作業だ。」
(たぶん、詳細は違ってる)
企画を諦める瞬間がいつかはやって来る。
恋愛にも似ている。
ある時、やさしく肩をたたかれて、もう、いいんだよ、と言われる。
突然、肩の荷が下りたような爽快さ。
年をとることの快感はこれなんだよなとも思う。
もういろんな野望に執着しないでいい。
極端に言えば、プロ野球選手になるとか、世界的な音楽家になるとかいう類の。
残り時間と体力と経験値で、無理! が明確につきつけられる。
そうして選択肢が加速度的に消滅していく瞬間がある。
実はこれが快感でもある。
もういいじゃないか、これで。
穏やかな初老が出来上がる。



…夕方、ヒロが買い忘れた特売の野菜を買いに関西スーパーへ走る。
ついでに一缶108円でセール中の本搾りチューハイ夏限定を10本購入。
途中にあるスターバックスで小一時間ほど読書。
  
夕食は海鮮焼きそば目玉焼きつき。
胴体をいかそうめんに使い、下足を天ぷらにし、残った部位を焼きそばにした。
夜、コイン精米でササキさんのヒトメボレを七分づきにする。
22時からプール、帰宅してオンデマンドでドラマを見る。


NHK「七つの会議」(全4話)の1を昼、2を深夜に見る。
2で顧客担当室長の佐野と営業一課長の原島がモツ焼きで飲むシーンがある。
濃密で緊迫感のあるシーンだが無性にそそられる。
  
  


http://www.nhk.or.jp/dodra/nanatsu/index.html
僕は会社組織に属していないけれど、このドラマにはハマる。
主人公の原島以外の面子のキャラが際だっている。
傍若無人な営業部長、その天敵のような製造部長。
営業の若きエースだった左遷された元一課長、その部下の係長「居眠りハッカク」。
(このハッカク、恐ろしい存在感があるのだ。最初はリリー・フランキーかと思った。)
偏執的な経理部員に、社内政治家と揶揄される中途入社のカスタマー室長。
誰もが会社という組織にしばられ、あえてそこから逃げようとしない。
土曜日が待ち遠しい。