ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2013/8/3 自覚が足りない

明日ははじめて出場するトレイルランニングレース。
六甲山中を21キロ走る、おそらく僕にしたら経験したことのない苛酷なハードワークのはず。
8月にこんなレースに出るよ、とヒロに告げた時に開口一番言ったのは、
出るのはいいけど、死なんといてね、だった。
なのに、昨日は京都呑み、今日はニュースデスクで深夜帰宅必至。
自覚が足りない。


去年、和歌山ハーフの前日がそうだった。
ニュースデスクで帰宅したのが深夜1時過ぎ、出発が5時半、しかも悪天候。
近場のレースは鬼門だな。
遠方のレースはもちろん前日に現地泊だから深酒さえしなければ睡眠は十分にとれる。
近場だとレース当日しか休みをとらないからね。


とはいえ気楽な週末勤務。
オリックス戦とセレッソ戦。
いま話題の柿谷やマンU戦でループシュートを決めた南野が注目されたが敗戦。
主力の柿谷らが少々おつかれのご様子。


評判のNHKスペシャル「大海原の決闘 クジラ対シャチ」をようやく見た。
去年、ヒロが大絶賛していた番組、再放送があったので録画してDVDに焼いてくれていた。
   


抜群に面白かった。
種を越えてコククジラの赤ちゃんを救おうとするザトウクジラの行動に感動。
4万頭のクジラが全世界から大集結する現象 アリューシャン・マジックに驚愕。
そして、何よりもアリューシャン列島のランドスケープが壮観。
群青の荒れ狂った海、切り立った断崖、万年雪を抱く島の山々。
この風景が見たい。
ブログを調べると実際にカヌーで行ってる人もいるみたいだ。
http://bowz-voice05.blog.so-net.ne.jp/2009-07-12
うらやましい。


ザトウクジラがコククジラヲ助けるという話を聞いて絶滅したステラ海牛のことを思い出した。
こんな話を2009年の日記に書いている。


   小島慶子が「ステラカイギュウ(海牛)」の話をする。
   ステラ海牛って聞いたことあるぞ、と耳を傾ける。
   絶滅動物の名前である。
   本棚にある『巨大生物図鑑』に載っていた記憶がある。

     


   ステラ海牛とはどんな生物か?
   海に住む哺乳類、ジュゴンマナティの仲間。
   ジュゴンマナティは暖かい水に住むがステラ海牛は寒い海に住んでいた。
   大きさも桁違いに大きく、体長8メートルくらいあった。


   人間に見つかったのは18世紀。
   あのベーリング海峡の名の由来になったデンマークの探検家ベーリングが遭難した。
   その際、ベーリングは病死、生き残った隊員にドイツの医師シュテラーがいた。
   シュテラーたちが生き残ったのはこの生物を発見したからだったそうな。
   ステラ海牛はそのシュテラーの名前をとってそう名付けられた。


   どんな生物か?
   カイギュウ1頭から3トンの肉がとれた。
   しかも仔牛の肉に似て美味で、長期間の保存がきいた。
   皮も丈夫で加工しやすかった。
   ミルクも栄養があり美味、脂肪はアーモンドの香りがして甘い。
   警戒心が全くなく抵抗もしない。
   仲間が殺されると、特にメスが傷つけられたり殺されたりすると、オスが何頭も集まって、
   突き刺さった銛やロープをはずそうとしたそうな。
   人間はその習性を利用して狩りをした。
   その結果、発見後わずか30年くらいで乱獲により絶滅。
   なんとも悲しきステラ海牛。
   実に、「人にやさしい生き物」でした。


ケタ外れに大きな動物は神様がおとなしく心優しい性格にしたのだ。


…午前1時に帰宅。
そそくさと準備して寝る。
睡眠不足必至、誰にたのまれたのでもないのに、わざわざ参加費払って、酷暑、負傷の危険が待つ山中を21キロ走る。
ヒロが命じた僕へのミッションはひとつ。
“ 生還スルコト ”
おやすみなさい。