2013/8/15 甲子園の一番長い日

若い頃、NTV『追跡』という番組で、夏の甲子園の準々決勝ドキュメントの生番組に関わったことがある。
当時、生き残ったベスト8が激突する一日は「甲子園の一番長い日」と呼ばれていた。
僕の担当は第一試合の岩国商業と東海大甲府だった。
未明の宿舎から、敗れて宿舎に帰り、その当日に神戸観光、ボーリングする東海大甲府のナインを撮影した。


きょうは準々決勝ではないが2回戦4試合をバックネット裏の内野席で観戦した。
(初回からのコンプリートではないが)
久々の一番長い日となった。
ああ、疲れた。
でも、なんだか、楽しかったかも。



【行動メモ】 6:20 自転車で甲子園へ行く。
       6:40 中央特別内野席の当日チケット売り場に並ぶ。
       7:20 チケット3枚を購入。 
       7:30 甲子園バックネット裏に入場、三十路さんがキープしてくれた席につく。
       7:45 生ビール飲む。
       8:00 第一試合開始 聖光学院 vs 福井商業


   



       8:40 一旦、甲子園を退場、コンビニでブロックアイスを買い帰宅する。
       9:15 古い冷蔵庫が搬出され新しい冷蔵庫が搬入される。
       10:00 朝食
       11:00 ふたたび甲子園へ向かう。途中、コンビニで買いだし。
       11:15 甲子園で眼鏡堂氏と合流。
           第二試合 熊本工業 vs 作新学院、第三試合 常総学院 vs 仙台育英をバックネット裏で観戦。
       12:00 正午、サイレンが鳴って戦争犠牲者に黙祷。
       15:15 甲子園内のビールコーナー〔エアコン稼働)で第四試合を飲みながらテレビ観戦する。
       17:00 第四試合 鳴門 vs 修徳 ふたたび内野席に戻り観戦。
       18:05 鳴門のサヨナラ勝ちで全4試合終了。
            朝6時半〜夕方6時、甲子園の長い日が終わる。
       
       
朝6時半過ぎ、当日券購入の最後尾につく。
道路をへだてて甲子園駅の手前まで延びる行列にビビる。
でも、事前に三十路さんから、その先のコンビニまで列が延びていても絶対に買えます、
と聞いていたので安心して待つ。
周りの人たちから、大丈夫かな? の声が聞こえる。
大丈夫らしいですよ、と言ってあげたかったが実は僕も経験なし。
あとから恨まれても困るのでだまって並ぶ。
   


手慣れているのだろう。
警備員の誘導は見事なものだった。
これだけの群衆を2週間もの長期で毎日コントロールする手腕は世界でも稀ではないかと思う。
中央特別内野席は今年から1600円から2000円に値上げ。
眼鏡堂氏と自分の2枚分買う予定だったが3枚にする。
午前中にいちど自宅へ戻らなければならない。
いったん入ると再入場出来ないシステムなので自分の再入場用にもう一枚購入す。
   



今日は8日目、三十路さん押しの熊本工業、眼鏡堂押しの仙台育英を応援します。
   


夏の中央特別内野席は初の体験。
三十路さんが確保しておいてくれた席からのビューです。
前日には広島カープのスカウトが坐っていた席だそうです。
すぐ後ろの席には今日も千葉ロッテの若いスカウトが陣どる。
   


スカウト席にはそうとは気づかずに爺さんが座っていた。
席を譲るように命じられた爺さんは、知らんかった、朝の5時から並んだのに、と泣きそうになっている。
眼鏡堂さんは第二試合からなので僕の隣を第一試合限定で譲ってあげる。
ロッテのスカウトも第2試合は見ないから次からはどうぞ坐ってくれとのこと。
一件落着。


朝8時前の生ビール。
だって、売ってるんだもん。
愛想のいい売り子さんに1000円渡すと400円返ってくる。
ビールは700円だと思いこんでいたが600円のようだ。
あれ、外野は700円だったよ、と僕が言うと、彼女はきっぱりと、それはあり得ません、と言う。
そうだったの?
完全な思いこみ?
劣化かな。
老人力ともいう。
ま、いいか。
   


試合途中、今なら最前列がひとつだけ空いてますよ、と三十路さんから電話がある。
ならば、と大胆にも八号門クラブの並びの最前列、ラガーさんから6つ隣の席から見た甲子園ビュー。
ぎりぎりテレビ中継のセンターカメラには写らない絶妙のポジション。
ここは前日の試合終わりから並ばないとゲット出来ないエリアです。
   


コンデジでもこんな迫力ある写真が撮れます。
   



もったいないけど30分ほど試合を見ていったん退場。
ヒロに頼まれていたブロックアイスを買って帰宅する。
まもなく新しい冷蔵庫が到着。
古い冷蔵庫を処分してもらう。


冷蔵庫の異変に気づいたのは昨日のお昼前だった。
そして今日の朝10時前、冷蔵庫は家を出ていき、新品と交換された。
故障が発覚してから24時間以内、電光石火の行動だった。
夏場の冷蔵庫だけは困る。
どうしよ、と逡巡してたら中身が全部アウトになるのだ。

   


そして、毎日のようにお世話になった冷蔵庫をいとも簡単に捨てた。
15年間、ビールやチューハイを文句一つ言わず冷やし続けた冷蔵庫になんと冷たい仕打ちなのだろうか。
不憫なやつ。
ありがとう、冷蔵庫くん。
  


甲子園に戻ると怪しい人が座っていた。
片岡仁左衛門のてぬぐいだそうで。
松嶋屋!
熱中症対策だそうで。
帽子ないのか?

   


いま、甲子園歴史館では連覇校特別展が開かれている。
http://www.koshien-rekishikan.com/event/index_hs2013summer.html

甲子園の春夏連覇を最初に成し遂げたのは今日の第二試合に登場した作新学院(栃木)だった。
1962年、昭和37年のことだ。
その夏、1回戦で作新学院と対戦したのが宮城県代表の気仙沼高校だった。
スコアは作新2-1気仙沼、しかも延長11回の死闘だった。
史上初の春夏連覇校を最も苦しめたのが気仙沼高校!
いまも語り継がれる気仙沼の自慢なのだという。


ちなみに連覇の作新学院、春センバツの優勝投手は元ロッテの八木沢。
(関西では近鉄の赤鬼マニエルの顎にデッドボールをぶつけた悪役として有名)
その夏、エースの八木沢は甲子園入りしてkら赤痢に罹り出場出来なかったらしい。
替わりに投げたのが加藤という投手、彼もアンダースローだったという。
春夏連覇はなんと二人の違う主戦投手で成し遂げられたのだ、という豆知識はネットで知りました。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~sakushin/harunatsu-renpa.htm



正直、日中の炎天下では生ビールじゃない。
そんなものを飲んでも即汗、アルコールだけが身体に残り気分が悪くなるだけかも。
ときどき意識が飛びマジで熱中症の危険を感じる。
ひたすらこれです。
名物かちわり 200円なり。
これを3袋使用して頭、首筋、腕を冷やし続け、眼鏡堂氏と交替でコンコースのダイキンエアコン前に退避。
何やってんだか、まったく。
連日4試合コンプリート観戦の三十路さん、 “甲子園のアイアンレディ” と呼ばせてもらいます。
   


熊本工業は作新に完敗、仙台育英も随所に好プレーがあったものの粘りを見せることが出来ず敗退。
(後日)三十路さんがアップしてくれた。
キャプションは「地元校消えたトリオ(仙台育英、西脇工業、熊工)」です。
意外にも元気そうです。
第2試合が終わったところでまだ十分にローストされてないからか。

   


身体のためにも第四試合はパスしましょう、とスタジアム通路にあるエアコンの効いたビアスペースでキリンフローズン生なんぞを飲む。
お、鳴門のエースは板東だ、がんばれ板東! なんぞといい気分でテレビ観戦してたら、これが白熱した好ゲーム。
得てしてこういう展開になる。
ビール2杯飲んだところで再び観覧席へ舞い戻るのであった。


甲子園、涼しいやん。
ほとんどの観覧席が日陰となり、浜風が頬を撫で、芝に照明灯の長い影が出来る。
マジック・アワー、光りが斜めから当たるとたいていのものは美しく見える。
夏の夕暮れの甲子園は天国のようなスタジアム。

   


5対5で延長戦へ突入。
10 回裏、気持ちのいい快音を響かせて決定打がレフトに飛んだ。
勝ったのは鳴門(徳島)、修徳(東東京)は涙の敗退。
最後に甲子園の醍醐味を味わいました。
   



ぐったりして自転車で帰宅。
キッチンには真新しい冷蔵庫が鎮座している。
いただきもので冷凍しておいた米沢牛を早く食べねばと醤油煮にした。
これが絶品!
   


もう何もしたくない。
きょうはプールもお休みだ。
世界陸上を見ながらソファで寝てしまうのだった。