ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2013/11/10 タンデム

港区で開かれた みなデュアスロン というランとバイクの大会を見に行く。
あいにくの雨予報、規模縮小でワンレースだけ開催された。
二人乗りタンデム自転車も数台走る。
タンデムって嬉し恥ずかしなのか、乗ってる人が笑顔になるのが面白い。


タンデム、って乗り物は面白い。
だれがこんなものを考えたんだろ?
二人が力を合わせて同じ方向へ走る。
ある意味、かなりシンボリックな乗り物。


20年くらい前に『タンデム』というフランス映画があった。
中年男二人の哀しいロードムービー
あのころのパトリス・ルコントの映画は良かった。
DVDでまた見たいな。


レーサータイプだけじゃない。
こんなにタンデムが並んでるの初めて見た。
国産なのかな。
   


場所は港の赤煉瓦広場。
赤煉瓦の巨大建築マニアとしては嬉しいおまけ。舞鶴のハーフはエントリーしたけど出場出来なかった。
あのマラソンは確かフィニッシュが旧海軍の赤煉瓦スクエアだったから申し込んだのだ。
ここの住友倉庫群もなかなかの迫力。
何枚も写真を撮る。

   


参加者に見たことあるピンクのTシャツを着た人がいた。
走るジャズシンガーの高田英子さんが着てたのと同じ「ゆるジョグ」とある。
声をかけると高田さんの友人で同じジョギングクラブのメンバーでした。
尼崎のベイコムがホームグラウンドで昨日もトラックで練習したとか。
タータントラックか。
ちょっと走ってみたい。


…今週も各地で友人や知り合いがマラソンや駅伝に出場している。
午後からぽっかり空いたので10キロくらい走ろうか、と思った矢先に強い雨。
天満で玄米カレーを食べてそそくさと帰宅する。
雨もやまないし、路面も濡れていて危ない。
転倒しても誰も助けてくれないのだ。
リスクマネージメントという観点から回避。
じゃ、ポートウェーブ西宮で筋トレするか。
でも、今日は走りたい。
普段は嫌いなトレッドミルで走る。
ビルドアップ走。
最初は時速6キロでウォーキング。
5分後に時速8キロでジョギング。
さらに時速10キロ、キロ6分ペースだけど普通にロードを入ってるより速く感じる。
さらにがんばって時速12キロ、キロ5分ペースってこんな感じなんだ。
このペース、もしかして5キロくらいなら走れるんじゃないか?
でも、3キロでギブアップ。
汗びっしょりになる。
プールで30分歩く。
筋トレは2週間以上やってない。
筋肉貯金はとうに使い果たしたかも。


…ごま豆乳鍋食べながら武井壮特番を観た。
マスターズ陸上に出場する前、確か9月だったと思う。
琵琶湖ロケでご一緒した。
ロケバスの中でも今日の番組と全く同じ調子で、熱く、エンドレスに語っていたのを思い出す。
打合せの時にもゴルフ修業時代のことやGREYのプロモーションビデオのことを熱く語ってくれた。
GREYのビデオは秀逸だった。
あれが台本も作家もつけず全て本人が考えたアドリブだと知って驚いた。

   
   


陸上の現役時代、日本チャンピオンになっても誰からも注目されなかった。
そんな彼が40歳になった今、頑張れるのはどうしてか?
自分のためだけじゃないから、と本人が言う。
注目されて、応援してくれる人がいっぱいいるからだと。
そうか……と、ある選手のインタビューを思い出した。


2002年に担当させてもらったドキュメンタリー番組。
当時47歳だったゴルファー中島常幸は優勝から7年以上も遠去かり、もう勝てないのでは、と苦しんでいた。


(誰のために闘うのですか?の質問に…)

   中島『家族のためって言えばカッコいいよね。

      自分のプライドのため?

      自分自身のためになんて

      そうそううまくいかないもんなのよ。

      人間って意外と人のために頑張るって方が

      頑張れるんだから。

      妙にそうなれない? 

      そう思った時に簡単に勝てるかもしれない。

      誰かのためにとかね、

      誰々のためにって思った方が意外と簡単に

      結果が出るかもしれないね。』


このインタビューの一ヶ月後に中島はダイヤモンドカップで優勝した。
勝ちたい。
何かを成し遂げたい。
簡単じゃない。
当然ながらへこたれる。
自分自身は諦めることが出来る。
自分を許すのは簡単だし、楽な選択だから。
「人間って意外と人のために頑張るって方が頑張れるんだから」
そうなのかも、いやそうなんだと思う。
武井壮も、被災地でがんばる人たちも。


THEイナズマ戦隊の「応援歌」って曲をいつか番組で使いたい。
でもスポーツドキュメントにはあまりにストレート過ぎて難しい。
       


去年、NHKの「ラジオ」というドラマで挿入歌として使われていた。
被災した宮城県女川のインターネットラジオ局の実話ベースの物語。
やられた、と思った。
この歌詞、この声、ド直球で泣けます。

http://www.youtube.com/watch?v=mKMIBlnrDYc


明日も走れるけど、あえて休んでみようと思う。
キロ7分くらいで5キロジョギングなら休養としてもいい。