朝、起きたら胃の不調を感じる。
走るつもりだったけど少しためらう。
4日のときみたいに走ってから再び寝こむことになるのか。
とりあえず少しだけ走ってみよう。
特にゆっくりでもなく普通のペースで8キロ走る。
食欲もある。
だいじょうぶだよね。
自分の身体と会話するってこういうことか。
画像は最近お気に入りの道。
芦屋浜の陽光緑地、水路沿いの土手の上にあるジョギングコース。
灯油を買いに行く。
信号待ちの交差点をクレーン車が通過した。
車体に英語表記で crane とある。
そうか、クレーンって鶴かあ、鶴から由来した言葉だったんだ。
帰宅して嫁に、知ってる? クレーンってさあ…と語り始めると、
間髪をいれず、その話、前に聞いた、と言われた。
そういえば、そうかもしれない、と恐る恐る思い出す。
この写真を撮ったときだ。
まだ去年の話。
施設へ送られる日も遠くないかも。
写真は六甲アイランドの鶴。
…午後からひとりで京都へ行く。
ひとり飲む、京都 である。
- 作者: 太田和彦
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2011/05/19
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きょうは少しだけ贅沢しよ。
四条烏丸で下車して上ル。
iPod で梅津和時のソロ演歌を聴く。
なつかしい。
釧路のジャズ喫茶で演歌ソロのライブを聞いた。
あれは2009年の12月だった。
冬の釧路3拍4日、あんな旅がまた出来たらいいな。
午後3時オープンのBAR HAYASAKABA へ行く。
入店は3時半、いちどこんな時間にバーで飲む贅沢がしたかったのだ。
一杯目はホットラム。
丁寧につくってくれる。
二杯目はショートカクテル。
ウォトカベース、グレープフルーツ果汁。
ダイキリをアレンジしたもの。
NHKの朝ドラの話からニッカウヰスキーの話になる。
西宮にあったグレーンウイスキー工場が仙台に移転した話。
竹鶴の伝記本を読んで僕も早坂さんも余市工場へ行った話。
アイレイモルトのブルイックラディの古いボトルが好きだったという話。
独身時代、海外旅行へ行くと必ず免税店で高価なスコッチやアイリッシュを買った。
ミドルトン・ベリーレア、マッカランやグレン・モレンジー。
ブレンドウイスキーでもジョニー・ウォーカーのブルーラベル、ホワイト&マッカイ30年(古いボトル)
懐かしいな。
早坂さんが仙台工場で買ったきたグレーンウイスキーやモルトを啜らせてもらう。
グラスは小さなバカラ。
大きめのオールドファッションは持ってるけどこのくらい小さいのもいいな。
小一時間ほど飲んで出るとまだ明るい。
京都の冬の夕暮れは、コートなしでは寒いくらいで…。
もちろんコートは着ている。
厚手のダッフルコートは安心感がある。
梅津さんのサックスが津軽海峡冬景色をブロウする。
四条河原町まで歩く。
蕎麦まつもとのカウンター。
先客は2人だけ。
僕が座ると初老の夫婦2組が来て満席になる。
秋鹿の無濾過原酒をぬる燗でいただく。
ささみの一夜干し、わさびと海苔の山芋ポテサラ。
2杯目は七本鑓の八割みがき、これが旨い。
お米の味が濃い。
蕎麦味噌を追加。
3杯目は山陰東郷(三朝町の地酒)のうすにごり常温。
あてそば(少なめの盛りそば)を塩とわさびだけで食べる。
満足の蕎麦酒独酌でした。
六曜社で珈琲を飲む。
すこし酔いをさます。
ひとりで冬の京都の中心部を歩く、というのもなんだか贅沢。
7時過ぎ、ライブハウス RUG に入店。
スイスのピアニスト ティエリー・ラングのトリオを聞く。
きっかけはまたしてもバラカン先生のFMラジオです。
ビル・エバンスとか、ECMレーベルのイメージの叙情系のピアノトリオ。
期待通りの素晴らしいライブでした。
ティエリー・ラングはスイス ベルン出身、1957年生まれだから僕と同い年だ。
ベルンは最初にヨーロッパを旅したときに歩いた街で中世の街並がすごく気に入った。
あの頃、僕も、この目の前でピアノを弾いている彼も21歳だった。
当たり前のことに感動したりする、ひとり飲む、京都 の夜なのでした。
また来日することがあったらぜひ聞きに行こう。
阪急電車で帰宅。
しあわせな京都の一日でした。