2014/7/7 後悔も酒の肴

きょうは七夕、朝からどんよりした灰色の空。
台風が近づきつつある時期の典型的な空模様。
西の風強く、ときおり雨混じりになる。
よほど雨が強くなければ走る、と決めていた。
幸い雨は降らず、ひんやりした空気の中、8キロ走る。


   野分近し 砂州に群がる ウミウかな。  
   

西宮 夙川河口にて
   


ある時期から人生を悔いるというのも悪くないと思い始めた。
五十近くなった頃からだろうか。
別の道を選んでいた自分を夢想する。
当然のように後悔という心情も不可避。
それもこれも こみ で味わう余裕というか諦念というか。
今朝、こんなサイトを見つけた。
「死ぬ前に後悔したくない20のコト」
http://tabi-labo.com/23053/noregret20/


20ある中で強く響いたのはこの5つ。


1. 他人がどう思うか、気にしなければよかった
3. もっと他人の為に尽くせばよかった
4. くよくよと悩まなければよかった
7. あんなに不安を抱えながら、生きるべきではなかった
9. もっと思い切って冒険をすればよかった



  


自由にやってきたつもりなのに自分で自分を制約してきた。
20代の自分の思うままに生きていたら今頃は
オーストラリア西海岸のパースに移住してたはずだった。
実現しなかったのは具体的にイメージすることが出来なかったせいだ。
でも今、こうして健康で、走って、美味しいお酒を飲んで、
パースに移住したもう一人の自分を想像して後悔するのも幸せなのだ。


   


…10日にクレジットカードの引き落としがある。
出張経費の支払いがあるのでけっこうな金額だ。
額面を確認して各所から補填する。
以前はそんなこと心配することもなく残高があった。
いろいろと追いこまれる夏。
でも、まだ恵まれていることを自覚。
自覚しつつ種蒔きはしておく。
少しガマンする。
いつか鋭いカウンターアタックができるように力を貯めておく。


…昨日、愛用のTIMEXが死んだ。
電池交換は日記の記述によると2011年の6月だ。
3年か…。
ヨドバシへ電池交換に行く。
ところが、金属部分が錆びついてベルトと本体が変な密着の仕方をしてるそうで交換不能とのこと。
悔しいが高価なものでもないし新品を買うことにする。
この際、ソーラー電波時計にしようかとも思ったが、やっぱりデザインへつけ心地で選びたい。
ずっとTIMEXだったので愛着がある。
まったく同じ型番のものがまだ売られていた。
中国人の女性店員の説明を聞きながら購入する。


   


…局へ出て軽く打合せ。
ミナミで歌舞伎終わりの生島眼鏡堂と呑む。
ま、軽くね。
千日前の怪しげなエリアの虎食堂、英名 TIGER DINNER でビールとがっつり系の無国籍おつまみ。
白菜と豚バラにの煮こみ、鰯の梅煮、ローストビーフ。
みんな旨い。
目の前の大皿に煮込みハンバーグがあった。
名物料理らしい。
最初はハンバーグなんて、と無視してたのに料理の美味しさとアルコールを入れて胃袋が目覚めたのとです無性に食べたくなる。
ところが、隣の人がキープして注文して本日打ち止め。
ハンバーグを温めるとこ見てたら、うわ、目玉焼きのせやんか。
最初からそう書いておいて欲しかった。
飲んだのはサッポロ黒ラベル生と高知の地酒 美丈夫のうすにごり微発砲。
(美丈夫は回りの客にも伝染する)


二軒目は落ち着こうと東大阪の住職が最近行った道頓堀のBAR 村岡へ行くも臨時休業。
アンチョビの絶品サンドイッチとウイスキーに逃げられた。
やむなく元へ戻って独酌虎徹で最後の一献。
もちろん最後の一杯とはいきませんでした。
卵黄の味噌漬け、子羊の塩焼き、ゴーヤとツナのスパサラ。
酒は久留米の 庭のうぐいす と定番の 山鶴 。
いい酒でした。
気がつけば、ずっと立ってた。


   


眼鏡堂と別れて阪神電車の乗ったころ、K輪住職からメールが届く。
氏は法善寺のバーYでさっきまで飲んでいて、そこに歌舞伎役者のSといっしょだったとか。
そのバーは僕らが二軒目に行こうとしたバーの一つで、6人くらいしか座れないので選択肢から外した店だった。
思えばその店は亡くなった勘三郎さんもよく飲んでいたという。
眼鏡堂氏は勘三郎氏の本を書いている。
失念していた。
なんだか誤審を犯したレフェリーのような気分。