2014/10/7 青空のむだづかい(未)

10日の撮影の下見を兼ねて湖国を走る。
JR草津駅からタクシーで湖岸緑地へ出てロケ場所を探して北上する。
水生植物園のある烏丸半島を折り返して南下、南草津駅まで走ると18キロになった。
新快速で新ミニ番組「あすリート」のナレーション原稿の手直しをしながら大阪へ戻る。 


対岸から見た比叡山
裾野を大きく広げた姿が優美だ。
京都から見るのとはまったく趣が違う。
近江側からの姿がいいのはやはり景色を水が支配しているからだと思う。
きょうは漣(さざなみ)ひとつなく、鏡面のように秋空を映して絵画のようだ。
   


下見の日がこんなにいい天気だと青空をむだづかいしている気分になって焦る。
本番の時までとっておいて欲しいと思っても空はあっけらかんと晴れ渡っている。
そんな戯れ言をフェイスブックに投稿したらセルジオがメールをくれた。
彼は近江という土地が好きで特別な思いを抱いている。
敬愛する司馬遼太郎の「街道をゆく」の第1巻は「近江のくに」なのだそうだ。
週刊朝日に連載が始まったのは1971年のことだった。
こんな美しい書き出しで始まる。


  近江というこのあわあわとした国名を口ずさむだけでもう、私には詩がはじまっているほど、この国が好きである。
  京や大和がモダン墓地のようなコンクリートの風景にコチコチに固められつつあるいま、
  近江の国はなお、雨の日は雨のふるさとであり、粉雪の降る日は川や湖までが粉雪のふるさとであるよう、においをのこしている。


                                           (司馬遼太郎「街道を行く 近江のくに」より)






   



   


   




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