2014/11/23 神戸マラソン記

神戸マラソン終わる。
5時間25分、一応はパーソナルベスト更新。
(7年前のかすみがうらマラソンを9分短縮)
去年の宝塚ハーフで1時間56分だったので、後半かなり落ちても4時間台は余裕だと思っていた。
甘かった。
完走は出来たけど…自分に足りないものを思い知る結果でした。
正直、ふがいない自分にへこみました。
ラストはダッシュ出来た。
でも、フィニッシュしても達成感はなかった。
戦わんかったもんね。
目標もあいまいだったし。


準備はした。
瞬間冷却スプレーも、携帯食料も、ブリーズライトも、トリコロールのウエストポーチも。
でも、あんなデッドな状況になったら効果はない。
最初は嬉しがって沿道の声援に応えてハイタッチしたりしてましたが…30キロ過ぎになると、ゴメン、もう頑張れないから、放っておいて、となる。
端を走ってたのが中央寄りを走る。
もうかまわんといて。


ポテンシャルを絞り出す精神力がまったく足りないあ。
同じ年齢でも僕と正反対の闘争心や克己心が強い人もけっこういる。
メンタルが強すぎて身体がついていかず負傷するほど。
無理をしないことは中高年においては正しい態度だとは思うけど…少しはがんばりたい気持ちもある。
走ってる間、どこからか尾崎豊の歌が聞こえてきた。


♪僕が 僕であるために 勝ち続けなきゃいけない。


いまこの歳になって気がつくってのも神様は残酷です。
人生において僕にはその無理をするメンタルが決定的に欠けていた。
でも、複雑なものがからみあった人生で、素直に頑張れば成果が出るというマラソンは魅力的です。
またいつかこのガツンとした苦しみのようなものと勝負したいなとレースの3時間後くらいには思えました。



睡眠時間5時間弱、言い訳じゃないです。
でももう少し眠りたかった。
後ろは滋賀マツ、先日奥伊吹でクマを撮影した男です。
ウエアは半袖Tシャツに乗鞍で買ったアームカバー、アシックスのランニングタイツに黒のハーフパンツ。
シューズはミズノ、はき慣れたシューズなのに何故か違和感。
ソールの外側が減っているので自然とがに股になる。
アディダスにしておけばよかったかな。
    



午前9時にスタート、僕のEブロックは号砲に9分遅れ。
みなさん配布された黄色いグローブをつけてのスタートのパフォーマンスです。
こうしてみるとゾンビ集団みたい。
何時間後に数千人がゾンビみたいになるのですが。
  
  

大集団で神戸の街を走る。
気持ちいい。
元町、南京町神戸駅、新開地。
大開通りの交差点で震災の時にグシャと倒壊した銀行を見る。
あれから20年か…。


10キロ過ぎで先頭とすれ違う。
ケニア人と日本人の一騎うちの様相。
先頭から3つめくらいの集団の中にコスプレ女装のランナーがいた。
周りはランニング姿のシリアスランナーばかり。
あれイヤだろうなあ。


腕時計のラップは30までしかとれないので最初は5キロごとに測る。
前半は1キロごとのラップは意識せずに流れにまかせる。
5キロ33分35秒、10キロは1時間6分、5キロを33分くらいのラップを刻む。
目標も意志もなく惰性で走っている。
はたしてこれがよかったのか悪かったのか。


鷹取駅前でランナーが倒れていて頭からかなりの出血。
転倒したのだろうか。


15キロは1時間40分。
15キロ過ぎの垂水港あたり、気がつけば明石海峡大橋
  

折り返して20キロは2時間15分、5キロのラップは35分台に落ちている。
このあたりから1キロごとのスプリットをとる。
7分、8分、とズルズルと落ちていく。
一応、これでも走ってるのに8分?


25キロ過ぎ、須磨駅前でこいつが応援に来てくれてました。
でも、なんか不機嫌そう。

  


今回、嫁さんに沿道で応援要請をした。
新長田駅前と舞子の折り返しの二か所。
でも新長田ではコースを横切れず反対車線の歩道で応援。
バナナのエイドをお願いした舞子には時間を間違え間に合わず須磨駅前の25キロ地点で待ってもらう。
「クマモンの方が先に行ったよ」
そうゆうもんなんです。


30キロ手前、沿道でかわいい二匹を発見。
満足に走れないのに思わず駆け寄る。
でも、彼らは何なんだ?
女性ランナー目当てのパフィーマンスなんでしょうか。
  



31キロ過ぎ、去年僕も応援した場所、和田岬三菱重工前で編成M氏にピノをもらう。
この甘み、この冷たさ、めちゃくちゃおいしい。
このあたり歩きはしなかったけどさらにスピードが落ちる。


正面に見えるのは六甲連山鍋蓋山でしょうか。
いい感じで紅葉してるなあ、って走ってる時はそんな花鳥風月なんてどーでもよくなってるんですが。
  



35キロ手前、ポーアイへ渡る自動車専用道への登り。
敗残兵の群れ。
   


高速道路(自動車専用道)を走る優越感?
いや、そんな特典を味わえるような自分の状態ではありません。
このあたりから赤い神戸大橋が見えた。
うえ〜、あんなに遠いのか、と思ったのが偽らざる心境。
一刻も早く苦行を終えたい。
でも景色は最高。
ぐちゃぐちゃな精神状態でした。
  


神戸大橋手前、さらにひと登り。
ここを登った場所の眺めが素晴らしい。
次に走れたらゆっくりと味わう余裕が欲しい。
  


素晴らしいコースですよね。
でも走りながら思ってました。
きれいだね、きれいです。
でも、もういいよ、わかったよ、って。

  


ゾンビの群れが神戸大橋を渡る。
38キロあたりでしょうか。
  


ポートアイランドが見えてきた!
翼よ、あれがポーアイだ。
終盤、ここまで頑張れたのは何人かのポニーテールのおかげです。
  


ポーアイをぐるぐると走らされて残り2キロ手前。
かねてつのてっちゃんが応援してくれます。
一見、流行りのゆるきゃら風ですが1951年代誕生の歴史あるマスコットです。
ゆるキャラといえばそうだけど、福助とかペコちゃんとかヤン坊マー坊とかと並んでレジェンド、殿堂入りです。


  ♪ てっちゃん てっちゃん かねてっちゃん 
    竹輪とかまぼこちょうだいな
    へいへい まいど ありがとさん


このときは陽気にうたってるような場合じゃなかったんですが…。
つい写真を撮ってしまう。
  


(株)かねてつデリカフーズポーアイに本社があって、なんと創業は西宮なんですね。
途中、給食所にあった まめ竹輪 は美味しかったです。
タンパク質が走ってる時にどれほど効果的かは別にして。


残り1キロ、待ってました!
ここまできたぞ。
  


フィニッシュ手前の直線、300メートルくらいを猛烈スパートする。
なんだ、俺?


ゲート手前100メートルくらいのとこに有森さんが!
ハイタッチしてもらいました。
  


ああ、終わった。
  


なにニヤついてんだか。
     


三宮駅山側の居酒屋で滋賀マツと祝杯。
とりあえず反省会です。
  


帰宅、アイシングして整体でストレッチ、風呂、そして自宅ですき焼き。
  


7年ぶりのフルマラソンは不完全燃焼でした。